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みでじゃさんが書き込んだレビュー

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Amalgamation
Amalgamation
価格: ¥ 1,091

5つ星のうち 5.0 若松孝二の映画のサントラのようなサウンドだな、と思った, 2013/5/19
レビュー対象商品: Amalgamation (CD)
佐藤允彦のとんでもなくマイナーなフュージョン作品のレビュー書いたら、さっそく不参考評だけ連投するアンポンタンがいたから、ついでにこいつはどうだ?
どうだ、知ってたか?
こんなマイナーな商品、ここアマゾンからは一度たりともお勧めされたことはないから、こんなコンピューター野郎のお勧め機能だけにたよっていたんじゃくらいたってもこのページには永遠にたたどり着けなかっただろうから、小子のような大レビュアー(良い意「味でじゃ」ないよ。当たり前だろが)に、取り上げてもらって有り難く思え。
本作は、昨年、リアルのレコード店で実物見るまではその存在すら知らなかった。
約35年前の「スイングジャーナル」に掲載された佐藤允彦のディスコグラフィー(藤田敬子氏・編)にも掲載されていなかったのだから、その存在なんて知るよしもなかったろう。
音を聞くと、なぜか、亡くなった若松孝二監督の70年前後の映画のサントラのイメージが沸いてくる。
と思ったら、何と、当時の彼の映画の音楽を実際に、佐藤氏は手がけていたのだ。そのサントラ盤までが最近になって出ているではないか。ここアマゾンでも売っているから、探してみるといい。

ドラキュラ HDリマスター版 [Blu-ray]
ドラキュラ HDリマスター版 [Blu-ray]
DVD ~ フランク・ランジェラ
価格: ¥ 3,652

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5つ星のうち 5.0 ドルビー・サラウンド最初期の映画 音響仕様を表示しなくてはダメですがな, 2013/5/14
 本作は巷にあふれるB級ホラーではなく、ハリウッドが総力を挙げて古典ホラーの復活を試みた超大作。それに抜擢されたのが、『サタデー・ナイト・フィーバー』で当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったジョン・バダム監督だった。
 例えば、レーザー・ショーのような極彩色の官能場面を始め、本作は数々の贅をこらした絵の作り込みが凄い。深紅の夕陽(朝陽だったか?)をバックにした終幕の映像など、どびきりの色彩感覚をほとばしらせている本作は当時、映画関係識者をしてバダムを「第二のスピルバーグ」と言わしめたことがなるほどと納得できるに足る場面の数々を作り出している。
 舞台でも同じ役を演じたというフランク・ランジェラは、メークなしの本物の「血走った目」の演技で、見るものをクギ付けにさせるほどカリスマ性を感じさせた。名優ローレンス・オリビエのバン・ヘルシンクは古今東西この役でこの演技を越えるものは現れないといえるぐらいの極めつけの演技を披露した。
 ところが、日本での公開は、文字通りロードショー館の中がお寒くなるぐらいのガラガラ状態。同じ年に公開されたコメディ映画『ドラキュラ都へ行く』よりも確かコケたと思う。
 エログロ映画が大隆盛の当時(人間がライオンに食べられてしまうドキュメンタリーとか、本当に下らない映画が当時は宣伝だけの力でヒットしていた呆れた時代だった)、大量生産の大量消費、宣伝すれば売れる、といった風潮が、本作のように誠に上質な、本物の優れた作品から人々を遠ざけていた、という不幸な時代だった。
 とまれ、東京地区のロードショーは『サタデー・ナイト』と同じ日比谷スカラ座。余り知られた話ではないが、日比谷スカラ座はクインタフォニックQSサウンド上映が行われた『トミー』を始め、革新的音響効果映画の上映で最先端を走ってきた劇場だ。
 確か、ドルビー・ステレオ・サラウンド装置が配置された日本で最初の劇場であり、その最初期の映画が本作だったと記憶している(ルーカスの『スター・ウォーズ』1作目やスピルバーグの『未知との遭遇』などは、日本ではまだドルビー・ステレオ・サラウンド装置の設置劇場が少なかったので、磁気6チャンネル・超ステレオ音響で上映されたと記憶している)。その文脈で、本作と不思議な縁で結ばれているのは、実はコッポラの『ドラキュラ』。こちらも東京地区ではこの劇場でロードショー公開され、しかも同作は日本で初めてのドルビー・デジタル音響上映、という画期的な音響映画だったからだ。
 従って、日本で初のお目見えとなるはずの本作のソフト化では、音響でも拘っていただきたいがために、本商品の仕様に音響情報が不足しているのは実に不親切だ。
 すでに遙か前に商品化されている北米盤通常DVDでは、意図的にカラーを抑えたとおぼしき画像と、確か2チャンネ仕様のプアーな音響だったのでがっかりした。これは本作がセピア調か何かのふるめかしきを装った映画と勘違いしたボンクラな技術者がいいかげんなテレシネを行ったせいでこうなってしまったのだと思う。
 それだけに、世界初となるこのブルーレイ化にはたいへんに期待しているので、なおさら、画像を含めてちゃんとした商品仕様の情報が欲しいところだ。

