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からっ風野郎 [DVD]
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~ 三島由紀夫.若尾文子.川崎敬三.船越英二.志村喬.水谷良重 |
| 価格: ¥ 3,560 |
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5つ星のうち 4.0
「死の恐怖」と、勇気。, 2012/12/8
日本版が廃盤のようなので、海外版DVDを購入して観た。原題が「からっ風野郎」。 今はあまり使わない昭和の味わいのあるタイトルである。なるほどこういうガイを からっ風野郎というのか…。一方あっちのタイトルが「afraid to die」。全然邦題と 違うけど、なるほど言われてみれば、この映画の主題は死の恐怖と言えなくもない。 それにしても三島由紀夫は上手いなぁ。大根という指摘も多いけど、そのキャラクターの 印象度から評価すると私は上手いと思う。スチール写真と、動く姿はバルコニーの演説しか 見たことがなかったけれど、ヤクザな二代目と足を洗って若尾文子とカタギの生活を夢見る 可愛さがちゃんと伝わってきた。 余談だが、興味が湧いたので、三島の出演作「人斬り」も見てみた。これはまだDVD化されて おらず幻の名作の呼び声が高い。田中新兵衛という薩摩藩の人斬りを演じており、実話通り (つまり田中新兵衛も三島も)勇気を奮っての切腹は、鬼気迫る最高の迫力である。
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5つ星のうち 4.0
「死の恐怖」と、勇気。, 2012/12/8
日本版が廃盤のようなので、海外版DVDを購入して観た。原題が「からっ風野郎」。 今はあまり使わない昭和の味わいのあるタイトルである。なるほどこういうガイを からっ風野郎というのか…。一方あっちのタイトルが「afraid to die」。全然邦題と 違うけど、なるほど言われてみれば、この映画の主題は死の恐怖と言えなくもない。 それにしても三島由紀夫は上手いなぁ。大根という指摘も多いけど、そのキャラクターの 印象度から評価すると私は上手いと思う。スチール写真と、動く姿はバルコニーの演説しか 見たことがなかったけれど、ヤクザな二代目と足を洗って若尾文子とカタギの生活を夢見る 可愛さがちゃんと伝わってきた。 余談だが、興味が湧いたので、三島の出演作「人斬り」も見てみた。これはまだDVD化されて おらず幻の名作の呼び声が高い。田中新兵衛という薩摩藩の人斬りを演じており、実話通り (つまり田中新兵衛も三島も)勇気を奮っての切腹は、鬼気迫る最高の迫力である。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
まさに、「ブリューゲルの動く絵」。, 2012/12/5
ウィーン美術史美術館にはブリューゲルの部屋がある。有名な「バベルの塔」の右側にこの作品「十字架を担うキリスト」が展示されている。 16世紀オランダ・フランドル地方の農民の活き活きとした生活の中に、赤い制服を着た兵士に急かされながら十字架の重さに喘ぐキリストや ひたすら祈りを捧げるマリア、さらにはそれらを冷静に見つめるブリューゲル自身が描きこまれている。遠方の切り立った岩の上には風車が…。 ブリューゲルの絵を見た古今東西多くの人は、そこに描きこまれた人々の営みを見て映画のようだと思うだろう。そして其々の想像の中できっと ブリューゲルの絵を動かしてみるだろう。この映画はそれをやってのけた。まさに「ブリューゲルの動く絵」である。しかしタイトルがそれでは 少々間の抜けた感もある。原題は「THE MILL & THE CROSS」。崖の上が天国との境という台詞もあり、「風車と十字架」が重要アイテムなのだ。 ブリューゲルの絵を動かすには、今の時代はCGで一発である。実際この作品にもCGは多用されている。しかしそこに登場する大勢の人々は生身の 人間である。普通に生活の営みを演じているが、風車が止まるとすべての動作が固まり、ブリューゲルの絵になっていく。この時の人物はCGでなく 実際に全員が一斉に動作を止め固まっている。馬だけが監督の指示を無視して、少し首を振ったり足踏みしたりしているので解る。そこが面白い。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
まさに、「ブリューゲルの動く絵」。, 2012/12/5
ウィーン美術史美術館にはブリューゲルの部屋がある。有名な「バベルの塔」の右側にこの作品「十字架を担うキリスト」が展示されている。 16世紀オランダ・フランドル地方の農民の活き活きとした生活の中に、赤い制服を着た兵士に急かされながら十字架の重さに喘ぐキリストや ひたすら祈りを捧げるマリア、さらにはそれらを冷静に見つめるブリューゲル自身が描きこまれている。遠方の切り立った岩の上には風車が…。 ブリューゲルの絵を見た古今東西多くの人は、そこに描きこまれた人々の営みを見て映画のようだと思うだろう。そして其々の想像の中できっと ブリューゲルの絵を動かしてみるだろう。この映画はそれをやってのけた。まさに「ブリューゲルの動く絵」である。しかしタイトルがそれでは 少々間の抜けた感もある。原題は「THE MILL & THE CROSS」。崖の上が天国との境という台詞もあり、「風車と十字架」が重要アイテムなのだ。 ブリューゲルの絵を動かすには、今の時代はCGで一発である。実際この作品にもCGは多用されている。しかしそこに登場する大勢の人々は生身の 人間である。普通に生活の営みを演じているが、風車が止まるとすべての動作が固まり、ブリューゲルの絵になっていく。この時の人物はCGでなく 実際に全員が一斉に動作を止め固まっている。馬だけが監督の指示を無視して、少し首を振ったり足踏みしたりしているので解る。そこが面白い。
