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E=mc2さんが書き込んだレビュー (岡山市中区)
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クラゲの正体
クラゲの正体
坂田 明著
エディション: 単行本
価格: ¥ 2,100

1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 クラゲの生態に著者と一緒に驚嘆, 2013/3/3
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: クラゲの正体 (単行本)
坂田明はジャズマンにして水産学部卒でミジンコの研究家、それがクラゲの謎にチャレンジしたのが本書です。本書を読んだのはもう20年近く前、最初に購入した本は女友達に進呈してしまい、今のは古本屋で再購入したもので、結構愛着がある本です。

クラゲの発生〜成長過程など、初めて知るクラゲの生態には驚かされるばかりですが、随所に著者の「命が透けて見える生き物」への驚嘆や感動がストレートに表されており、その衒いのなさに読んでる側も共感し、後味のよい読書が楽しめます。

今でこそクラゲを鑑賞できる水族館も増えましたが、当時はまだ少なかったようで、クラゲ飼育を実現させた苦労話の聞き語りなどもあり、水族館でクラゲを観るのが一層楽しくなること請け合いです。

Wine of Silence
Wine of Silence
価格: ¥ 1,241

3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 サウンドスケープ楽曲をオーケストラで再現, 2012/8/25
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: Wine of Silence (CD)
フリップ引退のニュースが流れて約2年、何やってんのかな…と思ってたら、こんなのが出ました。元はサウンドスケープの1人即興作品を、楽譜に起こしてオーケストラに演奏させたというもの。英文のライナーは熟読していませんが、クレジットやコンサート風景の写真を見る限り、フリップは演奏に参加しておらず、あくまで作曲者としての立ち位置のようです。ある種の反復性はあるとしても、「拍子」という概念のない即興曲を、きっちり小節で区切って採譜した編曲者の努力には敬服しますが、まぁ相当な物好きとも言えます(笑)。

聴いた感じは、意外に元のソロ作品との差異を感じさせないもので、例のあのサウンドが、より繊細なテクスチャーのもとで展開されていきます。途中でコーラスやパーカッションが参加する曲もあり、そこは少し違った印象を与えますが、全体としては荘重な宗教音楽のようなたたずまいとなっています。現代版グレゴリオ聖歌?とでもいうべき、静かで穏やかで陰翳のあるクラシック作品です。ECMの現代音楽作品あたりが好きな人にはお薦めします。

考えてみれば、キング・クリムゾンも近現代クラシックをどうロックに反映させるか?というところから出発したわけで(ホルストの「火星」や、バルトークの弦楽四重奏曲の影響満載)、そういう点で違和感がないのも当然かもしれません。また、形態的にもサウンド的にも全く異なりますが、サンプリングのヒップホップのリズムが、その後のドラムの生演奏にフィードバックされて影響を与えたのと同じような構図と言えなくもないでしょう。

Arena Di Verona-Deluxe ed.
Arena Di Verona-Deluxe ed.
価格: ¥ 1,667

3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 妻がこればっかり観てる(聴いてる), 2012/8/5
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: Arena Di Verona-Deluxe ed. (CD)
ジョヴァンニ・アレヴィの知名度は、まだ日本ではそれほどでもないのか、アマゾンのレビューの数も少ないようですが、我が家ではヘヴィ・ローテーションとなっています。特にこのCD+DVDのライヴ作品のDVDは、週に1回は妻が流して、食い入るように観ています(僕が買ったんだけど)。過去に来日したこともあり、生アレヴィ未体験の妻は、将来の来日時に備え、ついにイタリア語の勉強まで始めてしまいました(笑)。

以下、主にDVDについて書きますが、宵闇の古代ローマ遺跡のアリーナという会場設定のもと、Tシャツ・ジーンズというラフな格好で、豪華なフルオーケストラを楽しそうに指揮する姿は、猫背でピアノに向かう時とはまた違った興趣をもたらします(確かにこんな会場で指揮ができたら楽しいだろうなぁ)。曲間に挟まれる本人のMCには、やや神経質ながらも誠実で飾らない人柄が表れています。おおまかには前半がオーケストラ単独演奏、中盤にピアノソロ、後半はピアノ協奏曲という3部構成です。

オーケストラ楽曲は、ピアノ曲とはやや傾向が異なる印象で、マイケル・ナイマンとの類縁を感じさせる部分もあり、難解な要素は全くありません。アレヴィ作品はジャズピアノにカテゴライズされることもあるようですが、本人はコンテンポラリー・クラシックを自称し、即興はやっていないとのことです。ピアノソロ作品では、“JOY”“NO CONCEPT”あたりから入るのがよいでしょう。美しく、気軽に聴けるクラシック作品をお探しの方にはお薦めします。