 

パイクス・ピーク
パイクス・ピーク
価格: ¥ 1,856

5つ星のうち 2.0 何でエバンス・ファンはこうなるんだか?, 2013/5/12
レビュー対象商品: パイクス・ピーク (CD)
エバンス・ファンにすると「パイクの最高作」はこれになる。なわけないだろ。
だいたい本作をパイク最高作なんて思っている方々は、ほかのパイク作品なんて、まともに聴いたことは無いんだろう。
パイクの最高作は間違いなく、MPS時代のパイクセットによる諸作。もしくはDECCAに吹き込んだ、当時、超幻アルバムと言われた「マンハッタン・ラテン」当たりだ。
それらがこの人が追及して到達した至高の音楽の到達点の本質だ。
エバンスの本質はこっちの作品だろうが、それはパイクの本質じゃない。
ここのレビュー見たって、エバンス・ファンと思しき人々ばかりが書いているじゃないか。
それに比べてパイクセット時代の作品のレビューの少なさといったら……。
パイクス・ピークなんて題名付けられてしまっているから、勘違いしてるだけだろうと思うが、こういう単純な本質がわからんから、頭コチコチ4ビート・ファンは小子は嫌いなんだ。
実際、パイクは90年代に入ってから、アシッド・ジャズ・ブームが到来すると、そっち方面で復活することになるから、やはり、この人の本質はそっち、ということだ。

 

OVERDOSE
OVERDOSE
出品者:KAWADEN
価格: ¥ 4,300

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5つ星のうち 5.0 同時代で買った最初のピッチカート作品, 2013/5/11
レビュー対象商品: OVERDOSE (CD)
 ピッチカートのアルバムで一番最初に買ったのは「CD選書」として各メーカーがCDの廉価版を書店向け仕様にして再発売したものの一つとして出された同グループでは2作目に当たる「ピッチカートマニア!」(テイチク)が最初だったと記憶する。この再発売は1994年6月とジャケットにある。
 ちまたではTVCMなどにも使われ始め、大ブレークが始まっていた時期だ。
 このアルバムは70年代のピコピコ・テクノを引きづりつつもトータルなコンセプトにたいへん惹かれ、すぐにCBS時代にさかのぼってピッチカートの「BELISSIMA!」「女王陛下のピッチカート・ファイブ」(以上後にオリジナル・ラブを結成する田島貴男が参加)などのトータル・コンセプト・アルバムを収集したことがなつかしい。
 同じ頃(1994年)に同時代の作品として初めて購入したピッチカートのアルバムが本作品だった、と記憶している。
 もう20年も経ってしまったのか。唖然(この歳になると時の経つのが異常に早くなる)。
 リーダーの小西康陽氏とはほぼ同世代。
 だから音楽の趣味などがとても合う。というか小西氏とは映画の趣味も似ているようで、リチャード・レスターの『ナック』が大好きで、本邦では劇場初公開以来、長らく超幻化していた同作が漸く名画座にかかったとき、同じ劇場で見たのは間違いないと思う(1978年10月30日、新宿・名画座ミラノ、と日付ノートより確認できた=小西氏19歳、小子は18歳のときだ=蛇足だが小子は劇場用ポスターも購入して今でも持っている=当時たったの200円!)。
 ちなみに小西氏には10年ぐらい前に、赤坂見附にあるビルのエレベータの中で会ったことがある(もちろん声などかけなかったが)。何かの事務所があったのかも知れない(小子が勤める会社の事務所はそのビルに入っている)。解散してしまっていたとは残念だ。
 この場面を訪れたのは、今、自分の持っているこのCDをウォークマンに録音しているため。ジャケット画像を取り込むためです。そしたら、レビューまで書きたくなった。失礼しました。

