とおのとほさんのプロフィール > レビュー

プロフィール

とおのとほさんのコンテンツ
ベストレビュワーランキング: 2,613
参考になった: 1666

ガイドライン:Amazon.co.jp コミュニティのガイドラインについてはこちらを参照してください。


とおのとほさんが書き込んだレビュー (山形県東置賜郡)

表示する順番:  
ページ: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11-20
pixel
ひかりの星
ひかりの星
浜田広介著
エディション: 単行本

5つ星のうち 5.0 100年前の日本人の腹の切り方, 2015/6/28
レビュー対象商品: ひかりの星 (単行本)
広介の娘浜田留美選定。浜田童話1000篇から、あまり知られてはいないが優れた作品を7編まとめたもの。
所収作品は「ひかりの星」「第三のさら」「よぶこ鳥」「石の下のアリ」「うさぎのきょうだい」「犬と少年」「琴の名人」。
「犬と少年」という題名を見た者は、犬と少年の友情を思い起こすだろう。すっかり欧風化した日本人の多くは、友情といってもどちらかというと犬が人間に服従している関係を思い浮かべるだろう。100年前の人間はそうではなかった。犬と人間は対等、むしろ幾分、自然の側にいる犬の方が賢こく、そうでありながら人間に尽くしてくれる、それが本作品である。
少年が弱った父のために火を欲しがる。相談を受けたやま犬がアイデアを提案し少年を指図し、成功に導く。
自然を従属させるのか、畏怖するのかの違いはあるが、結局は人間の利益になるようにするという人間中心主義に変わりはないと思えそうだが、決定的な違いがある。
それは相談を受けた者が先頭をきって命がけのことをすることである。提案者が責任を負うかのように最も危険な役割をも担う。
相手が少年だということもあろう。年長者は年少者のためには命がけになる。話を受け入れるということは命を懸けるところまで受け入れるということだった。
自然と人間、年長者と年少者、リーダーと部下・・・より自然の側に立つものが命を張るのが日本のしきたりだったと教えてくれる作品のような気がする。


どがんね 古賀常次郎詳伝 第3版
どがんね 古賀常次郎詳伝 第3版
佐保 圭著
エディション: 単行本
価格: ¥ 1,296

5つ星のうち 5.0 発達障害と思われる主人公の社会的成功は励みになる, 2015/6/20
少年時代の箇所を読んで思い当たることがあった。彼は、そして一という彼の父もそうだと思われるのだが、発達障害がある人なのではないかということだ。ADHDのジャイアンタイプとか。
学校の勉強がとても苦手だったらしい。ケンカに明け暮れていた。けれどもけっして心がひねくれていたわけではない。その証明のために、懸命に勤めに励んだり、たくさんの表彰を受けることに努めたりすることになったのではないか。

発達障害者は若いころは失敗が重なることもあるだろうが、年齢を重ねると共に障害は落ち着き、社会的に貢献できる人物になりうることを証明して見せた書物として励みになる。


AULOS(アウロス)シンフォニー ソプラノリコーダー バロック式 503B(E)
AULOS(アウロス)シンフォニー ソプラノリコーダー バロック式 503B(E)
出品者:Rock oN Company
価格: ¥ 1,742

5つ星のうち 5.0 少し音がいいかな, 2015/6/20
Amazonで購入(詳細)
音色がいく分良くて、良い分だけ感動した。次に一番気になっていた高いラが出てひと安心。気のせいか、穴もピッタリふさぐ。
これまで家族分だけあるジャーマン式を利用していたが、この度ついにバロック式に転換。たくさんあるものを使わずにわざわざ買ったということで、途中で投げ出すわけにはいかなくなった。めざせ! 年末クリスマスパーティーでのサプライズ。


