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nachtigallさんが書き込んだレビュー

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First Message
First Message
出品者:書店 ナポリ堂【全商品除菌済み】
価格: ¥ 2,200

40 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 もったいない……, 2006/11/30
レビュー対象商品: First Message (CD)
まず一聴した感想は、非常に「上手い」シンガーだということです。声量は十分だし音域にも幅があって、低音から高音まで安心して聴いていられます。

でも現時点の彼女は、ただただ上手く歌えているだけです。絢香という歌い手の情感が聴き手まで届いてくることがなく、歌唱力の披露のみに終わってしまっています。
カラオケやのど自慢大会などに時々やたら上手な人が現れて感心させられることがありますが、でもその歌声に泣かされたりはしません。そんな感覚に近いものを覚えました。

声に地力はあるので、「三日月」「I believe」といったシングル曲はさすがに盛り上がります。しかし他の収録曲はメロディにも詞にも工夫が足りず、しっとり美しいシングル曲から入ったファンは、妙にソウルフルで濃いアルバム曲が多いことに違和感を覚えるでしょう。どんなジャンルの曲でも歌えるということをアピールしようとして、かえってそれが裏目に出たという印象です。

なにやら事務所が大プッシュしているシンガーのようですが、いろんな意味でもったいない、と思わされてしまった1枚でした。

THE TWILIGHT VALLEY(初回限定盤)(DVD付)
THE TWILIGHT VALLEY(初回限定盤)(DVD付)
出品者:F4026ショップ
価格: ¥ 4,700

31 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 騒々しいガネクロ, 2006/11/23
ガーネットクロウの音楽は1stアルバムの時から追っています。
哀しみ色をたたえた、それでいて適度にポップでもある彼らの繊細な曲作りに惹かれたからですが、
でも4thアルバムである『I'm Waiting 4 You』のあたりから違和感を覚えはじめ、
5thにあたる今作でそれが一層はっきりしたものとなってしまいました。

このアルバムの1曲目、「Anywhere」を最初に聴いた時、今回はいけるかも……と期待感は大きく膨らんだものです。
その雄大な曲調は美しいジャケット写真のイメージにぴったりでしたし、続く「まぼろし」も佳曲でしたから。

しかし3曲目以降がどうにもいただけません。
メロディの印象が弱い曲が多いことに加えて、エレキギターは前に出過ぎてギャリギャリと鳴らしすぎ、
ボーカルも一部の曲で無理に高音を張り上げてるといった感じがあり、聞き苦しく思えるところさえありました。
4thが全体的に重い曲の多いアルバムだったので、もしかするとそこからの転換を狙ってみたのかもしれませんが、
もともとアンビエントなサウンドが売りのバンドだったのに、こう騒々しくては成功とは言い難いでしょう。
(冒頭に挙げた2曲の他だと「Rusty Rail」が気に入りました。私にはこれくらいの音のバランスがちょうどいいようです)

昔は良かったとばかりあまり言いたくはありませんが、以前に比べると最近のガーネットクロウは、
曲作りに優しさや細やかさが少々欠けてきているように思えます。
1stから3rdまでの曲にあったような、切なさが心にじんわり染みてくるような気持ちをまた味わわせて欲しいと思っています。

Story Neverend
Story Neverend
価格: ¥ 2,201

8 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 雰囲気はいいが、ちょっと薄味, 2006/11/11
レビュー対象商品: Story Neverend (CD)
トラッド風味の癒し系ソングに澄んだ女性ボーカルが合わさって、リラックスして聴ける一枚です。
ギターの佐々木久夫氏がひとりでほぼ全ての曲作りを手がけているのですが、
民族楽器を多用した作曲・編曲にはなかなかの意欲とセンスを感じます。

ただ、ボーカルのLumiさんの声質はプレーンで聴きやすい反面、個性に欠けるきらいがあります。
また、歌詞がややありきたりで、せっかくの曲を生かしきれていない印象を受けました。

全体的な雰囲気がガーネット・クロウとかぶった感じがしてしまうのも、あるいはマイナスかも知れません。
「千年樹」「カーテンコール」あたり、ガネクロの新曲だと言って聴かせたら信じてしまう人もいそうです。

なにか批判ばかりになってしまいましたが、期待感を持たせてくれる存在であることも事実なので、
方向性を見定めた上でもう少しサウンドを煮詰めて、さらに良質なバンドへと昇華していって欲しいですね。

容疑者Xの献身
容疑者Xの献身
東野 圭吾著
エディション: 単行本
価格: ¥ 1,680

24 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 まずトリックありきの、"らしからぬ"作品, 2006/6/16
レビュー対象商品: 容疑者Xの献身 (単行本)
 東野氏の作風は以前からかなり好きで、今までに出版された大半の作品は読んでいると思います。
ですから、各社のミステリー賞ベスト1を総なめにし、
直木賞受賞作にもなった今作品にはかなりの期待をしていました。

 しかし正直言って、その期待は裏切られたと言わざるを得ません。理由は大きく言うと二つあります。

 まず、人物描写があまりに薄っぺらい。もともと東野氏のミステリはトリックそのものよりも、
事件を契機にした様々な人間模様を巧みに描くところにその魅力があったわけですが、
この作品ではトリックばかりに重点を置いていて、人物描写がすっかりおざなりになってしまっています。
 たとえばヒロイン役の花岡さんは作中で美人美人としきりに持ち上げられますが、
具体的にどう美人なのかがさっぱり分からず、そのため、主人公の石神が
熱烈に入れあげる事にも感情移入できない。これでは物語が成り立ちません。
花岡さんの前夫・富樫の描写に関しても、まるきりステレオタイプな悪役ぶりです。

