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クロラさんが書き込んだレビュー

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Philharmonic or die
Philharmonic or die
価格: ¥ 2,924
在庫状況: 在庫あり

 
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 聴くだけで精一杯, 2008/2/21
全編通して、これをライブでやったのかと息つく間もないアルバムでした。音楽を楽しんでいる姿勢が前面に伝わってくる一枚です。正に「Tanz Walzer」の落とし子。「春風」「World's end supernova」は生まれ変わっていますし、ほかの曲ものきなみグレードアップしていると感じるのは、ファンの欲目ではないはず。気持ちの触れられるところが多い、可触性が高いというか、とてもざらついていて癒されるいいアルバムだと思います。

マイアミ・バイス [DVD]
マイアミ・バイス [DVD]
DVD ~ マイケル・マン
価格: ¥ 3,388
在庫状況: 在庫あり

 
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 凄かったです, 2007/12/7
ただひたすら「すげー。すげー」と唸っていた2時間。
フォーカスし過ぎ、露出し過ぎな不思議な撮り方と、ロケーションへの興味、愛着、全てが緻密に符合して完成された映像たち。張り巡らされた複線のりんとした響きもいい。マイアミ・バイスと潜入捜査を完璧に知悉しつくし、お金をかけつくし、そこにある美学とモラル、興奮を美しく切り取った映画。あとちょっとメカフェチ。流線型のボディラインだらけでそれだけで死ねそうな勢い。お金かけすぎ。内角えぐりこみすぎ。私を殺す気ですか。

ジーナが神罰の地上代行者っぽくて人間ぽくなくてよかったです。あ、もちろんストーリーも最高でした。まぁ、黒幕は・・・みたいな残し物もありましたが、次作があるならそちらを期待。 でもこれほど、全てのシーンに神経が張り巡らされたような映像は久しぶりに見ました。

社内うつ―職場ストレスのコントロール術 (こころライブラリー)
社内うつ―職場ストレスのコントロール術 (こころライブラリー)
小杉 正太郎著
エディション: 単行本
価格: ¥ 1,575
在庫状況: 在庫あり

 
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 不活性化した社員は活性化するのか?, 2007/11/20
だめな社員は取り替えろとか、まるで一くくりに1980年代以降の若い人を「シュガー社員」と説明するかのような本を読んで「ゆとり世代は」と溜飲を下げる前に、読んでもらいたい一冊。ひょっとして、自分が彼らを不活性化させているかもしれない、自分が「社内うつ」を作ることが得意な管理職者かもしれない、そして自分だって「すり切れて」いるかもしれない。

まず、「うつ病というのは、どの国、どの時代を見ても、人口の0.3%程度しかいません」という筆者の言葉に驚き読み始めました。
だって、うつってもっと多そうじゃありませんか?
社員1000人の会社でたった3人。いやそもそもうつの人が社会生活を全う出来るのかという疑問を挟めば、3人よりも2人、1人という数字になりそうです。

読んでみて、現在の企業構造的に起こりがちなストレス、それが何故起こるのか、どういったケースで起こるのか、そして真性のうつと区別することで、うつとしての治療では治らないと説明し、ケーススタディとしてのソーシャルで具体的な治療例がある。そしてそのストレスに理解を示した上で、対処法を紹介する。本書はそんなつくりになっています。

大体の人が、「ああこういうストレス分かる」と共感を持って読めるのではないでしょうか。そしてモチベーションがマイナスくらいに振り切れそうな時、イライラしている自分を感じた時、ちょっと立ち止まって読んでみるととっても役に立つ本だと思います。忙しい方はケーススタディを飛ばしても、問題なく理解できる内容になっています。

「みんなの意見」は案外正しい
「みんなの意見」は案外正しい
ジェームズ・スロウィッキー著
エディション: 単行本
在庫状況: 現在お取り扱いできません

 
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 読みやすい本はいい本だ。でも読み辛くても、良い本もある。, 2007/11/18
おそらくこの作者は民主主義に対して非常に高い理想を持っていて、驚くほどに幅広い好奇心と、知識を持った人なのだと思う。それらがたった1600円の本に詰め込まれてしまった、傑作でもあり迷作でもある。

この値段と、簡易なタイトル、及び親しみやすい表紙に期待して、「休日にちょっと難しい本を読みたい」といった向きの需要には全くそぐわない一冊でした。
テレビ番組の前振りから始まったかと思えば、畳み掛けるように引用が続き、エピソードはビジネスを中心としながらも政治から科学、経済、宇宙、スポーツと縦横に展開し、陳列され続ける。とにかく多すぎる。そして唐突に、頻繁に挟まれる(作者がそれを裏付けると関連付けた)各大学での実験の紹介。

