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nachtigallさんが書き込んだレビュー

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The Elder Scrolls V : Skyrim 【CEROレーティング「Z」】
The Elder Scrolls V : Skyrim 【CEROレーティング「Z」】
出品者:peach seven
価格: ¥ 8,680

21 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 終わらない物語, 2011/12/28
= 楽しさ:5つ星のうち 5.0 
 これは凄い。圧倒的高評価も納得の、ベセスダRPGの良さが凝縮されたような作品です。
 重厚で奥行きのある広大なファンタジーの世界を見事に創り上げており、それでいてシステム面では、前作にあたる「オブリビオン」よりも簡略化されてずっと遊びやすくなっています。
 また、膨大なテキストを丁寧にローカライズし、日本語吹き替えにしてもらえたこともとても有り難いです。おかげでゲーム世界への感情移入度が大きく増しました。
 グラフィックに関しては、移り変わる自然の描写、建造物の造形美、こういったところがとりわけ素晴らしい。まさに「世界の中で生きている」と肌で感じます。発売当初こそ“HDDにインストールすると若干劣化する”というバグがありましたが、それも12月末にパッチが配布されて解決されています。

 このゲームは行動の自由度が幅広いことはもちろんのこと、主要キャラクターのみならず、ほんのちょっとした脇役や、宿屋の主人に至るまでしっかり個性付けがされているので、シナリオの外で想像力を喚起させてくれる要素がいっぱいに詰まっています。行動を共にするコンパニオンとの生活や会話などを勝手にあれこれ妄想したりするのもまた楽しい。コンパニオン候補は今回十数人ほどいるらしいのですが、やはりどうしても初期に仲間になった人に思い入れしてしまいますね。リディアさん素敵すぎ。(笑)

 あえて細かい不満点を挙げるとすれば、ユーザーインターフェイスがいまいちなことでしょうか。アイテムがソートできないので、どうしても荷物袋がゴチャゴチャになりがちです。装備切り替えのショートカットが2つしか設定できないのもちょっと不便。また、スキル選びの画面も、星座の形で綺麗なのはいいですが、正直なところ見づらい。これらの点に関しては少なくともオブリの方が便利でした。パッチで改善してくださることを期待しています。
 また、固有の人名・地名、専門用語などが非常に多く、さらに組織同士の対立もあったりするため、クエストをいくつも抱えて冒険していると頭が混乱しがちです。贅沢を承知で言えば、例えば自動的に事典が作られていくような機能でもあればとても助かったのですが……。

 逆に言えば、せいぜい上に挙げた所くらいしか欠点が見つかりません。UIについては慣れ次第でしょうし、用語についてはメモするなりネットでwiki見るなりいろいろ回避方はあります。戦闘がシンプルすぎるという意見もあるようですが、私はこのゲームには凝った戦闘システムは合わないと思います。スキルを取っていくうちに戦闘もじわじわ楽しくなりますしね。
 
 長々と書きましたが、正統派ファンタジー好きなら、ボリューム・内容ともに、間違いなく買って損なしのゲームです。
 いったんハマるとやってもやっても終わらない時間泥棒ゲームなので、それだけは覚悟の上で。

Gears of War 3 (通常版)【CEROレーティング「Z」】
Gears of War 3 (通常版)【CEROレーティング「Z」】
価格: ¥ 2,640

23 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 2で完成していたゲーム, 2011/11/13
= 楽しさ:5つ星のうち 3.0 
 名作だった2と比べて、ほとんど新しいところがないゲームです。
 グラフィックや操作性などの向上はありますが、2と比べて「3ならでは」というセールスポイントがあまり見受けられません。安定した面白さといえば聞こえはいいものの、今までのシリーズをやり込んだプレイヤーにとっては物足りない出来になっています。
 私は難易度インセインまでなんとかクリアしましたが、後半以降はほとんど作業的プレイになってしまいました。

