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5つ星のうち 4.0
「女は強ぇなあ。」本当にね。, 2006/9/25
最初に、星を一つ減らした理由を述べておく。
時代設定と衣装がかみ合っていない部分が見受けられたためだ。
特に、中盤から後半に差し掛かるところの「お葬式」の場面。
昭和40年代の、東北の炭鉱町のお葬式に、参列者のパンプスは
不似合いに見えた。
映画そのものは、とてもまとまってよく出来ている。
事実を元に、東北の垢抜けない炭鉱娘達が、一人前の
ハワイアンダンサーとして成長していく姿が、丁寧に描かれている。
小さなエピソードが積み上げられている中、印象的だったのは、
南海キャンディーズ・しずちゃん演じる小百合のエピソードと、
ハワイアンセンターの植物係になった男のエピソードだ。
父のために踊る、生きるために頭を下げる、その必死さが、胸を打つ。
物語の中に、「夕張」という地名が登場する。
映画を見ている私達は、舞台となったいわき、夕張をはじめとする
炭鉱が、その後どのような運命を辿ったか、皆知っている。
石炭から石油へ、歴史の変わり目で、必死に生きた人々がいた。
もがく男達、新しい道へ踏み出す、たくましい女達。
真摯に、諦めずに、前を向いて行きよう、と思わせてくれる映画だ。
(ほんと、あの衣装のズレがなければ!ああ惜しい)
同様の「石炭から石油へ、変わり行く時代に翻弄される人々」を
描いた映画として、ユアン・マクレガー主演「ブラス!」と
「リトル・ダンサー」がある。見比べてみるのも面白い。