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5つ星のうち 4.0
ギターポップ好き必聴、ポップスの至福。, 2013/5/11
私たち音楽ファンにとっての至福の瞬間とは、例えば、思いがけない時と場所で、どうしようもなく惹きつけられる音楽に出会うとき、である。自分にとって、それは、某紳士服店の売り場のBGMとして流れていた、Sixpence None The Richer の「Kiss Me」であった。「うわぁあ何だ何だ?このムチャクチャ良い歌は!!?」…かくして手に取ったこのベスト盤は、可愛らしくて甘く切ない歌声と、耳に残る素晴らしくポップなメロディ、そして、それらに寄り添う心地よいネオアコ系ギターロックサウンドに満ちていた。しかも、自分の大好きな、ABBAとザ・ラーズのあの名曲のカバーも収められている!…というわけで、このアルバムは、洋楽ギターポップ大好きな私のツボを押しに押しまくったのであった。 永久不滅のポップナンバー「Kiss Me」や、あまりにも秀逸な「Don't Dream It's Over」のカバー等は、今までも、そしてこれからも、テレビやラジオや有線放送で流され、そのたびに自分のようなファンを生み続けるだろう。これはひとえに、楽曲の力、そして歌声の力によるものである。Sixpence None The Richer は、ポップスを魅力を余すところなく伝えてくれる、素晴らしいアーティストである。ただ惜しむらくは、彼らが日本でライブするというような機会が訪れる可能性は非常に低い、ということであるが、果たして…。
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5つ星のうち 4.0
老若男女で楽しめる人情ドラマ, 2013/5/6
あのモンスターアニメ「けいおん!」の主要スタッフが手掛けた作品。王子様のお妃を探すために南の国からやって来た言葉を話す鳥・デラちゃんの存在はかなりファンタジックではあるけれど、全体としては、商店街や高校を舞台にした、平和で豊かな日常の中で起きる人情喜劇といった感じである。登場する商店街の人たちはみんな善人でお人好し。シリアスな展開もまったく無い(なりそうな所をあえて抑えてある)。 それゆえ、もの足りなさを感じる人もいるかもしれない。健全といえば、あまりにも健全な作品である。だがしかし、こんな作品世界だからこそ立ち昇ってくる、胸がゆっくりと満たされていくような幸福感はどうだろう! 特にオープニングが素晴らしいのだが…まるで往年のミュージカル映画、あるいはNHK連続テレビ小説のような雰囲気だ。この作品は、だから、子どもから(ひょっとすると)お年寄りまで一緒になって楽しめるアニメではないだろうか。 「けいおん!」の持つ圧倒的なきらめきには及ばないものの、一見平凡な日常に込められた豊かさ…を描いているという点で、「日常系アニメ」の良作であると、やはり言わなければならない。そこには、現代社会で失われつつあり、あの大震災以降改めてクローズアップされた「人と人とのつながり」へのエールも、確かに込められている。さあ、あなたも「うさぎ山商店街」へ行ってみよう!
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5つ星のうち 5.0
正統派SF+刑事ドラマ、な傑作, 2013/5/3
「ブレードランナー」「マトリックス」「マイノリティ・レポート」…といったSF映画にピンと来るのであれば、迷わず手に取るべき作品である。「攻殻機動隊」で有名なプロダクションI.Gが制作していることもあり、未来の公安局が舞台であるという内容自体に新味は感じられないが、ハイクオリティな映像とよく練られたストーリーに、十分な見応えを感じることができるはずである。 人気ドラマ『踊る大捜査線』を手掛けた本広克行氏が総監督ということもあり、刑事ドラマの要素(仕事における人間関係の描写やスリリングな犯罪捜査など)が大きいが、全体としては、「究極の管理社会と、それに抵抗する人々を描く」という、SFの古典的テーマに即している。市民のメンタルヘルスを管理し、犯罪性向を裁定し、最適な職業さえも決定する「シビュラ・システム」と、それに抗おうとする男たちのドラマ…が、この作品の肝であろう(詳しく書くとネタばれになるので避けざるを得ないが)。ストーリー原案は、「魔法少女まどか☆マギカ」において重厚で美しいストーリーを構築した注目の脚本家である虚淵玄氏が手掛けているが、ショッキングなエピソードやハードなストーリー、そして本格的なSF設定に、氏の技量がいかんなく発揮されており、とても面白かった。登場人物が劇中の会話でデカルトやマックス・ウェーバー等を引用するといった知的ガジェットもクールだった。 とはいえ、アクションは見応えがあるし(カンフー映画並みの格闘シーンは必見!)、メカニックもカッコイイ(特殊銃「ドミネーター」の音声案内と破壊力が凄い!)し、OP、EDの音楽も素晴らしい("凛として時雨"の曲が良い!)。あるいは、執行官・狡噛慎也のイケメンぶりを堪能するのもいいだろう(笑)。エンタテイメントして、非常によくできていると思う。お勧めできるアニメ作品です。