 以下に不満点を挙げてみます。 

・キャンペーンに1→2の時のような大きな変化や広がりがない。それどころか、2を再プレイしているかと思わせるほどゲーム内容に新鮮味がない。ゲーム性にふくらみを持たせるような新しいアクションを何か追加して欲しかった。
・前作までは薄暗いホラー風味のTPSというのが特色だったが、今作は屋外の明るいシーンが多くなり、非常に違和感がある。某・国産有名RPGの世界に迷い込んだかのような感じを受ける。
・新型の敵「ランベント」、これを倒すたびにいちいち爆発して、こっちまでダメージを受けるのが非常にうっとうしい。ローカストとの戦いの方がシンプルで良かった。
・シナリオに関して言えば、ハリウッド映画的なコテコテの「泣かせ」の演出が今回は多い。しかし、このシリーズの乾いた男っぽさ・格好良さを気に入っていた私にとってはあまり歓迎できなかった。
・シリーズ最終作とのことだが、ラストまで行っても肝心な部分はほとんど解明されない。その元凶はとにかく人の話を聞かないマーカス。父親やベアードなどが何か大事な話をしようとしても「その話は後だ」。もうちょっと落ち着いてください。
(まあ、HALOなどと同様に、スピンオフ作品を出す伏線なのでしょうが……)

・一方、対戦はマップが少なく、面白いマップとつまらないマップの差が激しい。武器バランスのことはあえて言及しないが、全世界サーバになったにもかかわらず、11月の時点でHorde以外はすでに過疎り気味。
・Hordeは相変わらず長い上に、10面ごとのボスもむやみやたらと硬い。特にランベントベルセルクは猛烈に硬い上に攻撃が単調なのでゲームがダレる。今回導入された現金のシステムもうまく働いているとは言いがたい。
・Beastモードは「とりあえず作ってみた」感が強すぎ、一方的に人間を蹂躙するだけでゲームバランスも何もなく、数回もやると飽きてしまう。

 全体に言って、新作と言うよりも「2の追加コンテンツ」といったほうがしっくり来る感じでした(大型ですが)。360のキラータイトルのひとつとして期待値が高かっただけに、物足りなさばかりが目立ってしまいました。
 もしシリーズ未体験でこれから買おうか検討している方には、1と2がセットになったツインパックの方をお勧めします。

Alan Wake (アラン ウェイク) (通常版) (ゲーム追加ダウンロードカード同梱)
Alan Wake (アラン ウェイク) (通常版) (ゲーム追加ダウンロードカード同梱)
出品者:大平洋商事ネットショップ
価格: ¥ 3,230

21 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 コンセプトは好きだけど, 2010/6/1
= 楽しさ:5つ星のうち 4.0 
 S・キング、D・リンチ、クトゥルフ神話などへのリスペクトに溢れた雰囲気がとてもいい作品です。ちょっとレトロなテレビドラマを意識した構成もユニークで、名作ホラーゲームへのオマージュなどもあります。

 しかし実際には、思っていた以上にアクションゲームとして難しく、一番簡単なはずのノーマルでも苦労させられました。ひっきりなしに敵が襲ってくる上に個々の敵が強いので、戦うにせよ逃げるにせよ非常にせわしなく、せっかくの雰囲気に浸ったり、美麗な背景をじっくり鑑賞している暇がほとんどありません。
 懐中電灯だけを手だてに視界の狭い暗闇の山や森を長旅するのは、怖いというより単純に見づらくてストレスが溜まります。闇の怖さを引き立たせるためにも、もっと明暗の緩急があったほうが良かったのではないかと思います。

 物語も難解です。サイコなスリラーですから謎な部分が残るのは構わないのですが、それにしても未消化な部分が多く、プレイヤーに投げっぱなしの印象すら受けます。私は難易度ナイトメアでもクリアしましたが、それでも肝心な所はほとんど意味が分かりませんでした。この結末で納得できたという人はいったいどの程度いるのでしょうか。

 また、世界全体が「あるあるこんな映画やドラマ」というデジャヴのレベルに留まっていて、”アランならでは”の世界観を作るまでには至っていないように感じました。リスペクトは結構ですが、そこからさらにもう一歩先に踏み出してこそ初めて”アラン”というブランドが確立すると思います。コンセプト自体は非常に好きなので、同シリーズの今後の展開に期待します。
コメント コメント (1) | 固定リンク | 最新のコメント: Jun 1, 2010 10:38 AM JST


テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)
テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)
ヤマザキ マリ著
エディション: ペーパーバック
価格: ¥ 714

10 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 ゆる〜く……, 2010/5/9
 ローマ人が日本の風呂に! というただそれだけの、本来なら読み切りで終わるような話を、手を変え品を変えて読ませる手腕はなかなかのものだと思います。シリアスな顔でギャグをやる手法に、佐々木倫子さんの諸作や「魁! クロマティ高校」などを思い起こす方も多いかもしれません。古代ローマについてのトリビアが端々に練り込まれているのも面白く、知識欲をかき立ててくれます。爆笑というわけではありませんが、ゆるい感じに笑える作品です。

