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5つ星のうち 5.0
就業観はこうあるべきです, 2007/1/9
この本は一見、中小の製造業について書いているようですが、
実は日本全体の就業問題について論じています。
*成果主義人事の問題
*グローバルスタンダード(実はアングロサクソン流)偏重の問題
*正しい勤労観を教えない、学校教育・家庭教育の問題
*企業系列に対する誤解(バッシング)の問題
これらがいずれも、人材育成の短期化(というか放棄)を
生じさせていることに警鐘を鳴らしています。
働く人は「石の上にも3年」の心がけで仕事の腕を磨き、
雇う人は、年功(の修得)を重視して相応の賃金を保証する。
周りの人たちである両親・学校・行政は、
その風潮を育(はぐく)むよう双方を支える。
正直いって、全ての立場の人たちが反省してこのように行動を改めないと
本当の問題解決にはなりません。
この本の行間には、著者の無念と怒りが表れています。
しかしながら、この本を読んだ人は、
「とりあえず、自分・自社に襲いかかる問題の回避」はできるかと思います。
中学・高校生から経営トップの方、専業主婦や労働行政関係者まで
幅広く読んでいただきたい本です。