米国製エリートは本当にすごいのか?
米国製エリートは本当にすごいのか?
佐々木 紀彦著
エディション: 単行本
価格: ¥ 1,575

42 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 米国の大学教育、歴史観、インテリジェンスに対する冷静な分析と日本への提言, 2011/8/6
週刊東洋経済の記者による米国エリート養成システム脱・神話化の'試みです。自身のスタンフォード留学体験に基づき、「米国の大学は優秀」「日本の大学はダメ」といった一般論を相対化するとともに、米国のエリート養成システムから学ぶべき点があることもしっかり指摘しています。

ただし、それは本書全体の4分の1ほどで、以降は、米国の経済、ビジネス、歴史観、国際政治の背景にある考え方を浮き彫りにしながら、日本のとるべき国家戦略へのバランスの取れた提言となっています。

最後は効果的な英語の学習法にまで言及されており、おトク感もあります。なかなかの良書だと思います。

悩むことはない
悩むことはない
金子 兜太著
エディション: 単行本
価格: ¥ 1,000

4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「ありのまま」を鷲掴みにする90歳超の老人力, 2011/5/11
レビュー対象商品: 悩むことはない (単行本)
俳句は門外漢ながら、俳壇の重鎮には相応しくない(?)金子兜太の「狼藉」といってもいいような自由闊達さには注目していました。本書を購入、即読了してみて、改めてこの90歳超のジイサンの爆発ぶりは凄いと感じます。

普通なら「下品」と言われる、子どもが大好きな三文字ワードも頻出するし、自然体を徹底して前衛に至った、という風情があります。帯と本文中の本人の写真が水木しげるに似てるなーと思ったら、本当に水木サンとの対談が載っていてビックリ。類は友を呼ぶ。まさに妖怪同士の対談です。

世間で流布する価値観から自由になりたい人、無駄な力を抜いて世界と向き合いたい人に一読をお薦めします。

ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(原典版)
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(原典版)
出品者:【送料無料】idc shop
価格: ¥ 2,510

3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 細部のアラを薙ぎ払って驀進する雄渾なブルックナー, 2011/4/18
ブルックナーについては、ヴァント&ベルリンフィルの9番、チェリビダッケ&ミュンヘンフィルの4番、それと朝比奈&大フィルの聖フローリアンの7番がお気に入り。ヴァント&ベルリンフィルの5番が絶賛されている割にはピンとこなかったので、いい5番を探していて本作に行き当たりました。

結論から言うと、かなりの名盤と思います。他の評者の方がおっしゃる通り、金管のピッチの甘さとか、技術面での細かいアラをあげるとキリがありませんが、大河のように雄大で雷鳴のように轟くパワフルなブルックナーが聴けます。5番は、ブルックナーの中でも一番攻撃的というか、ロック的なパワーがある曲だと思うのですが、ここでの演奏はまさに曲想にマッチしていると感じます。

大フィルというと、どうしても購入時にリスクを検討してしまいますが(笑)、クラシックといえども、やっぱりテクニックだけじゃないですね。演奏終了後の聴衆の爆発的な拍手が、本CDの価値を証明していると思います。

Red Barked Tree
Red Barked Tree
価格: ¥ 1,718

1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ポップな色気が滲み出た佳作, 2011/2/12
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: Red Barked Tree (CD)
復活ワイアーの3作目。ブルース・ギルバートが抜けた分、コリン・ニューマンのメロディセンスが前面に出てきており、そこに低音を強調した音響工作が加わって、それなりに聴き応えのある佳作が生まれました。雰囲気としては、“A bell is a cup until it is struck”や“It's beginning to and back again”の頃に近い感じです。

昔、ソニック・ユースを聴いたときに、「なんや、ワイアーそっくりやんけ」と思ったことがあります。ずっとマニアックなバンドだと思っていたのですが、本当にいろんなバンドに影響を与えているんですね。次はどういう方向に行くのかなぁ? ブルースは戻ってこないのかなぁ? ま、これからも、気まぐれかつ継続的に活動してください。