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5つ星のうち 4.0
男子必携…屈指のモテCD, 2013/3/14
今では数々の女優と浮名を流しているという彼。嗚呼、僕にもその"モテ"力を分けてくださいよメイヤー先生!…そんな我々ができることは、女子を車の助手席に乗せた時、または自分の部屋に招いた時に、このCDを再生することである。ポップでありながら都会的なサウンド、そして低くスモーキーなヴォーカルは、まるで恋人の耳元でささやくような甘さ…そう、これは我ら男子が、女子と「勝負」する時に、この上なく心地良く甘い雰囲気を演出してくれるアルバムなのです! …なんて茶化してしまったけど、彼のギター演奏は非常に高い評価を受けていて「現代の三大ギタリスト」に選ばれたほど。卓越したギターテクニックは男子にも魅力的。超絶にカッコイイ、ギターのアルペジオが聴ける代表曲「Neon」の演奏のしかたがYouTubeに多くアップロードされているように、ジョン・メイヤーはギタリストにとっての憧れ、でもある。つまり、「ライトユーザー」にも音楽好きにもお勧め、かなと。
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5つ星のうち 4.0
コスパ最強, 2013/2/17
防水透湿素材ゴアテックスを使ったジャケットとしては、一番安価なのではないでしょうか?普通は2万円以上するようです。レインウェアとして十分な機能を備え、デザインも良い。アウトドアウェアとして非常にリーズナブルな商品でしょう。 ちなみに、生地は硬めで、着るとガサガサするので、気になる方は他を探してください…。
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5つ星のうち 5.0
タイトルに反して、意外と深い作品, 2013/1/27
タイトルと「ラノベ原作」という前情報だけを見ると「よくある学園ラブコメものか…」と、思われるかもしれない。しかしそこは京アニ。オカルトな世界観の中で「自分は凡人とは違う特別な力を持っている」と思い込む「中二病」の女の子、六花(りっか)と「元・中二病」の男の子、勇太が繰り広げるこの物語は、序盤では思春期の恥ずかしい自意識過剰をコミカルに描いていくが、その後、六花が秘めていた「受け入れがたい現実」が明らかになるというシリアスな展開となり、高校生の甘酸っぱい恋が描かれ、ラストでは古典映画のようなラブストーリーさえ、観ることができる。コメディとシリアスを行き交う硬軟取り混ぜた物語運びがテンポ良く、笑いながらも胸にジワリと来るような感動を味わうことができた。 キャラクターの可愛さと背景美術の美しさは「安定の京アニクオリティ」ということで、文句なしの出来栄え。しかし今作では、「中二病」の妄想世界で戦うバトルシーンやマンガ的なギャグシーンも随所に挿入されていて、他の京アニ作品と違った派手な演出を楽しむことができるだろう。(カッコイイ妄想バトルシーンを観て「自分もやってた〜!」っていう人、結構多いはず! 笑) 物語のテーマは、軽いタイトルに反して、意外と奥深い。「中二病」の卒業…すなわち、現実を受け入れ、大人になるということ、六花にとっては、受け入れがたい過去の出来事を受け止めること…の痛みを、まるで作者が過去の自分に語りかけるかのように…深い慈しみをもって描かれている。しかし最終回で、「中二病」を卒業したはずの勇太は、六花とともに、その「つまらない現実」に反旗を翻す。その爽快感とともに、「中二病」という用語は、ここではないどこかにある理想に憧れを抱かずにはいられない、哀しくも愛すべき人間への賛歌…にまで深められる。序盤を見ただけでは予想もつかないような深みのあるラストは、素晴らしいと言う他にない。 「中二病」を卒業したばかりの人、遠い昔に「中二病」だった人、そして今もちょっぴり「中二病」の気持ちが分かる人…にぜひ見てもらいたい、素敵な傑作。お勧めです。
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5つ星のうち 4.0
少々値は張るが…, 2012/12/29
ピスタッシュ(緑)カラーのものを買いました。 まず、デザインがカッコイイです。PETZL製品以上にカッコ良いヘッドランプはこの世に存在しないでしょう。 性能も不満はありません。高出力モードによる白色LEDの光はとても明るいですし、赤色モードも便利です。 ただし、エコノミーモードの時は光がブラウン管テレビのようにチラチラする(高速で点滅している)ので、気になる方がいるかもしれません。 値段は少々高いですが、価値ある品だと思います。お勧めです。
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5つ星のうち 4.0
地味ながら京アニクオリティの恐ろしさを見せつけられる作品, 2012/11/23
