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とおのとほさんが書き込んだレビュー (山形県南陽市)

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どうぶつしょうぎ
どうぶつしょうぎ
価格: ¥ 991

5つ星のうち 5.0 3歳の孫が欲しいって?, 2014/12/18
Amazonで購入(詳細)
買ってはみたものの、簡単にはやらんゾ! 大人だけで楽しんで見せて、欲しがってもすぐには渡さない。
3回くらいおじいの家に来てまだ欲しがっていたら考えてやろう。
ゲームソフトはまだないようで、人間相手にしかできないのが不満。ネット上にもあるけれど、最弱が自分にはちょうど良い。
孫よー、いつかはジジイを追い抜いてくれよな。


イヴォンヌの香り [DVD]
イヴォンヌの香り [DVD]
DVD ~ イポリット・ジラルド

5つ星のうち 5.0 老人ホームや湯治にうってつけではないか, 2014/12/18
レビュー対象商品: イヴォンヌの香り [DVD] (DVD)
いい映画だった。たぶん、若い人には不評だろう。「仕立て屋の恋」「髪結いの亭主」ほどドラマが展開されてなさそうだから。でも昼寝用に流しておくにはよい作品ではないだろうか。Rー18の逆みたいに適齢があるかもしれない。ルネ(ジャン =ピエール・マリエール)という不思議おじさんくらいになればイヴォンヌという若い女のボーイフレンドになれるように、本画も楽しめるのではないだろうか。

男と遊ぶのは好きだが、固有の男に執着することのないイヴォンヌ。男たちの気持ちを酌んでお相手してくれるから男たちは勘違いする。すぐに××命になる女性とは真逆な女なのだ。というよりも、映画観賞用に、あり得ない女性像を創造したものなのかもしれない。ともかく、そういう装置を作ってもらったおかげで美しい女性を十分に堪能できる。

ルネおじさんの自暴自棄な行動や突然の自爆などもあるが、全体はリゾート地のような温暖な土地での美しい女性との出会い、というシチュエーションで男の欲望に応えてくれ、心地よい鑑賞をさせてくれる。わたしの古女房も安心して放っといてくれる・・・。

老人ホームなんかでの上映に適しているのでは?


ヒマラヤ 運命の山【DVD】
ヒマラヤ 運命の山【DVD】
DVD ~ フロリアン・シュテッター
価格: ¥ 4,530

5つ星のうち 4.0 画像はすばらしい、だが謎は解けたのか, 2014/12/16
レビュー対象商品: ヒマラヤ 運命の山【DVD】 (DVD)
登山用具の広告でメスナーの名を知ったのは20年くらい前のこと。図書館で翻訳本を読んでみたが、植村直己とか、他の日本人登山家の手記と比べてどうもピンと来ず、投げ出していた。
本画を観て思い出すことがあった。登山に興味を持つ前に既に知っていた人だったのだ。それが本画で取り上げた「事件」である。
1970年、ナンガ・パルバットで弟を亡くした事件である。当時、わが家は毎日新聞を購読していたが、奇怪な遭難事件として図入りで報道していた。兄弟二人が、本隊と別行動をして遭難騒ぎを起こした記事であった。新聞でも兄弟について責めているような感じではなかったと思う。なおのこと、別行動は謎めいていた。

本画ではメスナーはドイツ人だ。けれどもネット検索をするとイタリア人である。劇中で、オーストリア人をドイツ人と混同する場面があった。国境の入り組んでいるところの事情は日本人には分かりにくいのかもしれない。

かつて「ブリキの太鼓」を観て、スゴイと思ったものだったが、ドイツ映画の凄さは本画でも感じた。構成がカチッとしていた。
パキスタンの山を初めとした美しい光景が楽しめる。また、落ちたら、底に着く前に身体は霧となって散ってしまうのではないかと思えるほどの絶壁など映像は美景絶景をくまなく描写していて感嘆するに価したが、アクロバットなクライミングテクニックの披露などはなく、「運命を分けたザイル」のようなドラマは希薄だったような気がした。ハリウッドのような下品さがない、といえばいえるだろう。