信長 (新潮文庫)
信長 (新潮文庫)
秋山 駿著
エディション: 文庫

5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 信長、苛烈なる近代的自我の肖像, 2011/2/12
レビュー対象商品: 信長 (新潮文庫) (文庫)
古今、これほどまでに論じられながら、残っている本人の言葉といえば、「であるか」「是非に及ばず」とまことに素っ気ない、戦国最大の英雄・信長。この男、本当は何を考えていたのか? その理解しがたい内面にあるものを、カエサルやナポレオン、ドゴールといった欧州の英雄・指導者にまつわる記述を縦横無尽に引用・対比することで読み解いていく、非常にスリリングな評伝です。

信長の「内面」とはいっても、従来の日本人論にありがちな情緒的な文脈ではなく、信長の苛烈な行動の裏側に隠れた、ある種の論理性や合理性、観念の徹底性をあぶり出し、その延長線上にある「天下布武」の意味や、家康・秀吉・光秀など他の戦国大名の思考様式との決定的な違いを明らかにしています。戦争という現実から出発し、戦争の中ですべてを考え、獲得していった信長の行動は、むしろ近代人としての自我のあり方や、経験科学との親和性を持っているようです。

アマゾンのレビュアー諸氏の間でも毀誉褒貶はあるようですが、著者のアプローチの独創性と、優れたフィクションの持つ説得力に、再三再四、本棚から取り出すことになるのは確実。本書を補完するものとして、同じ著書によるエッセイ「信長と日本人」も一読をお薦めします。

余談ですが、大河ドラマの「江」でトヨエツが演じていた信長像にも、明らかに影響を与えていると思われる箇所がいくつかありますよ(笑)。

現代中央アジア―イスラム、ナショナリズム、石油資源 (文庫クセジュ)
現代中央アジア―イスラム、ナショナリズム、石油資源 (文庫クセジュ)
オリヴィエ・ロワ著
エディション: 単行本
価格: ¥ 999

3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 複雑怪奇な歴史的経緯…これが自分の国だとしたら悪夢, 2011/1/29
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
サッカーの国際試合などで、国名を多少耳にする機会も増えましたが、「〜スタン、〜スタン」と名前を覚えるだけでも大変で、地理的な位置もすぐにはピンと来ない、中央アジア諸国。個人的には、シルクロード的郷愁や、トルコ系〜アジア北方系民族への親近感もあって、昔から少し気になる国々でした。本書は、それらの国々がたどった歴史的背景と今日的課題について手際よくまとめられた良書です(とはいえ、単一民族説や一元的王朝交代論になじんでいる日本人には、パパッと理解できるようなものではありませんが)。

特に旧ソ連時代の、言語・国境・戸籍・宗教組織・学術理論等の人為的操作により推進された民族分断政策と、それらの悪辣な手法がソ連崩壊後も再生産されて、大統領の個人崇拝や、特定集団への利権の集中と固定化などを招いているところなどは、まさに悪夢としか言いようがなく、安穏とした日本の風景からは想像もできない世界です。

同時にこれらの国々は、石油・天然ガスなどの豊富な資源や、アフガン・イラン・イスラエルなどの近隣諸国間の対立や政情不安を背景にした大国の思惑が錯綜するエリアでもあり、こういう複雑怪奇な状況をみせられると、日本の外交なんて楽勝じゃん!と思えてくるほどです。

それにしても、旧ソ連時代に人工的な「共和国」が幾つも創設された経緯については、日本や欧米の近代国家(ネーション)の成立過程や、さらには白村江の敗戦から倭国→日本への転換、唐からの独立を目指す動きが出たことなどと対比することもでき、「国家」というものが常に外交関係の中で意識的な内的統一を要求されて成立する、一種のフィクションであることがよくわかります。

ビール酵母と48種類の発酵植物 270粒
ビール酵母と48種類の発酵植物 270粒
価格: ¥ 1,200

3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 明確なセールスポイントが欲しい, 2011/1/29
Amazon Vine 先取りプログラム™ メンバーによるカスタマーレビュー (詳しくはこちら)
ビール酵母、ビタミン等、多くの栄養素が配合され、パッケージデザインも悪くない。なのに、何がセールスポイントなのか、よくわからない健康食品になっているところが惜しい。消費者からすれば、何の目的で買えばいいのか、思案してしまう商品です。

確かに健康食品なので、医薬品のように明確に効果・効能を謳えない事情はわかる。だけど、それはネーミングや広告宣伝の手法でどうにでもなること。商品開発担当とマーケティング担当には、もうひと頑張りほしいところ。

1ヶ月ほど摂取してみたが、特に体調の変化も感じられず(もちろん悪い影響はないですが)、誉めようと思ったけど、うーん困ったなという感じです。

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