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5つ星のうち 5.0
高いクオリティ。息をのむ美しさ。, 2012/12/5
原作、脚本、監督、撮影、美術、そして出演者等々、 どれをとっても質の高い邦画の名作である。 船場の言葉もしきたりも今はきっと存在が薄れているだろう。 しかし映画を通じてその味わいは、充分伝わってくる。 時折、屋根から俯瞰したようなショットが挿入されるが、 そのポストカードを切り取ったような絵の美しさには息をのむ。 市川崑監督の真骨頂である。
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5つ星のうち 5.0
高いクオリティ。息をのむ美しさ。, 2012/12/5
原作、脚本、監督、撮影、美術、そして出演者等々、 どれをとっても質の高い邦画の名作である。 船場の言葉もしきたりも今はきっと存在が薄れているだろう。 しかし映画を通じてその味わいは、充分伝わってくる。 時折、屋根から俯瞰したようなショットが挿入されるが、 そのポストカードを切り取ったような絵の美しさには息をのむ。 市川崑監督の真骨頂である。
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28 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
前作を凌ぐ閉塞感打破の名著, 2012/11/6
企業が求められる資本コストを「高い金利」と言い当てたエコノミストを私は知らない。 多くの企業経営者は、資本コストが8%と言われると高いなと漠然と考えていると思うけど、 「その金利はちょっと高すぎない?」と投資家に向かって言おうとは考えない。 普段私たちは、利益とは「社会から与えられる頑張ったお駄賃」のような感覚で捉えている。 それを「利益=株主の求める金利」と正面から言われると、まさに目からウロコである。 我々は株主を重要なステークホルダーと意識した時に、もっとそのことを認識すべきであった。 これらを一日本人ストラテジストが、閉塞感ある側に向かって堂々と論じるのは気持ちがいい。 様々な側面から日本経済を見てきた北野氏ならではの、さすが経験に裏打ちされた説得力である。 前作を凌ぐ名著と言えるだろう。
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5つ星のうち 5.0
凛とした癒しが萌芽しだす美しさがある, 2012/9/25
最近のアメリカ映画には珍しく、最後まで静かにそして丁寧に、物語は流れていく。 初めてのプロデュースと主演の二役をこなすニコール・キッドマン渾身の作品である。 様々な役を演じてきた彼女がやっと辿り着いた映画というキモチが全編に溢れている。 被害者がその加害者と接触するというテーマは難しく、それだけにそれを主題にした 映画は名作が多い。ベルギーの「息子のまなざし」という作品もカンヌで絶賛された。 両作品ともに感情を極限まで押さえ、そこから凛とした癒しが萌芽しだす美しさがある。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
凛とした癒しが萌芽しだす美しさがある, 2012/9/25
最近のアメリカ映画には珍しく、最後まで静かにそして丁寧に、物語は流れていく。 初めてのプロデュースと主演の二役をこなすニコール・キッドマン渾身の作品である。 様々な役を演じてきた彼女がやっと辿り着いた映画というキモチが全編に溢れている。 被害者がその加害者と接触するというテーマは難しく、それだけにそれを主題にした 映画は名作が多い。ベルギーの「息子のまなざし」という作品もカンヌで絶賛された。 両作品ともに感情を極限まで押さえ、そこから凛とした癒しが萌芽しだす美しさがある。
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5つ星のうち 5.0
ONE OF MY BEST MOVIES, 2012/9/10
何を隠そう・・・小学校以来、マイベスト10にずっとランクインし続けるほど大切にしてきた映画。 DVD化をひそかに待ち続けていたが遂に実現、私以外にも同じ心持ちの人が大勢いたことを知った。 改めてブルーレイで再会すると淡い色合いが上品で、総領事の自邸もフィレンチェの街並みも美しい。 またよく見ると、小林桂樹似の父親も子供への愛情を十分持っているし、なぎら健壱似の弟も愛らしい。 怒られても怒られても「シーパパ」と答える彼も、母親の声が消えた時ばかりは自分の所為と言えない。 ラストシーンとともに、胸が締め付けられる場面である。 最後にどうでもいいことを一点・・・柔道の場面、壁の「空」の字が逆さまなのを数十年ぶりに確認。
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