謎といえば、ビバークの準備もなく、兄貴だけ登頂をめざすなんてズルいとばかりに弟が追いかけてきた、ということになっているが、8000メートルの高度でそんなことをする登山家がいるものだろうか。謎はサッパリ説明されていない、ということか。


ロリータ【字幕版】 [VHS]
ロリータ【字幕版】 [VHS]
VHS

5つ星のうち 5.0 今後はロリコン=犯罪者という図式はなんとかしてほしい, 2014/12/6
Amazonで購入(詳細)
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「ロリータ」をスタンリー・キューブリック監督はどんな思いを持って制作したのだろう。原作を、といってもわたしは翻訳を読んだのだが、クィルティを演じた「ピンクパンサー」クルゾー警部の役を演じた名優ピーター・セラーズの早口の名演技が印象に残るばかりで、中年男と中学生の交わるエロティシズムはあまり感じられるものではなかった。もちろん、登場した俳優たちはみな素晴らしい演技をしていて、わたしなどはシャーロット役の女優に恋をしそうになったくらいだ。けれども、亡命ロシア貴族ナボコフの趣味には共感できなかったのではなかろうか。
そこで1997年公開の本画に期待を繋いだ。冒頭で、なぜ主人公のハンバートがロリコンになってしまったか、説明があった。そこに登場したフランスの美少女こそ、しっとりとして日本人好み? 少なくともわたし好みの少女だったのだが、物語の舞台はアメリカに移り、奔放に育った元気すぎるヤンキー娘にスポットが当たる。
スー・リオンと比べてドミニク・スウェインには“ロリータ”のオーラはあるのか、という期待を抱いて開幕を待った。
「ビミョー」このようにしかいえないものだった。日本人男性がどうのこうのいっても「グローバルではこれなんだよ」といわれるかも分からない。少なくともわたしや、チラっと観た家内も「スー・リオンよりかわくない」というザンネンな思いだった。
まだ子どもに近いドミニクもそれなりに名演している。彼女には罪はない。彼女は天才子役だ。日本人の勝手な期待という話なのだ。キューブリック作品よりもかなり原作に踏み込んでいる努力は評価しようと思う。

つくづく活字は偉大だと思う。活字によるイメージの再現力は脳内的にはとても“リアル”だ。小説を読んだほうが心の底に潜むロリコンをよほど刺激してくれる。

蛇足かもしれないが、現代日本でのロリコンは幼女誘拐魔といった犯罪者と等しくなっている。語源の元になった作品でもロリコン男ハンバートは犯罪者である。犯罪に短絡しないロリコン文化?がぜひ育っていってほしいことを願う。


ロリータ [DVD]
ロリータ [DVD]
DVD ~ ジェームズ・メイスン
価格: ¥ 992

5つ星のうち 4.0 1959年 東京オリンピック開催が決まる, 2014/11/26
レビュー対象商品: ロリータ [DVD] (DVD)
下宿のオーナーであるシャーロットが下宿人ハンバートといい時間を持とうとして娘ロリータをキャンプに送り出す日、二階から出立するのを見ながら、ハンバートはロリータの部屋に忍び込む。彼女のベッドに座り、寝具を手にとって匂いを嗅いだり臥したりするのだが、雰囲気としてはあまり変態臭くはない。メイドが手紙を持ってくるが、ロリータの部屋に入っていることを知られていても動じた様子がない。まさか、それほどまでに黒人を差別しているということはないだろう。映画を作るに当たって変態のゾーンに深入りしないように注意深く守っている感じがする。

女子高生の部屋をハンバートの目を通して観客に紹介しているシーンになるのだが、壁にはプレスリーやポールアンカの写真が貼られている。その右側に貼られているペナントが気になった。「TOKYO」とあるのだ。何の記念のペナントなのだろう。1959年に次期オリンピック開催地が東京と決まる。それを記念したものではないだろうか。ただ、描かれている人が防寒帽のようなものを被っている。手に持っているものが何であるかは判明しなかった。

