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5つ星のうち 4.0
コーヒーを飲みながら, 2013/6/16
タイトル通りの本。オールカラーで、写真や絵が豊富。わかりやすくて、大変見やすい。特に前提知識は必要なく、気軽に読める。
おいしいコーヒーの淹れ方、コーヒー豆の種類や産地や特性、クリームをはじめとするさまざまなアレンジコーヒーの紹介やカプチーノなどの作り方、バリスタの視点からどのようにコーヒーを楽しんで見分けて煎ったりブレンドするかのポイント、簡単なコーヒーの歴史の紹介、という流れになっている。巻末には、コーヒー用語辞典もある。
コーヒーの淹れ方ひとつとっても、水の種類やお湯の注ぎ方など、結構細かく解説されている。また、淹れ方の5つの要素と味の関係は以下のように説明されている。
・焙煎度**:(苦味強い)深煎り←→浅煎り(酸味強い)
・メッシュ**:(苦味強い)極細挽←→荒挽(酸味強い)
・粉の量**:(苦味強い)多い←→少ない(酸味強い)
・お湯の温度:(苦味強い)熱い←→ぬるい(酸味強い)
・抽出速度*:(苦味強い)遅い←→早い(酸味強い)
様々な器具の話もあるし、品種についても写真で実物を示しながら産地別の特徴をわかりやすく解説している。コーヒーの赤い実は、そのまま食べてもおいしいという。また、評価の基準としては以下の8つを挙げて詳しく説明している。
・基本の4項目:フレーバー、甘さ、きれいさ、総合評価
・次の4項目:酸の質、後味の印象度、口に含んだ質感、ハーモニーと均衡性
歴史についてはごく簡単な説明となっているが、複数ある起源の紹介、今のように飲まれるようになったのは15世紀前後と考えられている、ヨーロッパでは17世紀の資本主義の台頭とともに広まった、といったことの他に、日本の貢献として、1969年にUCCの創業者が考えた缶コーヒーと1973年にポッカが開発したホット/コールド機能付きの自動販売機の話がある。
幅広い対象の読者が、興味を持って読める内容にまとまっている。