すじ子さんのプロフィール > レビュー

プロフィール

すじ子さんのコンテンツ
ベストレビュワーランキング: 146,517
参考になった: 278

ガイドライン:Amazon.co.jp コミュニティのガイドラインについてはこちらを参照してください。


"すじ子"さんが書き込んだレビュー

表示する順番:  
ページ: 1 | 2 | 3
pixel
Chicken Zombies
Chicken Zombies
出品者:KAWADEN
価格: ¥ 2,600

26 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 個人的には最高傑作, 2003/5/23
レビュー対象商品: Chicken Zombies (CD)
初期のひねくれた歌詞のビートパンクから、日本を代表するロックンロールバンドへと変化を遂げたミッシェルの、
ちょうどその変化の過渡期の最中のあるアルバムだと思う。
過渡期だから中途半端だとか、発展途上だとかいうことではまったくなく、今までのスタイリッシュなロックを踏まえつつ、

歌詞がいじけを捨て、演奏はよりラフに、その結果すごくバランスのいいアルバムになっていると思う。
バンドのテンションは、次の「ギヤ・ブルーズ」よりもこれのほうが高いんじゃないだろうか。
こんなテンションをCDとかレコードに込められるバンドは本当にそうそういないと思う。

でもこのアルバムが傑作なのは、テンションだけで押し切る楽曲で全曲占められていないからこそだと思う。

曲を一つ一!!つ見ていっても、「マングース」「ゲット・アップ・ルーシー」「サニーサイド・リバー」など、
メロディーが立っていてとても良くできたポップな曲もあるし、

「ブギー」のような、テンションやポップさだけでは表現できないだれた世界を描ききった曲もある。
個人的にこのアルバムで一番好きな曲は「ロマンチック」。
けだるいイントロからはじまり、けだるいボーカルが入り、そのまま歌は終わり、気づくと演奏が異常なテンションになっている。

この混沌に「ロマンチック」という名前をつけることがもうとてもかっこいいと思う。

異常なテンションと、だれた空気とポップさが共存しているこのアルバムはあくまで個人的にだがミッシェルの最高傑作だと思う。



旅路ニ季節ガ燃エ落チル
旅路ニ季節ガ燃エ落チル

28 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 メジャーデビューアルバム, 2003/5/10
レビュー対象商品: 旅路ニ季節ガ燃エ落チル (CD)
まず、ジャケットがとてもいいと思う。戦前に描かれた1枚の絵の一部分を引用したそうだが、
この絵を選んだジャケットから全10曲まで、あまり言いたくないが神懸っている。
良いバンドはほとんど必ずと言っていいほど、1枚や2枚まさに神懸りなアルバムを不思議なことに作ってしまうけれど、イースタンユースの場合はこれになるんだろうか。

正直それぞれ一曲一曲の良さは、次の「雲射抜ケ声」の方が上かもしれないが、アルバムを統一するテンションはこっちの方が明らかに高い。
ロック音楽は楽曲の良さも大切だけど、テンションの高さが一番その作品の出来不出来を決めてしまうと思う。

「いずれ暮らしの果てに散る」と、抗いようの無い事実を受け止めながらも、
「明日が呼んでいる」と、やはり!それでも生きていこうとする姿勢に、インディーズの頃から不変だった、
「自分対世界」の構図が少しこのアルバムで変わったんだなあ、と感じた。

「明日の在りや無しや 知るものか」から、「明日が呼んでいる」への変化。その変化は本当に素晴らしいと思う。

10曲目「歌は夜空に消えてゆく」に歌われる一行の歌詞、

「明日また、陽が昇るなら、笑えるさ。笑ってみせるさ。」

やはりそこに表現が立ち帰ることがイースタンの目標であって本質なんだなあと感じた。



雲射抜ケ声
雲射抜ケ声
価格: ¥ 2,517

2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 立ち枯れて尚、日々は続く, 2003/5/10
レビュー対象商品: 雲射抜ケ声 (CD)
前作で完全にイースタンだけの世界を完成させてしまった様な気がして、
「これからどうするんだろう」と期待しつつ第三者なりの不安を抱いたが、
このアルバムの一曲目「砂塵の彼方へ」を聞いたとき、
さらに彼らの世界が広くなっていることに驚いた。
そしてそれ以上に、あれほど容赦無く自分や世界を切実に見つめた歌詞を前作で書き切りながらも、

「目蓋に菜の花、思いで哀しい、か 馬鹿げた感傷だぜ」と言い放った吉野の強さに、素直に感動した。
1枚通して、過剰に感傷に浸らせること無く、かつ随所に前向きなメッセージがこめられていて、
しかしやっぱり少し泣けてしまうという、絶妙なアルバム。



踵鳴る
踵鳴る

5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 メロディーメイカーかもしれない, 2003/5/10
レビュー対象商品: 踵鳴る (CD)
「俺は俺なら良い」とインタビューで言った吉野自身をそのまま反映したサビの歌詞は単純に素晴らしい。
個人的にはカップリング3曲目、井伏鱒二の詩を引用した「サヨナラだけが人生だ」が出色。
正に詩に遜色劣らない素晴らしいメロディーがつけられている。珍しくピアノも入れられている。
この一曲だけのために買っても損はしないと思う。