純粋理性批判 (まんがで読破)
純粋理性批判 (まんがで読破)
カント著
エディション: 文庫
価格: ¥ 596

5つ星のうち 5.0 心の欲する所に従って、矩を踰えず, 2015/6/16
カントについてなにも知らないというのに、本書はまともにエッセンスを砕いて解説してくれた良書だという実感を得た。
30数年前、「純粋理性批判」を読もうとして同僚や知り合いと読書会を開き、「解体新書」ばりに一語一語コツコツ解読を試みていった。ドイツ語のできる者がいて原書をあたってみたり、研究家のノートを紐解いてみたり。そもそも研究書自体が難しい。
本書は、エピソードでお茶を濁すことなく、先生が高校生に向かってレクチャーするという形でかなり分かりやすく説明してくれている。おかげで長年の欲求が少しは満たすことができた。
そういいながら、誤解だらけのことを発言してしまうが、カントは「哲学」とか「科学」とかいっても、基本は信仰を哲学的に説明したということではないか、という感想だ。
「論語」のいう「七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず」をいっているのではないか、とも連想した。自己益のために善的な行為をするのは不純だ、というのは実感できる。極楽へ行くために、功徳を積むためにボランティアをするというのは、される方にはたまったものではない。「義を見てせざるは勇なきなり」だからするというほうがマシな感じがする。

カントは「自然界の根底に目的が存在すると言っているのではなくて 私たちはただ反省的判断力によってあたかも自然界の根底に目的が存在するかのように考えなければならないと言っている」
まったくキリスト教信仰ではないか。現象を神の摂理と受けとめる信仰と同じ発想だ。自然界に目的はない、と断言している点が盲信とは違う賢明な認識だ。
私も自然界に目的はない、と思っている。だから津波も神による罰というのは当たらない。けれども、自然は神の国に似たでき方をしているという感触はある。その感触を基にして私たちは日々を反省的に営まねばならないという思いだ。
カントが形而上学を批判していたということを始めて知ったとき驚いたものだった。彼がその権化ではなかったのかと。形而上学の改革者であったのだ。


ものがたり絵本 ひょっこりひょうたん島
ものがたり絵本 ひょっこりひょうたん島
井上 ひさし著
エディション: 単行本(ソフトカバー)

5つ星のうち 4.0 合作とはいえ、ひょうたん島が漂流するようにしたのは井上ひさしによるのではないか?, 2015/6/12
NHKテレビ子ども向け番組「ひょっこりひょうたん島」は1964年に開始されたという。私の記憶では、その前は「チロリン村とクルミの木」という人形劇で、ミトンに首をつけた人形で芝居をしていた。歌もよく歌われていた。私は歌がとても苦手で退屈だったが、物語を楽しむために我慢して見ていた。
「ひょっこり」の人形は最先端の人形で、その斬新さに子どもながら度肝を抜かれた記憶がある。歌はやはりよく歌われ、耳をふたぎたかったが乗り越えた。今思えば、物語の先を早く知りたかったのだと思う。
その物語の進展には、人形の操作の斬新さ以上に斬新ですぐに虜になった。子どもにはタブーと思われる悪い人がこれでもかと登場したからだ。さらに子どもたちもきれい事や幼稚なことばかりいってないで大人にしっぺ返しをするシーンもあってドキドキさせられたのだ。
本書を買ったのは、あとがきで裏話が紹介されていたからだ。NHKディレクターで物語の発案者である武井博でなければ語れない物語誕生の秘話だ。
国民歌となった「ひょっこり」のテーマソングが締め切り間近になってギリギリのところで生れたという。
私は「ひょっこり」は井上ひさしが作詞したものとばかり思っていたが、三人の合作らしい。
有名になると「オレがやったんだ」と名乗りを上げたくなるものだが、三人の合作とするのが仁義なのだ。編集者がいろいろ創作のお手伝いをしても、著作権や名前は作家になるのが常識だ。ましてや、テレビの台本など誰が書いたなど追究するのがヤボなほどだろう。だから「ひょっこり」の台本原本などどこかに消えてしまうのだ。
それでも一言添えたいの人情だ。武井も一枚かんでいたことが本書でよくわかった。
武井によれば、彼らが作ったテーマソングは「波をチャプチャプ」ではなく「ジャブジャブ」だったという。これまた制作のどこかの段階で「チャプチャプ」のほうがかわいい、と変更されたのだろう。