さて、左に貼ってあるチラシのようなものには脚本家のクィルティの顔がある。冒頭で、ハンバートがこのクィルティの屋敷に乗り込み、彼を撃ち殺すところから映画が始まる
のだが、その彼の写真がロリータの部屋に貼ってあるのだ。そのわけが後半にロリータ自身の口から説明される。

スタンリー・キューブリック作品の大部分を池袋文芸座で見た。キューブリック作品だから観たのだが、ナボコフの原作のほうがはるかにエロティックでおもしろい。
もう、40年も前の読書なので詳しくは語れないが、主人公のハンバート先生がいわゆるロリコンになったのはなぜか、心理学的に説明されたドラマが原作には挿入されている。また、映画ではなにげないドライブのようになっているが、チェス好きのナボコフは駒の進め方を暗示したアメリカ大陸旅行になっている。

ニンフェットの定義を映画でも語られていたが、自分なりに思いを申し上げると、ニンフェットは、おじさんに対しても思わしげな眼差しをしたり、グイグイと遠慮なく接近してくる。一見、清楚で神聖さも感じられるが、案外、俗な感覚や好奇心を併せ持っている。その気にさせられたおじさんは、その二重性につい翻弄されてしまう。
おもしろかったからと文庫本を貸してくれたり、「買ってぇ」と迫ったりするが、衝動的に発してだけなの、言動を記憶してなく、責任も持たない。
おじさんという人種が好みかというとそうでなく、単に得しそうだから近づくのであって、ゴールはいたって平凡な年齢相応の男とする。
ゴールしてしまうと、それまで放っていたニンフェットのオーラは雲散霧消してしまう。

美少女好みは、源氏物語の時代からある。紫の上などは10歳くらいで光源氏に拉致され「飼育」される。ペットを飼いたがるのとあまり変わらない衝動であろう。

ニンフェットとはつまりは生まれたとき備わっていた動物性をまだ残している美少女ということだ。現代はペットブームだから、このような少女たちは気をつけなければならないだろう。

ロリータ役のスー・リオンは嫌いなタイプではないが、物語からするとちょっと成長しすぎていて、わたしはあまり入り込めなかった。


ブッダ 14 新装版 (Kibo comics) (希望コミックス)
ブッダ 14 新装版 (Kibo comics) (希望コミックス)
手塚 治虫著
エディション: コミック
価格: ¥ 504

5つ星のうち 5.0 登場人物たちの多くが死んで物語は終わるけれど・・・, 2014/11/22
第6部(3)
第12章 シャカ族の滅亡
第7部 
第1章 悲報
第2章 ダイバダッタ
第3章 アジャセ王の微笑
第4章 旅の終り

前巻の続きとして、ブッダを色情狂の殺人鬼にしたてた根元を断つというところまではいかないまま、これは砂漠に水を撒いたように雲散霧消した。物語の進展はそれどころではなく、大団円に向かって激しく展開したからだ。とはいえ、ブッダに帰依したルリ王子の信頼は揺るがず、犯人逮捕に向かったのだ。しかし、それが大きな悲しい出来事のきっかけとなる。
ルリ王子が王となるべく、バセーナディ王は幽閉されるが、ブッダの「雑草を友とせよ」との導きによって癒しを得られるものの、目覚めるところまでは行かなかった。ブッダの孝行の勧めに応じてルリ王子は父王バセーナディを解放するが、バセーナディは復讐心に囚われてマガダ国のビンビサーラ王に会いに行くが、門前で死ぬ。

愛弟子タッタも結局は復讐心を克服できなかった。カピラバストゥの騎士ベーランダと結託してコーサラ国に暴動を起こし自滅する。

ブッダ自身へこの出来事は跳ね返ってくる。自分の教えはなんの力にもなからなかったのか、と。大昔から現在までこの疑問はたくさんの人に湧いてくる。空疎な言葉で人を惑わす信用のおけないものとして。そんな妄想や観念に囚われず、現実の解決を求めようと。しかし、そうやって人々は倒れていった。
そんな落ち込んでいたブッダをなんと屈折の人アナンダが救う。己に生まれつき取り憑いていたマーラに克って、師に差し伸べる手ができたのだ。私はこのシーンで泣いた。