 ただこの作品、これから連載となった場合、風呂だけでどうネタを続けていくのでしょうか? 正直この1巻でさえ、後半になると今さらのようにトイレに驚いてみたり、若干のネタ切れ感は否めません。ローマ人よ、もっとツッコミどころはあるだろと(笑)。ネタを風呂に絞らなければ話に広がりも出るのでしょうが……。

 それといくらギャグ漫画とはいえ、タイムパラドックスの問題(過去をいじると未来にも影響が出る)に一切触れていない事もちょっと気になりました。

ノーモア★ヒーローズ 英雄たちの楽園【CEROレーティング「Z」】
ノーモア★ヒーローズ 英雄たちの楽園【CEROレーティング「Z」】
出品者:テラブックマート☆アマゾン配送センターより発送、通常配送料無料
価格: ¥ 1,778

26 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 無駄にストレスが溜まるゲーム, 2010/4/16
= 楽しさ:5つ星のうち 2.0 
 いろいろと面白い試みを取り入れたゲームだとは思います。洋ゲーの雰囲気に日本のアニメやレトロなファミコンのテイストを取り入れて、独特の世界を作っていることは評価したいです。残虐表現もグロくならない程度に爽快感があります。

 しかし、そういった点を踏まえても、このゲームはストレスの溜まるマイナス要因が多すぎます。

 まずなんといっても、さんざん言われているロード時間。HDDにインストールしているにもかかわらず、家や店に出入りするたびに20〜30秒、長い時には1分近く待たされます。セーブが特定の場所でしかできない上、待ち時間中にフリーズすることすらあります。
 あえてロードに目をつぶるとしても、ゲームの内容でまたストレスです。とりあえず思いつくまま列挙すると、

・店が数件しかないのに街が無駄に広すぎて、何をするにも移動が大変
・ジャンプもダッシュも出来ないのがとてももどかしい。そのためにアクションの幅が非常に狭くなっている(ダッシュはゲームを進めれば出来るようになりますが、戦闘中には使えない)
・操作系に難がある、というより面倒くさい。頻繁に起こるつばぜり合いのたびにスティックをグリグリ回すのは疲れるし、いちいちとどめアクションに成功しないとザコキャラすら死んでくれない
・日本語と英語音声両方入ってるのはいいのですが、日本語の音声が聞き取りづらい上(特に電話の声など)、日本語の時は字幕が出せない
・アルバイトやトレーニングなどでのミニゲームが前時代的。ここもファミコン風?

 アクション部分はボス戦以外単調でベヨネッタなどに完全に負けていますし、箱庭で宝探し的な楽しさもGTAやボーダーランズなどの方が上です。全体をシェイプアップしてロード問題を解決すれば良作になった可能性もあるだけに、この出来は残念。

Borderlands(ボーダーランズ)
Borderlands(ボーダーランズ)
出品者:青山オンラインブックセンター【FBA外商品を複数注文戴いた際、100円引き】
価格: ¥ 4,700

9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 テンポ良し&中毒性高し, 2010/3/5
= 楽しさ:5つ星のうち 5.0 
 独特の味のあるグラフィックに惹かれて買ったのですが、正解でした。FPSとしての爽快感と、キャラを自由に鍛えていくRPGとしての面白みがいいバランスで融合されており、一度始めたら止め時を失うほどの中毒性があります。高速な移動手段が多いおかげでゲームのテンポもいい。
 全体的な世界は広いですが、実際には一度に行ける場所はそれほど多くありません。あるクエストを終えると次の世界への入り口が開いて、またそこで新たに冒険を始めて……といった構造になっています。ただ、その合間合間に挟まれるサブクエストがけっこうヒネリが効いており、プレイヤーを飽きさせません。
 写実調とアニメ調の中間のようなグラフィックも非常に素晴らしく、雑然とした世界を美しく表現しています。ソロプレイはもちろん協力プレイも楽しく、多くのゲーマーにお勧めしたい作品ですね。

