14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
スタートレックの遺産, 2007/6/9
40年も前から現在まで日本をはじめ全世界で根強い人気を誇るアメリカのSFドラマ『スタートレック』シリーズの集大成と言えるゲームです。
『エンタープライズ』時代・『宇宙大作戦』時代・『新スタートレック』時代(『ディープスペース9』や『ヴォイジャー』を含む)の3世代に渡るスタートレックに登場する航宙艦最大4隻から成る艦隊を指揮して敵と戦うコンバットシミュレーションゲームで、惑星連邦・クリンゴン帝国・ロミュラン帝国・ボーグの4勢力が登場します。
ゲームモードは、ヴァルカン星人トゥレルを巡る物語を劇中の歴代艦長と共に追う「キャンペーン」と、簡単な設定で戦闘だけを楽しめる「スカーミッシュ」の2つがあります。
キャンペーンではエンタープライズなど歴代主役艦が登場、歴代作品で実際に各艦長を演じられた俳優陣が声の出演という豪華な演出が見られます。
また、キャンペーンでは戦果によって得たポイントで好きな艦船を最大3隻購入(1隻は劇中と同じ主役艦)して艦隊を編制することが出来ます。
さて、感想なのですが…ちょっと残念に感じました。
たしかに歴代作品で夢の艦隊を編制できるのはファンにとり面白いと思うのですが、キャンペーンでは世代が変わっても艦隊はそのまま(主役艦だけが変わる)なので新型艦などはよく考えて購入しないと不利な前世代艦で戦うハメになりますし、折角スキャンなどスタートレックらしいギミックがあるのに結局はフェイザーと光子魚雷を撃ちまくる戦闘に終始するという展開ももったいない気がしました。
スカーミッシュも、基本的にコンピュータが担当する勢力はポイントで購入できる最強の艦船を使うため、例えば巡洋艦で戦おうと思っても敵が強すぎて結局は戦艦同士で戦うしか無かったりします。
加えて、高いPC環境を要求するゲームでありながら、演出的には『STAR TREK THE BRIDGE COMMANDER』よりも前時代的な印象があったのが残念です。
なお、日本語版ではありませんが、艦船操作はマニュアルに簡単な一覧表がありますし、ミッションについてもマップに示される表示と目的を示す簡単な文章を読めばプレイは可能です。
ただ、ストーリーについては各艦長役の俳優さんが音声で解説するムービーが流れるだけですので、リスニングが出来ないとどういう物語なのかさっぱり解からないでしょう。
それにしても、『宇宙大作戦』時代のカーク船長ことウィリアム・シャトナーさん、だいぶお歳を召したお声でした…40年続くシリーズ最初の艦長ですからしょうがないですけど、ファンとしてはちょっと寂しい気がしました。