とにかく、京都アニメーションの技術力をこれでもかと見せつける美麗な映像の数々が素晴らしすぎる。雨上がりの風景、夏の夕日、桜の花が舞い散る道…などなど、日本の美しい四季を忠実にアニメで再現した作品としても、後世に残るんじゃあないだろうか…と思えてならない。二人のヒロインの可愛さ&主人公の適度なイケメンぶり(笑)も好感が持てるし、絵の面を重視する視聴者には、十分に楽しめる作品だろう。また、京アニ作品における演出は、映画評論家が絶賛するレベル。身体の仕草でキャラクターの心情を表現する等の、卓越した表現を楽しむこともできるはずだ。 ストーリーは地味である。何しろ最初の話の謎は「一体誰が部室にカギををかけたのか」である。脚本の派手な面白さを求める人には、この作品は向かない。しかし、日常に隠された何気ない「謎」を丹念に追及するストーリはよく練られており、全くそれと分からない伏線を最後に回収する演出も心憎く、ウーンと唸らされることは必至。奇抜さや派手さは全く無いが、じっくりと味わうことができる「日常ミステリ」である。 本作のキャッチコピーは「ほろ苦い青春群像劇」であるが、前半は謎解き中心で、登場人物の心情はあまり説明されていない。しかし後半に進むにつれ、微妙な恋愛感情、才能を持つ友人への嫉妬…などの「ほろ苦」感が徐々に表わされ、学園青春モノとして楽しむことができるだろう。個人的にはもうすこしエモい展開も欲しかったが、作品の統一感を出すには、これくらい抑制がきいた方がちょうど良かったのかも。地味ながら、良作です。
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5つ星のうち 4.0
自分の人間性が問われるような映画, 2012/9/28
生々しい暴力描写で世界を相手に賛否両論巻き起こしてきた北野武氏の、再びのエンタテイメント映画。 一度見たら忘れられないような過激な暴力シーン(特に歯医者と中華料理屋での場面)が、痛みを通り越してギャグに見える!全員悪人…なので映画的な感動は一切無く、次々とヤクザが死ぬのに、観た後にスッキリするのは何故なのか?描写される数々の「悪」がむしろ快感…という、観ている私たちの人間性の不可思議をも抉りだすという、稀有な構造を持った作品。続編「アウトレイジ ビヨンド」への期待を胸に、観るべし。
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5つ星のうち 4.0
イメージとは裏腹な、本質を突く表現, 2012/9/24
どこかの音楽評論で、浜崎あゆみのコンサートに来るのはファッショナブルな女性よりも、アダルト・チルドレン的な人が多いようだ…ということが書かれていたのを覚えている。さもありなん、この『LOVEppears』で聴かれる、浜崎あゆみの歌詞は内省的で、不幸な境遇から希望を見出そうとしているような感覚がある。タイトルがそのものがズバリな「Trauma」とか、「immature」の「僕らはきっと幸せになるために生まれてきたんだって思う日があってもいいんだよね」という繊細な歌詞とか。世間ではファッションリーダーでもあるイマドキの人気歌手という扱いを受けていた彼女は、こんなにも人間の内面を見つめる歌をつくっていたわけだ。 彼女の歌詞は、また、仲の良さそうな恋人の不幸な内実は誰にも分からないと歌う「appears」に代表されるように、どこか人生を一歩離れたところから見つめているような、達観したようなところがある。その視点は、その後の大ヒット曲「SEASONS」で特徴的に現れる…が、ともかく、今作では、そんなayuの非凡なセンスを十二分に感じ取ることができるだろう。 サウンドはavex流Jポップの王道をいくものだが、曲は粒ぞろい。特に、当時新人作曲家だったD・A・Iこと長尾大氏を大胆に起用しており、彼の書く印象強いメロディは、ayuの「線が細いようで強い」歌声と相まって、リスナーの耳に強い印象を与える。「TO BE」の切ないメロディとサウンドの美しさは格別だ。今でも彼女の代表曲となっている多くの楽曲が収められており、代表作と言って差し支えないだろうと思う。 ただし、リミックス版のDisc2は明らかに余計ではないか。ユーロビート調のリミックスは、当時としてはタイムリーなものだったかもしれないが、それは時間がたつにつれて「古くさい」ものになっていく…ことを考慮すれば、これは絶対に分離すべきだった。そもそも、クラブの享楽的なメンタリティと、前述したayuのAC的メンタリティとは水と油のように異なるものであるし。 ともあれ、いわゆるJポップの多くが大衆に消費され、すぐに忘れられてしまうものも少なくない中、Jポップの王道であるayuの作品は、必ずや残っていくだろう。その理由は、(できれば多感な十代の頃に)彼女の作品に触れることで、明らかとなるはずだ。かつて浜崎あゆみを軽薄なポップ歌手とディスっていた自分が、そう思うに至ったのだから、間違いない。
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