異父兄弟でアナンダ以上に深く暗い淵にいるダイバダッタは、イエスを陥れたユダのように、ブッダを帰依する相手ではなく利用する対象としてしか見てとれない。自己の夢実現のために教団乗っ取りを図り、あろうことかブッダ暗殺を画策する。人間の歴史ではこうやって罰も受けることなく子々孫々まで繁栄していることの方が多いかもしれない。仏教説話として、あるいは手塚マンガではこれは許されない。ユダがイエスをユダヤ神官たちに売り飛ばした後、首を吊ったように、ダイバダッタも自滅していった。

父王ビンビサーラを幽閉し死なせたアジャセ王子だが、脳腫で苦しみ出す。ビンビサーラ王は息子アジャセに殺されるという予言に苦しんできた生涯だったが、そんな妄言は吹き飛ばされることなく成就してしまったのは、深みを増すための苦味だろうか。
そのアジャセもまた脳腫になった。彼を救ったのがまたブッダであった。布教の手段に病気治しを使うのは卑怯と思われるが、ブッダはそんなまやかし教団の教祖ではない。自分の命を惜しまず捧げたものだ。三年もの年月をかけて脳腫を治癒した。ミゲーラの皮膚病による膿を自分の口で吸い出すという行為を思い出す。あれは身近な人を助けたい一心だった。自分の命を削ってでも助けなければならないことだったのだ。そこには、手段としてではない、純粋理性としての行為だけがある。これこそ「人間の中に神がおられる」という悟りに通じることなのだろう。

霊鷲山(りょうじゅせん)での最後の教えは大乗仏教の始まりのように見えた。最初の巻にあったエピソード、ウサギが人を救うために自分の命を捧げたことが1場面も省略されウことなく再度掲載されている。この巻でマンガ「ブッダ」は終わるが、読者諸氏の始まることを願ってのことだろう。

デーバがみんなに代わってブッダに尋ねる。「死ぬのが怖い。死んだらどうなるのか」
肉体という殻から離れて空(くう)に帰る。「くう」といっても空虚の空ではない。大空(宙)の「くう」なのだ。

臨終間際、スパッダという訪問者への教えとして「仏・法・僧を信じよ」。僧とは僧侶だけのことではなかった。「正しい人々の集い」。大教団は維持する過程で教えが歪む。けれど、小さい集いは励みになり、実践の活力になる、ということだと思われる。ちなみに「仏」は「天の教え」、「法」は「真理の教え」だという。


ブッダ 13 新装版 (Kibo comics) (希望コミックス)
ブッダ 13 新装版 (Kibo comics) (希望コミックス)
手塚 治虫著
エディション: コミック
価格: ¥ 504

5つ星のうち 5.0 王子たちはみな、ブッダ同様、父王を乗り越える, 2014/11/21
第6部(2)第6章 意志と意志
     第7章 解放の日
     第8章 ダイバダッタの陰謀
     第9章 ナラダッタ
     第10章 祇園精舎
     第11章 陥穽