 

エージェント・マロリー [Blu-ray]
エージェント・マロリー [Blu-ray]
DVD ~ ジーナ・カラーノ
価格: ¥ 3,745

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5つ星のうち 5.0 ソダーバーグが引退を表明したという理由が吐露されている, 2013/5/8
 今のハリウッドは軍産複合・諜報国家たるアメリカの情報(諜報)戦略の完全なコマに使われているということは、鋭い感性を持った人ならだいたいわかるだろう。
 そんな場所で、この俊英監督のスチーブン・ソダーバーグはCIA(米中央情報局)がかつてもっと敵対視して実際に抹殺に手を染めたと言われる中南米を股にかけた革命家チェ・ゲバラを主人公にあれだけ優れた映画を作ったりしてしまったのだから、それはこの国家の監視下に置かれるのは無理からぬことだ。
 ソダーバーグはその次の映画の撮影中に突如、セクハラ事件に巻き込まれる。最初はこちらも引っかかって鵜呑みにしていたのだが、よくよく考えるとこの手のスキャンダルは諜報組織がよく使う手だ。ソダーバーグはさらに次の作品では巨大産業のステマに堕したとも見える映画を撮り出した。早すぎる宗旨替えは何やら司法取引で諜報国家の注文通りの映画を作る作家に変節したことを伺わせた。
 巨額賠償の重圧を背景にした圧倒的な脅しの力で、米国は司法取引という手を使ってこの諜報国家の言いなりにさせることを、これまで幾多のベンチャー会社などに対して散々、行って来ている。
 だからG社やF社などはCIAと同じことをやっている組織なのだと小子は解釈しているのだ(いや小子だけではなく、日本の上場企業トップでもそう考えている人が少なからずいることをお知らせしておく)。
 そんなソダーバーグはもうこういうハリウッドに嫌気がさしたのだろう。まだ若いというのに自ら引退表明をしたそうだ。
 本作が恐らく、ソダーバーグが作った最後の作品ということになるだろう。
 それがこの諜報活劇映画である。何やら意味深ではないか。
 本作では極めてリアルでかつ真面目な諜報活劇が展開されている。
 なかなかよくできた映画である。それは漫画になっていないからだ。
 引退を表明したソダーバーグの心情は、本作でもって何となく理解できた気がした。

燃えよドラゴン 製作40周年記念リマスター版 ブルーレイ(Tシャツ付)(初回限定生産) [Blu-ray]
燃えよドラゴン 製作40周年記念リマスター版 ブルーレイ(Tシャツ付)(初回限定生産) [Blu-ray]
DVD ~ ブルース・リー
価格: ¥ 4,997