 もうひとつ不満だったのは肝心のトリック部分です。確かに最初はどんでん返しに驚かされましたが、
冷静に考えると強引で力業なトリックという感が否めない。
 本の帯にも「人間はこれほど他人を愛せるものなのか」という台詞がありましたが、私としてはむしろ、
「トリック作りのためにここまでやれるものなのか?」
と言って欲しかったところです。

 東野氏の作品にはこれよりももっと創意に満ちたユニークな作品、泣ける作品などがたくさんあります。
直木賞作品ではありますが、これを氏の代表作に位置づけるには、ファンからしても、
東野氏自身からしても不本意なのではないでしょうか。

FROM ME TO YOU
FROM ME TO YOU
価格: ¥ 2,728

32 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 方向性が見えない。, 2006/2/23
レビュー対象商品: FROM ME TO YOU (CD)
器用なシンガーだと思います。

いろいろなタイプの曲を無難に歌いこなしていて、

若さや勢いだけでなく、哀感を併せ持ったボーカルが魅力的です。

しかし残念なことに、このアルバムを通して聴いてみても、

彼女のやりたい音楽の方向性というものが見えてきません。

バラエティ豊かという言い方もできますが、正直言って詞にも曲にも一貫性がない。

ひとつひとつの曲はキャッチーで楽しめるものの、何かどこかで聴いたような曲ばかり。

林檎風、バンプ風、ミスチル風、スピッツ風などなど……。

Jポップのおいしいところを集めて作ってみたような印象が残ります。

YUIという素材自体は悪くないと思うのですが、

デビューアルバムからこんなに守りに入っていていいんでしょうか。

ちょっと勿体ないですね。

死神の精度
死神の精度
伊坂 幸太郎著
エディション: 単行本(ソフトカバー)
価格: ¥ 1,500

12 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 この軽さが持ち味なのだろうけど……, 2006/1/15
一編一編がほどよい長さのオムニバス、軽快なテンポの文章と会話、

「死」をテーマにしながら重さを残さない締め方などで、

サクサクと気持ちよく読める一冊です。

最初の2話までは正直ピンと来ませんでしたが

死神の設定を巧みにトリックに取り入れた3話以降から引き込まれました。

後半の話ほど作者も筆が乗っているのが良くわかります。

しかしその軽さ・洒脱さのために、物足りなさを感じさせてしまうことも事実です。

どの話も「ちょっといい話」止まりで、それ以上のものがない。

こういった内容のオムニバスなら、せめてあと3話ほど追加した状態で、

軽さをボリュームで補って欲しかったところです。

また、死神=千葉氏の人物造形も、風変わりと言えば聞こえはいいですが、

あまりに設定が漫画チックで狙いすぎの感があります。

何百年も生きている(らしい?)わりにはあまりに稚拙な部分で物知らずだったり、

何よりも、"可"or"見送り"の基準がさっぱり分かりません。

読んでいて「どうしてこの人が"見送り"なのに、この人は"可"なの?」

と首を傾げた人は少なくないはず。

死は理不尽な物と言われてしまえばそれまでですが、千葉氏の場合、

なまじ人間の理屈が通じるような描き方をされているため、

どうにも釈然としないものが読後に残ってしまいます。

より練られた続編を期待しつつ星三つで。

Listen To The Music 2
Listen To The Music 2
出品者:ドラゴンbooks 《丁寧・安心対応》
価格: ¥ 2,980

15 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 これってカバーアルバム? それとも……, 2005/11/25
レビュー対象商品: Listen To The Music 2 (CD)
前作の「Listen〜」では、槇原敬之がこのミュージシャンの曲を歌ったらどうなるんだろうという期待感と、それに応えるだけのサプライズがありました。

しかし今回の「2」にはそれがほとんどありません。

編曲は凡庸なものだし歌い込みも物足りない。選曲もサプライズと言うよりは「なんでこんな曲をわざわざ槇原が?」という違和感を覚えるものが多い。

面白いと思えたのは宇多田のカバーくらいで、小田和正のカバーなどは正直聴いてられませんでした。

言葉は悪いですが、リスナーは槇原敬之のカラオケを聴きたいわけではないのです。

Lunar soup
Lunar soup
価格: ¥ 2,474

24 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 明日へと進む、それだけでいい。, 2005/7/9
レビュー対象商品: Lunar soup (CD)
 素晴らしいアルバムです。伸びやかで優しい歌声に力強さと深みが加わり、飾り気なく清潔感のある歌詞と相まって、じんわりゆっくりと胸を揺り動かしてくれるような感動があります。
 前作「Watar colors」では、オリジナリティとインパクトという意味では物足りなさを感じてしまう部分もありましたが、今作でその印象を払拭し、くっきりと輪郭を伴った綾子ワールドを創り出したと言えるでしょう。

 ただ、前回のアルバムからブランクが長かったわりには、今回収録されている曲の半分はずいぶん前にシングルでリリースされたものなので、以前からのファンから見ると新曲の少なさに多少不満を感じてしまうかもしれません。

 とはいえ、そのシングル曲のひとつひとつが(カップリング含め)どれも名曲揃いですから、これから池田綾子を聴こうという人にとっては間違いなくオススメできる一枚です。陳腐な言い回しですが、やすらぎに飢えている人はぜひ御一聴を。

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