儒教の教えの強い日本ではどうかな、と思われる場面があった。シッダルタが出家するに当たり、妻子を棄てたことが気がかりだった。それが今巻に来て、再会する。妻ヤショダラと息子ラーフラはどんな思いで夫であり、父を迎えたことだろう。しかも、かたや聖者として今をときめく大教団のリーダー。かたや奴隷の身として日々を命を削る暮らし。その差が大きすぎる。ブッダは「目覚めた人」とされているが、けっして完成した人とは描かれていない。まだまだ人間臭いところを残している。特別な解決策を持っているというわけではない。奴隷の身となっている他のシャカ族の人々を含めて、その一同を前にして仏陀は何を語ることができようか。極めて難しい立場である。思い出すに2011.3.11の被災者たちの前で「がんばってください」などと安易にいわないようにしよう、という言葉が出回ったが、その言葉もまた耳にすれば、気をつかっていただいてありがとうであり、どうでもいいよ、という思いも錯綜したのではないかと思う。安易な慰めの言葉は受け入れられないという状況の中で、生き方を語るのは難しい。そんな状況が13巻に設定され、ブッダも作者もかなり葛藤したことだろう。
ブッダの言葉は「いまこそ、正しい心で正しい行いをせよ」ということだった。慰めではなく、激励であり、戒めであった。もちろん、一般人は被災者に向かってこのような、追い討ちをかけるような言葉はいえない。修行を積んできたブッダだからこそいえるのである。そして、わたしには身にしみる言葉であった。
ルリ王子の底知れない暗い悩みはブッダによってようやく解決されたようだ。
ルリ王子の悩みは、自分に奴隷の血が流れていることだ。じつは人間にはみな暗い血が流れている。何をしても洗い流せない暗い血が自分の身体を流れている。ルリ王子は懊悩しているだけ、救われる機会がある人だった。そんなルリ王子に「黒いゾウも白いゾウもゾウはゾウだ」といった。いまの自分を受け入れる覚悟を持て、といったのだと受取った。ルリ王子の青春の葛藤はようやく治まる。
そういえば今巻には青年が3人登場している。シッタルダの息子ラーフラ(王子)、コーサラ国のルリ王子、そしてマガダ国のアジャセ王子。アジャセ王子もルリ王子と同様、父王との戦いがある。
アジャセ王子の場合は、ブッダが寄り添う代わりに屈折した心の持ち主であるダイバダッタによる唆しがあって、アジャセもダイバダッタもまだまだ苦難の道が続くようだ。
儒教的な親への忠心を王子たちは仏教によって乗り越えようとする。今巻は短いエピソードがたくさんあるがみな重い。

獣に落ちる修行をしていたナラダッタ聖人は死を迎える。狂人に思われがちだった苦行者の最後はブッダに看取られることによって成就するというのは、苦行は否定しないが、苦行そのものでは完結できない、という仏教の厳しい断定がある。

ルリ王子の息子ジェータ王子はスダッタ長者の強い奇岩を受け入れて自分の美しい庭園を与える。それがあの有名な「祇園精舎」だった。「祇」はジェータの「ジ」、ジェータの園ということらしい。シャカ族を憎み、虐げたコーサラ国に教団の活動拠点を置けることになるとはものすごいドラマではないか!

次巻に繋ぐドラマとして、コーサラ国の地元の教団による仏教を排除するための陰謀が始まる。
指導者ボッカラサティに取り込まれている女スンダリーが色気と我が命でブッダを罠にかける。聖者を色欲によって貶めることは常套手段のようだ。それはインドばかりでなく世界中にあるのだろう。禁制のゆるい日本でもあることなのだろうか。親鸞聖人は妻帯者だったことから、日本ではインドで起きるようなことはなさそうだ。ただ、かつて、女性問題で首相の座を短期で滑り落ちた方がいたことは記憶にある。

さあ、いよいよ次巻は最終巻である。手塚治虫はどんな結末を用意してくれているのだろうか、期待を持って14巻を手にしたいと思う。


ブッダ 12 新装版 (Kibo comics) (希望コミックス)
ブッダ 12 新装版 (Kibo comics) (希望コミックス)
手塚 治虫著
エディション: コミック
価格: ¥ 504

5つ星のうち 5.0 教団の維持か、思想の深化か、ブッダは最後の旅に出る, 2014/11/19
第6部(1)
第1章 サーリプッタとモッガラーナ
第2章 避難する群れ
第3章 死の沼地
第4章 狂女ヴィサーカー
第5章 ルリ王子と再会