 とはいえ、難点も少なからずあります。

 まず、このゲームは強力な武器・アイテム探しが大きな楽しみの1つになっているのですが、それぞれの武器のパラメータがいろいろと多すぎて、どの武器が一番強いのかパッと見では分かりにくい。使ってみないと分からない効果が付いていることもあります。
 また、序盤〜中盤は持てるアイテムの数も少なく、体力の回復手段も少ないため、持ち物を切り詰めながらのプレイが続きます。メニュー画面の煩雑さと相まって、装備の持ち替えがけっこう面倒ですから、せめて武器切り替えスロットは初めから4つあっても良かったんじゃないでしょうか。
 敵の種類もちょっと少なく感じました。特にサブクエストではどこへ行っても、固さが違うだけで同じような虫退治ばかりしていた気がします。サブクエストに関して言えば、パズルのようなジャンプアクションを必要とされる場面がちょくちょくあったのも鬱陶しかった。3人称ならともかく、1人称視点だと足元が見えないため、ジャンプの感覚が掴みづらいのです。Fallout3などのように視点の切り替えが出来れば嬉しかったですね。
 協力プレイは気の合う者同士でやれば非常に楽しいですが、野良coopなどの場合、われ先にとお宝の奪い合いになりがちなので不公平感を感じる人も多いかも。

 とまあ、いろいろ不満も書きましたが、それでも十分面白いゲームです。一度クリアした後の2周目以降もしっかり楽しめますよ。ちなみにこれからプレイする方は、ローランドかリリスが遊びやすいと思います。一見単純そうなブリックは実はちょっと使いづらいのでご注意。

ハチワンダイバー 13 (ヤングジャンプコミックス)
ハチワンダイバー 13 (ヤングジャンプコミックス)
柴田 ヨクサル著
エディション: コミック
価格: ¥ 540

29 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 キャラ漫画と堕したハチワン, 2009/12/6
 今さら言うのも何なんですが、菅田たちが鬼将会ビルに入ってからのハチワンは本当につまらない。それはもうガッカリするほどに。

 相変わらず勢いだけはあるものの、とにかく味方側のキャラクターたちが強すぎて負ける気がせず、肝心の緊迫感がありません。菅田はハチワンシステムという謎の万能戦法を編み出してスキがなく、受け師のそよもいまだに底の見えない強さ。澄野・文字山・右角らも十分以上。こんな連中がチームを組んで、ザコを一方的に蹴散らすばかりの展開をどう楽しめというのでしょう。野球漫画にたとえれば、試合が始まった次のページで20点差のコールド勝ち、そんなことの繰り返しです。

 その一つの象徴がこの巻で登場するチッチというキャラクターです。彼女はなかなかユニークなライバルキャラとして現れ、受け師・そよと対決します。しかし実際にはろくに詳しい局面が描かれることもなく、ほんの数話で対局は終わってしまいます。

 初期のハチワン、特に5巻くらいまでのハチワンは一局一局を濃密に描き、将棋の分からない人ですらも熱中させる力がありました。将棋の濃さとキャラクターの濃さ、それを両立してこその「ハチワン」であり、そうして様々な漫画賞を総ナメしてきたのです。

 今のハチワンは、突飛なキャラクターのリアクションを見て楽しむだけの漫画へとすっかり堕してしまいました。どちらが勝つかほぼ予想できるうえその内容が描かれない勝負になど、私は興味はありません。

のだめカンタービレ(23) (講談社コミックスキス)
のだめカンタービレ(23) (講談社コミックスキス)
二ノ宮 知子著
エディション: コミック
価格: ¥ 440

20 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 無難な着地, 2009/12/5
 普通に綺麗な最終回でした。
 淡泊すぎる、という声が多いようですが、大仰なフィナーレよりも、「のだめ」にはこんな感じのラストが合っていると思います。

 そもそも20巻あたりから私はのだめの心情や行動に付いていけなくなることが多くなり、特に前巻での「会心の演奏後に千秋と面会拒否」だの「意味不明な他国放浪」だのには一体何をやっているんだ、この漫画はどこへ向かってるんだと思わずにいられなかったので、それなりにまとまった形で終わってくれてある意味ホッとした気持ちでもあります。

