2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
難しいけど・・・, 2008/3/23
ニュートン、アインシュタイン、そして現代人のオッサンの
対話形式で展開される、特殊相対性理論の解説本ですが・・・
内容的には正直難しいです。ある程度科学に関する知識が必要になります。
そして、対話形式のクセに、数式もちょこちょこ出てきます。
(まあ基本的に物理学の本ですから仕方ないですけど)
こうしてレビューを書いている僕も、そこら辺の難しい部分は
あまり理解していません。
しかし、しっかりと特殊相対性理論の肝となる部分は
議論という形で何度も繰り返されるし、その点では一般にある解説書よりも
余程丁寧な作り方をされているな、と思います。
内容に難しい部分はありますけど、「分かった気」には確実になれます。
そして、良くある「解説だけの解説書」と違い、小説的な進み方をするので
これまでの解説書にはない圧倒的な臨場感で、まるで、自分が
3者の議論に対峙しているかのような、はたまた自分が議論を交わしているような
感じを受け、世界にドップリと引き込まれます。
僕は3回ほどこの本を読み返しましたが、また将来読んでしまうことでしょう(笑)
不思議な魅力のある本です。
ニュートンが登場することにより、古典力学との対比についても
多く言及があり、特殊相対性理論の理解に一役買っています。
(特殊相対性理論を一方的に解説するのではなく、古典力学の話を
織り交ぜることで、より話を具体的にしてくれます。
もっとも、ソレが原因でややこしくなっている部分もありますが。)
とりあえず雑学として相対性理論を知りたい方にもオススメですが
この本を読むことで新たに具体的な疑問を持つことも出来るので
深く相対性理論を知りたい方の「はじめの一冊」としてもオススメできます。