困ったことに、それらが読み辛いけれども内容を持っていて、興味深く面白い。時に一文に止まり、何度も読み返して紙に主語と述語と彼の主張を区別してやっと意味が分かるといった文も多い。もっと一つひとつのエピソードを噛み砕いて、焦点をしぼり10冊くらいに分けて売ってくれ、と思うくらいのコンテンツボリューム。とにかく疲れた。

この本の一つだけ親切で人間的なところは、必ず確章の終わりの1センテンスで「こういうことがいいたかったのだ」という作者のまとめ、本音のようなものがあるところだろうか。例えば『第8章 科学 協力、競争、名声』のラストはこうだ。
『 科学の世界では、主張している人が誰であるかに関係なく、ほかのどんな理論よりもデータをうまく説明できるというそのアイディアに内在する価値ゆえに業績として認められる。
 これは幻想にすぎないかもしれないが、とても大切な幻想だ。』

読み辛いから4つ星。コンテンツ的には10個くらい星があってもいいんじゃないかと思う。

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)
いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)
岡田 斗司夫著
エディション: 新書
価格: ¥ 735
在庫状況: 在庫あり

 
24 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 超コストパフォーマンスな存在, 2007/11/1
『オタク学入門』から、なんて頭のいい人がいるんだろ。
こういう人が居て、公平な水平線から何かとやかく言っていてくれたら、
日本も安心だななんて思っていました。

やせちゃって心配でしたが、
これを読んだら安心しました。

あのときから何にも変わらない、分かりやすさと公平感。
すごくエッジのシャープなバランス感覚を持っている事を再認識。
こんな本がこの値段で買える事は、素晴らしいです。

とりあえず出張途中に買って、先に横の上司に読ませたら、「これおもしろいね」「これおもしろいね」「これ何にでも応用できるね」とかを連発していました。帰りの飛行機で自分でも読んで、大笑い。ありがとうございました。

動物の値段―シャチが1億円!!??
動物の値段―シャチが1億円!!??
白輪 剛史著
エディション: 単行本
価格: ¥ 1,470
在庫状況: 在庫あり

 
16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 どうしようもなく面白いエピソードたち, 2007/10/24
動物輸入商の筆者によって語られる、どうしようもなく面白いエピソードたちと、そこからぽろぽろとこぼれ落ちる作者の本音が面白い一冊。非常に親切な書き方になっており、一種一種の動物の性格が、表情が浮き上がってくるような読みやすく、たのしい本です。動物好きな人、これから動物を飼う事を考えている人には、是非一度読んでもらいたい。

でも、ピグミージェルボア、プレーリーに何かの特別な思い出がある人や、「昔飼ってた象が死んじゃって・・・今でもトラウマなの」なんて人にはお勧めしません。もしくは、ちょっと覚悟を決めてから読んだ方がいいと思う。

「カバを輸入する方法」「クマの飼い方:メンタル編」「足りないペンギン・足りてるペンギン」「シーラカンス飼育プロジェクト」「カメ絶滅危機の理由」「サソリvs婆さん」

各エピソードのタイトルを挙げるだけで、この本の魅力、紹介されている動物たちの魅力の一端をお伝えできたらと思う。

そして楽しんで読んだ後、「あれ?」とちょっと消化しきれないしこりを残せる、微妙な幅を持っている辺りが本書の凄いところ。そのあれ?も楽しい。

まぁこの本を1冊買った事で、ひょっとしたらレバノンの子供たちに本物の「ジラーフ!」を見せたいという作者の気持ちにちょっと寄り添えたと思えば、色々な事がどうでもいい。賛否はあるかもしれませんが、奇跡的な良書だと思います。

脇道にそれれば、私はテリー伊東さんが某猿で苦労させられた話が大好きで、筆者と彼がどんな話をしたんだろうと思うと興味深い。あと、バーバリーシープの値段についても教えて欲しい。

スカイ・クロラ
スカイ・クロラ
森 博嗣著
エディション: 単行本
価格: ¥ 1,995
在庫状況: 在庫あり

 
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 スカイ・クロラに出会うまで, 2007/10/11
『すべてがFになる』を読んだ時には、凄い人が出てきたと興奮したのを覚えてます。
鋭角的で、論理的、言葉に無駄の無い感じ。そして続々でるミステリには、5冊先くらいまで先の刊行予定が載っている。でも某対談で、「もっと読者が減ってほしいです」とおっしゃってるのを読んでからは「がっかり」で、離れていました。

2004年、たまたま見た森さんのHPに『STAR EGG 星の玉子さま』の紹介があり、『この本は、「少しでも沢山の人に読んでもらいたい」と森博嗣が初めて考えた作品です』という言葉に出会え、なんだかほっとして、その時に『STAR EGG』と、『スカイ・クロラ』を手にとっていました。

「ああやっぱりきれいだ」

本当に、一瞬一瞬を少し不器用に、でも綺麗に切り出していて、
戦闘シーンは切れ過ぎていて、でも全然はらはらも不安もなくただ気持ちよくて、読みながらたくさんの空を見てきたような、すとんとした気持ちになれました。

