381 人中、340人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
FFはゲームじゃなくなった, 2010/1/6
= 楽しさ:5つ星のうち 1.0
クリアして思ったのは、「もうFFはゲームじゃなくなったのだな」という事だった。
そもそもゲームには、他のエンタメ媒体にはない課題があると言われてきた。
プレイヤーに依存するが故に、開発者の意図する感動が与えにくいという点だ。
かっこよく登場した敵があっさりやられてしまっては興醒める。苦戦し、できればギリギリで乗り越えてもらいたい。
でも、本当にギリギリのバランスにしたら、誰もクリアできない。どの程度の選択肢を許容すべきか?という命題に突き当たる。
この命題に対し、FF13は「選択肢を与えないことでプレイヤーを思い通りに動かし、想定通りの感動を与える」ことにした。
寄り道のできない一本道の展開も、パーティーメンバが固定されているのも、強さの上限が設けられた成長システムも、全部そのためだ。
決められた手段、決められた強さで、決められた答えを出すしかないようにしたのだ。
であれば、確かにそうなるだろう。全てのプレイヤーが、開発者の意図した程度に苦戦し、想定した通りに乗り越えるだろう。
でも、それなら。プレイヤーなど必要ないではないか。
物語に触れたいなら小説を読めばいい。映像と共に堪能したいなら映画を観ればいい。ゲームである必然性とは何なのだ。
プレイヤーが必要ないゲームなど、ゲームではない。
FFは、ゲームじゃなくなる道を選んだのだ。