ビートルズだって、曲を作るのに誰がどこまでタッチしたのか、お金を分配する必要上明らかにするのにかなり時間がかかった。
三人の合作だといっても実際のシナリオは、井上ひさしが大部分を書いたという。それでも合作として仁義を守ったという。

本書を読むと、今の子どもたちはピンと来るかなあ、という時代性を少し感じたが、そんなもの吹き飛ぶような急展開で余計な心配は必要ないようだ。

「ひょっこりひょうたん島」は日本そのもの。気ままに漂うのは井上ひさしの少年期のようだ。ひょうたん島は武井さんが着想したようだが、浮島のように漂流する発想は井上ひさしの体験によるのではなかろうか。


目からウロコ 聖書の読み方―レクチオ・ディヴィナ入門
目からウロコ 聖書の読み方―レクチオ・ディヴィナ入門
来住 英俊著
エディション: 単行本
価格: ¥ 810

5つ星のうち 4.0 聖書を通して神の教示に身を浸す時間, 2015/6/12
文字通り、聖書の読み方のハウツーである。ハウツーを軽んじてはならない。批判も当たらない。一時「マニュアル人間」とか称して彼を揶揄する風俗批判があった。文化の継承はすべてハウツーから始まりマニュアルを通してステップアップを図ってきたのではないか。人の言葉に耳を傾けなかったから新しい時代を開く旗手になりえた、とかいって特定の人間をもてはやしたりするが、彼らだって白紙に自分の色だけを染めたわけではない。
冒頭、シリーズのテーマである「目からウロコ」のネタに触れる。祈りとはどのようにするものか、娑婆に流布しているイメージを挙げる。例えばイエスやマリアの偶像の前で手を合わせて瞑目する姿を俗物のイメージする例として出してみる。読者は、それがなにか? と応答する。そして著者は俗物のウロコを剥がしてくれるのだ。
「祈りは聖書を読むことなのだ」と。そうして、祈りとしての聖書の読み方のハウツー解説が始まる。
提示されているやり方の一、二は我流で自然にやっていることもあるだろう。けれど改めてハウツーを体系的に提示されると、とても目が開かれる思いだ。

芥川賞作家平野啓一郎の「スローリーディング」を思い出す。私は速読を批判されることには反論したいが、スローリーディングにはなんら排除する理由を持たない。むしろ、贅沢な時間のもち方だと思う。想像を遊ばせることによって創造の糧となる。

本書の提案する読み方は見た目はスローリーディングだが、空想を遊ぶのではなく聖書世界に深く分け入り信仰を深めるのだ、ということだろう。けれどもスローリーディングの範疇とも重なることは間違いない。聖句に触れて瞑想する、至玉の時間へのお誘いのパンフレットである。


太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男- スタンダードエディション [DVD]
太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男- スタンダードエディション [DVD]
DVD ~ 竹野内 豊
価格: ¥ 2,986

5つ星のうち 4.0 美しかった降服シーン, 2015/6/12
ロマンチックなところの漂ったところもあったが、わたしは「いい映画だった」と評価したい。終わりよければすべてよし、だ。
終戦を迎え、本音は勿論やめたいところだが、勢いのすこぶる残っている部隊をいかに納得させて、戦勝国部隊に投降するか、リーダーとして難しい采配をふるわねばならないところだろう。部隊によっては終戦したというのに玉砕でもしたところがあったのではないだろうか。あってもおかしくはなかっただろう。ほとんどの人間は終戦のことなど考えていなかったはずだ、除隊した後のことは考えられても。