 熱心な「のだめ」ファンがどういう展開を望んでいたのか分かりませんが、これ以上連載を引き延ばしても決していい結果は得られなかったことでしょう。

 まるでのだめ自身のように、こけつまろびつしながら何とかまとめた感のある最終巻ですが、終わってみれば全23巻、長すぎず短すぎず、やっぱりいい漫画だったと思わせてくれた作品でした。二ノ宮先生には感謝の言葉を述べたいですね。

a light,a life
a light,a life
価格: ¥ 2,376

36 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 「メジャー化する」ということ, 2009/12/4
レビュー対象商品: a light,a life (CD)
 池田さんの知名度は、NHKを中心に(少しずつではありますが)確実に上がってきているようです。そうした新規ファンに配慮してかは分かりませんが、この新しいアルバムは、今までにないほど全体的にポップかつ明るいトーンでまとめられています。
 それでいて、音楽的にも新しい試みがいろいろとされています。それは例えば、歌詞に積極的に英語を取り入れていたり、R&B風の曲があったり、力強いソウルフルな歌唱法の曲があったり。池田さんが自身の可能性を模索している最中なのかも知れませんが、どの曲も違和感なく、むしろ以前よりも幅のある歌声で聞かせてくれるのはさすがだと思います。このアルバムを「聞きやすい」と感じる方もきっと多いことでしょう。

 ですが、残念なことに……このアルバムの収録曲はほとんどすべて、「歌詞が弱い」のです。今までのアルバムの曲のように胸に刺さるようなインパクトも、繰り返し口ずさみたくなるようなフレーズも少なく、ただ「聞きやすい」というだけで耳をすり抜けていってしまいます。そのうえ肝心なところで英語詞が多用されているため、せっかくの池田さんの歌が軽薄にすら聞こえます。

”胸に刻んだ ON THAT DAY”(「sora」)
”Fly away above the sky 羽ばたく鳥のように”(「幸せの種」)

 こんな歌詞を、日本語の響きにこだわってきたはずの池田さんに書いて欲しくはありませんでした。何しろ英語にする意味が全くありません。前者は「あの日」などでいいし、後者は「さあ飛んでゆこう」などもっと語呂のいい日本語詞があるでしょう。
 もちろんすべての歌詞が良くないというわけではなくて、中には『祈りの歌』のような良品もありますが、それが例外的なのが悲しいです。

 より多くの人に認められる、それ自体は喜ばしいことです。ですがそのために本来の個性を見失ってしまっては意味がありません。私は今までにも、似た例を数知れず見てきました。メジャー化するにつれて曲や演奏のクオリティは上がったものの、詞の内容が空っぽになってしまったアーティストたちをです。池田さんの今回のアルバムも、耳あたりは良く一聴すると綺麗に思えますが、正直に言って内容は薄いものです。

 それでも抜群に歌が上手いことには変わりなく、ファン補正もあって★評価は4つですが……。このアルバムがあくまで開拓途中の産物だということを祈ります。

BAYONETTA (ベヨネッタ) (特典無し)
BAYONETTA (ベヨネッタ) (特典無し)
出品者:アスパラ3588 《代引き・コンビニ・ATM・Edy支払対応》
価格: ¥ 4,300

30 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 見た目は派手だが、ゲームは平凡, 2009/11/7
= 楽しさ:5つ星のうち 4.0 
 ビジュアルは非常に素晴らしく、敵をなぎ倒す爽快感と同時に、見る快感も与えてくれるゲームです。緻密に描き込まれた風景をただ跳ね回っているだけでも楽しい。
 また、360のアクションゲームというと難易度の高いものが多いのですが、このゲームはベリーイージーまで設定できるのが嬉しいところ。(ただし、ノーマル以上だと難しいです)

 しかし、ゲーム内容自体は期待していたよりもオーソドックスな作りで、さほど新味はありません。ビジュアルに力を注ぐ一方で、何か革新的なゲームを作ろうという気概は感じられませんでした。良く言えば“王道”ということなのかも知れませんが、DMCからどれほど変わったかと聞かれると微妙です。

 また、RPGならともかく、繰り返しプレイ前提のアクションゲームなのに、何かと挿入されるムービーが多すぎ&長すぎます。ときに数分にも及ぶムービーはアクションのテンポを崩し、初見にもかかわらずスキップしたくなることがたびたびありました。ましてやライバルとのバトルというおいしいシーンまでムービーの中で描いてしまっては本末転倒でしょう。

 その他にも、
・突然ボタン入力を求められ、失敗すると「即死」という場面が多々ある
・巨大ボスとの戦闘がひたすらボタン連打の大味なものになりがち
・ジェット機やバイクといった特殊ステージのやっつけ感が強い上、むやみに長い
・キーコンフィグができない&メニューが使いづらい

 等々、決して面白くないわけではないのですが、細かい所の積み重ねで大きく損をしているゲームだと思います。眼鏡なヒロインがユニークなだけに残念。

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