14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 何だ?このちんけオマケは……, 2013/5/8
 オタク第一世代と言われる1960年生まれの映画マニアは、本作によって映画の世界に引きづり込まれた人が多い……――のではないか?
 小子は1974年5月19日渋谷東急のロードショーにて第一回目の鑑賞。
 同年8月18日横浜西口シネマにて2回目の鑑賞(併映は『ダーティハリー2』)。
 1978年6月7日丸の内ピカデリーでのリバイバルにて3回目の鑑賞――と日付ノートより確認できた(なんだ、たったそれだけだったか)。
 1974年は空前のドラゴン・ブームに沸いた。自家製ヌンチャク作って練習したり。少林寺の道場ができたり。みんな本作が始まり。
 個人的にはゴールデンハーベスト(香港の映画会社)で作った作品より、ハリウッド産の本作が圧倒的面白い、と思ったのは、英米の良質な諜報(スパイ)映画の醍醐味を存分に本作は取り込んでいるからだ。
ところが。
 LD時代はワイドスクリーンバージョンの輸入番を購入。DVDは最初の版と特別版の2種類を購入。ハイデフ化ではHD−DVDをいち早く購入してきたので、
 ブルーレイ商品はニューマスターがでるまでは、と見送っていたのに、やっとでたニューマスターのブルーレイがこのトホホの商品では、一気に買う気が失せるではないか。
 どうせTシャツ付けるならオリジナルポスターのデザインをあしらったものだったら少しは食指が動いたのいに、パッケージのジャケット・デザインそのままのちんけなTシャツいったい誰が着るんですか?
 それで4000円以上もとるってか?
 この会社、大丈夫か?

 
 

ルシアンの青春 [Blu-ray]
ルシアンの青春 [Blu-ray]
DVD ~ ピエール・ブレーズ
出品者:FIESTA
価格: ¥ 1,798

1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 買ったんで。, 2013/5/4
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: ルシアンの青春 [Blu-ray] (Blu-ray)
 本作を見たのは本作の主人公ルシアンとほぼ同じ年齢の頃(いや、そしれよりももう少し下だった。ルシアンは17歳という設定。小子は1960年生まれなので、1975年にロードショー公開され、同年に都内の名画座で見たのだから15歳だった、ということになる。日付ノートより1975年11月8日東急名画座とある。正確に言えば、小子は12月生まれなので14歳のとき、ということになる)。
 本作はそれぐらいの年齢のときにこそ鑑賞して、若いときにしか得ることができない本当に優れた映画によってこそもたらされるべき「衝撃的映画体験」を是非、若いうちに受けておくべき優れた作品である、とまず断じる。
 いい大人になって達観した上から目線で本作を眺めてみても、「ああ良くできた映画だな」というレベルの感想は得られるだろううが、それは衝撃の体験とはほど遠い、ということに留意しなくてはならない。だからできることならホラーやアクションなどの下らない映画からではなく、是非、こうした優れた映画で若いうちうは映画体験を積むほうがいい。
 (まあ「みでじゃのような大人にはなりたくない」なんてこと書かれているぐらいだから、あまり薦めても意味ないのだろうが。でもリアルの世界ではそんなでもないんだぜ。「委員」という肩書き2つと「特別顧問」という肩書き1つを持っているぐらいの社会的責務のある大人にはこの年になればなれるぐらいの大人にはなれるから、まあ君たちもがんばりなさい)
 1960年代末から1970年代前半ぐらいまでにかけて生み出された米国のニューシネマ・ムーブメントに呼応して全世界で生み出された小品的・非商業的な優れた映画には、ある共通した雰囲気がある。その雰囲気というのは、たぶんに時代的・感覚的なものなので、言葉で現すのは非常に難しいのだが、あえて言えばそれは「時代と社会と人間を見つめる、真摯で透徹した視点を持っている」ということではないかと思う。従って、内容的には当然ながらペシミスティックな作品が多くなる。そういう意味で本作は、正にフランスから生み出された「アメリカン・ニューシネマ」とでも言うべき雰囲気を持った作品であった、という印象を当時、強く受けた。
 もとを正せば、本作監督のルイ・マルはフランス・ヌーベルバーグの旗手と言われた人。ヌーベルバーグが拠り所とした映画批評誌『カイエ・デュ・シネマ』はハリウッド映画研究を盛んに行っていたし、ヌーベルバーグの作家にはフランスの伝統的なスタジオに依らずにそうしたハリウッド映画ファンが映画作家にそのまま移行していったケースが多かった。マルの長編出世作『死刑台のエレベーター』には、ハリウッドでも起用されたことがなかった米国のモダン・ジャズの巨匠マイルス・デイビスを映画音楽家として初めて起用したりしたのも、米国発の当時のとんがった文化に対して彼らがいかに敏感であったのかを示している。実は、アメリカン・ニューシネマというのはそうした先鋭的文化が仏ヌーベルバーグを経て米国へ先祖返りをしたもの、というのが小子の個人的な分析なのだが、長くなるのでその論についてはまた別の機会に譲るが、従って、本作はその先祖返りした米ニューシネマの雰囲気をまたキャッチボールのようにフランスから返してきた映画ということが言えるのである。
 だから本作は開巻、不世出のジプシー(ロマ族)ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトを要したフランス・ホットクラブ5重奏団の演奏が映画が被さるのである。本作で描かれる時代の当時の音楽として使用されているのは同グループの活動時期としては正しい使用ではあるが、バイオリニスト、ステファン・グラッペリ率いる同グループは、米国発のスイング全盛期にスモール・コンボによるスイングを欧州大陸で演奏して回った希有なバンドで、そのユニークな響きは一部に同グループこそモダン・ジャズの走り、と評する人もいるぐらいなのだ。蛇足だが、ウディ・アレンの『ギター弾きの恋』でショーン・ペンが演奏するスタイルがラインハルト流のスタイルである。
 いずれにしても、このように、フランスとアメリカの両文化のとんがった部分がキャッチボールの果てに奇妙な融合を果たした結果生まれたということが、本作のフランス発「アメリカン・ニューシネマ」たるゆえんでもあるのだ。
 レビューで作品の筋には立ち入らなかったのは、できるだけ先入観なしに本作を見て欲しいため。自分もそうだったから。是非みなさんもそうして下さい。
 