この本の刊行は2001年なので、沢山の人に読んでもらいたいと思って書いた本ではないのでしょうが、その排他性もまたこの物語を綺麗にしているのかもしれません。

HELLSING 8 (ヤングキングコミックス)
HELLSING 8 (ヤングキングコミックス)
平野 耕太著
エディション: コミック
価格: ¥ 530
在庫状況: 在庫あり

 
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「怪物とたたかう者は、みずからも怪物とならぬようにこころせよ」, 2007/10/10
「よい戦争はあらゆる目的を神聖にする」タイトルとともにニーチェより

とうとうアーカードが大海に、ツァストゥストラそのものになってしまったかのような8巻(既に人で無い存在の彼にそれは無理なんですが)。
ストーリー、人物、絵、どれをとってもとうとうここまで来てしまったというくらいに素晴らしい8巻。

ヘルシングは1巻から読んで欲しい大好きな作品です。
漫画だから出来る世界観に圧倒されます。
特に登場人物の言葉がかっこよすぎて、何度読み返してもあきません。

今から1年前と2ヶ月前に発売されたこの8巻。

8巻。それは、7巻の最後で示された、壮絶な「終わりの始まりの歌」、もしくは「最後の地獄の歌」の完璧な序章でした。まだ序章なんです。私の大好きな某神父様の死亡フラグは立ってしまいましたが。

7巻から8巻までは1年半でしたか。
そうですか。

・・・9巻まだかな。

あと4ヶ月?いや3ヶ月と半分くらい?

6巻から7巻までは11ヵ月半でしたか。

9巻まだかな。


300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組) [DVD]
300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組) [DVD]
DVD ~ ザック・スナイダー
在庫状況: 現在お取り扱いできません

 
21 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 やっぱり買ってよかった, 2007/10/6
劇場で見て、翻訳が変わっていると聞き不安でした。
確かに不必要にレオニダスや、王妃の言葉が文語になっていることで、彼らの人間味が薄れてしまっていてるように感じ、これだけで観た人は作品に入り込み難いかも、と少し残念。

100万人対300人のスケール感、
スローが入る戦闘シーンは、「これがスパルタ人の時間」で動いている時間が、私達の時間なのだと感じさせてくれる凄さに再度、息をのめました。
100万人の敵軍。矢で黒くなる空。吹き飛ぶ血、肉体。劇場ではただ映像に圧倒されてよく観れなかった、細部でスパルタの兵が一人、また一人と倒され、傷を追っていく過程や、最後の円陣の小ささに改めて胸を打たれました。

私の一番の泣き所だった、隊長が「ただ、どれだけ愛しているか言ってやりたかった(?)」というシーンもちょっと翻訳で台無しにされていて残念ではありましたけど;

でも、チャプターも30とシーンを意識して細かく割られており、「ここが観たい」というところからすぐ観れるのは嬉しい(欲を言えば、そこが終わるとまた戻ってくれたらありがたかった)。買ってよかったです。

追記(10/08):あらゆる意味で、レオニダスへの、あの玉砕への壮大なトリビュート・ビデオとして観ると、もう少し寛容になれるんじゃないでしょうか、この作品を批判する人へ。
レオニダスの人間的な深さも随所で描かれています。
最後に、一度会っただけの彼の名前を呼び、全てを知りながら許しそして一瞬に賭けたその瞬間を劇場で見せ付けられた人間としては、もう少し歩み寄れないかなぁ、と悲しくなります。

風来忍法帖―山田風太郎忍法帖〈11〉 (講談社文庫)
風来忍法帖―山田風太郎忍法帖〈11〉 (講談社文庫)
山田 風太郎著
エディション: 文庫
価格: ¥ 1,020
在庫状況: 在庫あり

 
5つ星のうち 5.0 何故か心に残る本, 2007/10/6
忍法帖シリーズに外れはない、と言われ読んだのはもう10年も前の学生の頃。
本当にどの作品も奇想天外、楽しませてくれる作品ばかりで、
当時の講談社シリーズで全部集めてしまったことを思い出します。

その中でも今思い出してまた読みたいなぁ、と思ったのが『風来忍法帖』でした(他にもあるけど・・・)。

最初は香具師どものとんでもなさに笑い、麻也姫との出会いから始まるストーリーのめくるめく展開に酔い、笑い。いつの間にか巻き込まれた女忍たちが登場し、後ははらはらしながら泣けてしまって泣けてしまって。

忍法帖の中でもちょっと下系の描写は多い方の作品ですが、シリーズ中数少ない純潔のヒロイン、麻也姫とそれをとりまく香具師たちを中心とした後半の物語展開は、初めて読む人にも受け入れやすい作品なんじゃないかなと思います。

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