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5つ星のうち 5.0
いまプレーしても怖い。, 2013/4/14
= 楽しさ:5つ星のうち 5.0
一つ一つのお話はそれほど長くはないものの、100話というのはかなりのボリューム。
結構長く楽しめます。
内容はいわゆるサウンドノベルで、効果音やCGによる怖い演出がなかなか渋い。
怪談の達人、稲川淳二のお話も何話か入っていて、流石に素晴らしい出来。
画面に百本のローソクがついていて、好きなところそれぞれをクリックするとそのローソクごとに異なる怪談が始まるという凝った趣向。
そのお話が終わると、そのローソクが消えていくという仕組みです。
この作品の続編がサターンで出ましたが、この作品のリメイクではなく続編ですので、PCエンジン版とは別のお話が入っています。
しかし、この元祖PCエンジン版、サターン版と比べて旧作ながら結構凄いんですよ。
この元祖PCエンジン版は、バイノーラル録音により、ヘッドフォンを使えば音響も最怖。
バイノーラル録音とは、ダミーヘッドを利用して音響を徹底的に研究して作られた技術で、現在のようなスピーカーを多数利用したサラウンドなどとは違い、通常の2スピーカーのヘッドフォンで最高の性能を出せるようにした素晴らしい技術です。
ラジオドラマなどに使用された大昔の技術ですが、現在のサラウンド技術以上に効果的で、安物のただのヘッドフォンで、サラウンド以上の音響効果が得られます。
ヘッドフォンなら本当に背後、左右から声が聞こえるように感じ、その音響の素晴らしさは見事。
しかもスタッフは超一流の怖がらせるツボを、音響においてもよく計算しています。
ぜひヘッドフォンやステレオイヤホンを用意してからPCエンジンの電源をいれて、プレーを始めてください。
オープニングの「かごめかごめ・・・」でいきなりビビらされますよ。
実のところ、お話の大半がソノラマ文庫などの実話怪談を集めた文庫本などに収められたものをサウンドノベル化したものですので、こういった実話怪談ものの文庫が好きな方は、既に読んだことがあるお話ばかりかと思います。
(とは言ってもそれらは現在では廃刊になっているので、これからプレーする方は未読のものが多いかもしれません)
ちなみに私は怪談ものが大好きで、一時相当そういった文庫を読みあさっていたので、ほとんどのお話が既に読んだことのあるものでした。
しかし、改めてサウンドノベル化されると、全く違ったイマジネーションを与えられ、やっぱり怖楽しめました。
今では2ちゃんねるやアンドロイド用の無料アプリなどで、数多くのこういった実話怪談モノが出ていますが、この作品はそれらの先鞭をつけた作品といってもよく、いまプレイしても非常に出来の良い作品と思います。
特にサウンドノベルはCGや3Dポリゴンの技術進化によっても古さがなくなるものではないため、今更PCエンジン??ってわけでもないところで、今でもオススメできると思います。
ただ、実話ものということで本当にマジ怖なので、ホラー好きな方以外は止めといた方が(って、このパッケージ見てホラー嫌いな人はまず買わないと思いますが・・・)