教団が大きくなると戒律ができるだけでない。いろんな派閥が生まれることだろう。古参の弟子たちは新参の弟子に差をつけたいだろう。能力のある弟子ならば野望を持ちたいだろう。リーダーが言ったからといって納得できないこともある。
そして教団の維持は教えと矛盾するようになっていく。教えを守るか、教団を維持するか。もっとも教えを守れない教団など虚しい限りだろう。
ブッダは最後の旅に出たのだろうか。今巻では、既成の教団は棄てたように見受けられた。
芭蕉のことだが、芭蕉は常に句境の前進を模索し続ける。すると弟子たちは着いていけず、ようやく習得した師の教えを盾にして師に従わない。だから、芭蕉は聞く耳を持った弟子たちを求めて旅に出た。旅の途上で、旅を肥やしにして新しい句境を開拓し、現地で世話する弟子たちを相手にして興行を打つ際に新しい句境の句をお披露目する。

ブッダもまた教団経営に倦み、境地を深化させるために旅に出たのだろう。その旅は苦境に満ちていた。
旅のお供をするのはアナンダ。そして、めぐり遭ったのが最悪のルリ王子だ。ブッダの身内たちが奴隷となって苦悩しているコーサラ国にたどり着き、どんな説法をブッダはするのか、次巻に期待しよう。

人は死ぬとどうなるのか。自然の精気に散らばっていく。空(くう)に人は帰るのだ。


わかる「板書」 伝わる「話し方」
わかる「板書」 伝わる「話し方」
栗田 正行著
エディション: 単行本
価格: ¥ 1,836

1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 家庭内板書をしてみたくなった, 2014/11/17
Amazonで購入(詳細)
本書を読んで、またサークル活動がしたくなった。少人数でミーティングをする際、板書しながらやったことが思い出される。20年も前のこと、箇条書きに書き連ねるだけだったが、それでも頼りになった。サークルでの板書は、話が外れていかないための重要なアイテムだ。

茶の間にも小型のホワイトボードを置いてみたら楽しいものになるのではないか、と思われた。わが家はあまりミーティングしない。同じ屋根の下で飯を食ったり寝起きしているだけだ。
家庭での黒板的な存在は掲示板ということになるが、掲示板では連絡事項ぐらいしか記入しないものだ。茶の間にボードを立てて好きなように書き込んでもらう、ということをしてみたらどうなるか、やってみたくなった。

本書は小学生くらいが対象で、塾講師経験が基になっているようだ。著者は数学の先生。わたしが求めているのは文章の場合である。いかにまとめ、周知し共有し、深めていくか、そのための板書の仕方(まとめ方、進め方)だが、本書には漠然とした心得は書いてあったが、国語の場合の具体的な板書の仕方はあったかもしれないが、印象に残るものはなかった。

自分の側に本書から受取れる力がなかった、という感じがする。
国語の先生の手になるものが欲しいな。


Tao Zen(タオ&禅)瞑想エクササイズ
Tao Zen(タオ&禅)瞑想エクササイズ
大内 雅弘著
エディション: 単行本(ソフトカバー)

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5つ星のうち 4.0 寄せては返す波のイメージで呼吸してみる, 2014/11/16
いろんな瞑想エクササイズが提案されている。エクササイズというと、例えば腕立て伏せは日常よくやるフィジカルエクササイズだが、どうせやるなら、元気のポンプを押しているつもりでやったり、仕事がはかどるようになるというイメージでやったほうが断然、楽しい。そのためのイメージが添えてあるので、イメージ力に自信のない人は本書を手元において、エクササイズを始める前に読んでおくといいだろう。

珍しいのを二つレビューしておく。

〈サードアイからのエネルギー交換法〉
1.額から力を抜く
2.気持ちを集める
3.サードアイで微笑する
4.エネルギーを大切な人のところまで放出させる
5.愛が流入してくる
6.内面と外側が調和したら、エネルギーを丹田に集める
7.丹田は温まる

〈舌のエクササイズ〉
心臓・ハートと舌は連動している。舌を口から出してダンスをさせる。
蛙や蛇、アリクイではないので舌はそんなに動かないが、鼻の頭、アゴ、左右の頬を舐めるように動かし、心臓を安定させる。


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