世界は割れ響く耳鳴りのようだ
世界は割れ響く耳鳴りのようだ

3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 イースタンは, 2003/5/10
もう稀有って言っても良いほどの、鮮やかで壮大な音の世界を表現できるバンドだと思う。
単純に曲のよさも、少しずついまだに良くなっていっているというのも驚かされる。
そしてまた馬鹿みたいだけど、歌詞を読んでいくだけでも鳥肌が立ってしまう。
吉野の書く詩はどんどん洗練されていって、それと同時にどんどん聞く側を鼓舞してくれる。

このシングルは2曲ともかなり完成度が高い。
個人的にはカップリングの「路傍の影」はもっと多くの人に聞いてもらいたい。アルバムに収録されていないだけに。
「理由無く輝く俺達」
という歌詞に自分はとても奮い立たせられた。日本人で良かったと思った。



其処カラ何ガ見エルカ
其処カラ何ガ見エルカ
価格: ¥ 2,470

6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「素晴らしい世界」を抜けた世界, 2003/5/10
レビュー対象商品: 其処カラ何ガ見エルカ (CD)
作品を重ねるごとに、吉野寿の書く歌詞の表す世界は確実により大きく、より鮮明になっている。
そしてそれに触発されるように、演奏により表現される世界もまたどんどん大きくなっている。
こう言うとひどく陳腐に聞こえてしまうが、やっぱりこのバンド、特に吉野は表現の中心に
「希望」を持ってくる人なんだなあと、このアルバムを聞いて素直に感じた。

もちろんただ前向きであるのではなく、
「薄紫の感傷が降り積もる
薄紫の現実が降り積もる」
と歌う曲もあれば、
ただ無機質に流れる時間に何か観念的なものを感じてしまう恐怖を歌う曲もある。
しかしこのアルバムは「ドアを開ける俺」で終わる。タイトルそのままの、外へ飛び出していこうとする勇気がひしひしと伝わってくる曲だ。<P!>しっかり表現の中に「翳り」を落とすから、より中心の「明り」が際立つ。
聞き終えた後に、大きな爽快感が心に残る。
やっぱり吉野とバンドのもっとも伝えたいことは、この爽快感なんだろうとこれを聞いて思った。



孤立無援の花
孤立無援の花

7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 いずこへ、彷徨い消える, 2003/5/8
レビュー対象商品: 孤立無援の花 (CD)
イースタンユースのメジャー契約前の最後となったアルバム。
「溢れ出る涙は拭わない」と、決して悲しみを否定するのではなく、むしろ肯定しそれでもひたすら前向きに生きていこうとする
吉野寿の歌声には、否が応にも心を打たれてしまう。

このころのイースタンユースは、正に各々が「自分」のためだけに音楽に身を窶して必死に周りと戦っていたんだと思う。
裸足でも行かざるを得ないほど、緊迫した現実に突っ込んでいかなくては行けない。
そんな吉野の決意がみなぎる快作。



FILM STARS REVENGE [VHS]
FILM STARS REVENGE [VHS]
VHS
出品者:wing★名坂店★ 毎週火・金が発送日です。
価格: ¥ 960

1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 意外と手が込んでる, 2003/2/24
レビュー対象商品: FILM STARS REVENGE [VHS] (VHS)
割と、いわゆるロックンロールバンドのPVはライブ映像だけだったりスタジオ演奏だけだったりと、
硬派なものが多いんですけど、ミッシェル、初期はプロモに手が込んでいます。
もちろん演奏がメインでそれがいちばんかっこいいのですが、随所に入る「遊び」の部分も面白い。
とにかくバードメンのクリップはファンなら見ればまず笑います。

あのクハラのいやらしい笑いが、たまらないです。
クリップもすごくかっこよかった。初期は。リリィなんかも音と映像の違和感ゼロです。

買って損はしない内容です。



どこへも帰らない
どこへも帰らない
価格: ¥ 2,863

13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 底なし, 2003/2/12
レビュー対象商品: どこへも帰らない (CD)
ピーズの中で、メロディーのキャッチーさという面では全作中最高でしょう。
メロディーだけでなくて、歌詞の面でも突き詰めた感が強いです。
閉塞感の塊のような前作「とどめをハデにくれ」の世界を抜けて、
開き直りにもとれるやけくそに明るい諦念が爆発してます。

収録曲の中の前作アルバムタイトル「とどめをハデにくれ」が正に開き直った明るさで演奏されてる事からもそれが伺えます。
2曲目「底なし」は、歌詞は本当に純文学小説1冊分くらいの哲学が詰まっていて、
しかもそれが最高のメロディーに乗っている、まさに「ピーズ」というバンドの原点でもあり、到達点でもある1曲。

活動再開してアルバムも出たけど、このアルバムも開き直った明るさがポジティブさを漂わせているので、'''!''と元気が出ます。
未体験の人はこれ聞いてハマってください。



人間プログラム
人間プログラム

9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ロック純文学, 2003/2/12
レビュー対象商品: 人間プログラム (CD)
このアルバムを初めて友達に借りて聞いたとき、
「うわっ、青くせー」と思い、それ以上はあまり感じるものがなかったんだけど、
何回も何回も歌詞カードを睨みつけながら聞いているうちに、
いやらしい狙いのまったく感じられない純粋な歌詞にひきこまれ、
ストレートなサビのメロディーにもひきこまれ、気がついたら
「最高だね」とか友達に言ってました。

実際、世の中で「エモコア」とか「メロコア」といわれるジャンルに分類されているようですが、
バックホーンはそんなジャンルに依存せずに、本当に表現することを生業としているバンドだと思いました。
純粋さはブランキーとタメ線を張るでしょう。新譜も最高です。



ページ: 1 | 2 | 3