しかし、まったくイメージできていなかったにもかかわらず、彼らによる降服の姿が立派に描かれ、日本人の名誉は守られた。美しい場面だった。日の丸を掲げ、軍歌を歌い、洗いたての軍服、整然とした行進、大場大尉の抜刀の礼がとても誇りに感じられた。このシーンが見られただけで十分ではないか。しかも徹底抗戦を決意した兵が山に残ったのだ。もはや十二分だ。

帝国軍人は直属の上官の命令以外では降服できないという大場大尉の言葉は、元陸軍少尉小野田寛朗を思い出させた。彼は終戦を薄々気づいてはいたが、拡声器による呼びかけやビラをどんなに撒かれても投降しなかったのは、直属の上官の命令がなかったからだった。
彼がジャングルから姿を現したときの敬礼した姿はとても身の引き締まる光景だった。映画での役者のお芝居などではなく、本物の帝国軍人の敬礼だったからだ。戦後20年もしてようやく投降してジャングルから姿を現したのは、直属上官の命令書を見たからに他ならない。投降は戦闘よりも難しいことなのかもしれない。


帰ってきたヒトラー 上
帰ってきたヒトラー 上
ティムール ヴェルメシュ著
エディション: 単行本
価格: ¥ 1,728

5つ星のうち 4.0 鉄のオーラは不滅ということか, 2015/6/11
ヒトラーが現代に甦ったらどうなるか、戦後、何度も繰り返されたジョークのような発想がまたしても出現した。
しかし、それは悪夢を再現させることでも狂人のたわごとになることもなく、新たな角度から描写され、おもしろく楽しませるところの政治や社会風俗批評エンターテインメントだった。
ナチス趣味だけでは足りず、戦後から現代までのドイツ史がある程度でいいから、それは知っていないと楽しめないと思われる。私のような初老の人間なら生きている間に自然と目や耳にしてきたことで十分だが、例えば十代の少年少女たちに東西対立した冷戦時代への諧謔はどれだけ分かるだろうか。そして分かるとすれば相当なドイツ・マニアといえるだろう。

ヒトラーを戦勝国側からどんなに戯画化され、狂信者に描かれようと、彼のとてつもない鉄のオーラは否定できないことを本書でも確かめられた。
ただ、小説としてはちょっと飽きてくるところもあった。それは個人の問題だろうが。


パソコン や メモリ の 動画 を 大画面テレビ 高画質再生 ウルトラメディアプレーヤー HDMI出力で高画質 簡単 持ち運び AL-ULMEDIA
パソコン や メモリ の 動画 を 大画面テレビ 高画質再生 ウルトラメディアプレーヤー HDMI出力で高画質 簡単 持ち運び AL-ULMEDIA
出品者:αスペース
価格: ¥ 4,780

5つ星のうち 4.0 中国的おおらかさで受け入れよう!, 2015/6/9
Amazonで購入(詳細)
DC電源のプラグがきちんと入りません。中途半端なところでストップ。でも電源は入ったのでまずはいいかあ。家族で、写真や動画が見られるのはとてもいいことです。


実戦フルコンタクトカラテ―ベニー・ユキーデのマーシャルアーツ 闘いのテクニックとトレーニング (1982年)
実戦フルコンタクトカラテ―ベニー・ユキーデのマーシャルアーツ 闘いのテクニックとトレーニング (1982年)
ベニー・ユキーデ著
エディション: -

5つ星のうち 5.0 Billy Blanksの前にあったもの, 2015/5/31
「激突!格闘技 ~四角いジャングル~ 猪木世界一への道 べニー・ユキーデ旋風」DVDを最近見ることができて、本書を思い出した。探し出してみた。今の自分にできそうなのは柔軟体操くらいだが、そんなこと思わずに、コンビネーションなどもやれるだけやって歳とろうかなあ。


ページ: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11-20