 
 

オールイン・オールアウト
オールイン・オールアウト

2 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 デイブ・リーブマンがスチーブ・マーカス化している, 2013/4/26
レビュー対象商品: オールイン・オールアウト (CD)
本レコードのCD化商品は、1990年頃にソニーが書店など向けに出していた「CD選書」という1500円のシリーズで再発されて以来、ずっと廃盤のままのようだ(だからこんなバカ高いプレミアムがついている)。小子はそのCD化の際に購入して持っている。
佐藤允彦はモダンジャズの歴史の中ではジャズ・ロック黎明期に米バークリーに留学しているから、実はジャズ・ロックの申し子のようなミュージシャンなのだと思う。だから70年代初頭にはジャン・リュック・ポンティやスチーブ・マーカスとの共演アルバムを吹き込んでいるし、前作には増尾好秋、後者には川崎燎ら日本のジャズ・ロック・ギターの先駆者が参加しているのだ。
小子は1979年にボーカルの笠井紀美子が「バタフライ」というアルバムを出したときに、郵便貯金ホールで行ったコンサートで初めて佐藤允彦の生の演奏に接した。佐藤允彦はハービー・ハンコックの代理、ということだったようで、キーボードのみならずアレンジも担当していたと記憶している。だからちょうど、本作が吹き込まれた頃に、その演奏を生で聴いていた、というワケだ。
 本作は文字通りフュージョンにどっぷりつかっていた頃の演奏で、ジャズ・ロックの洗礼を受けたミュージシャンとしては当然の帰結の演奏だったわけだが、TV番組などのBGMなどでも散々使われていた1曲目などを聴くとさすがに手慣れた演奏だ。
 デイブ・リーブマンがスチーブ・マーカス化しているのが最高におかしい。
 後半はやや4ビートを引きずっていていて、それが面白みを削いでいる最大の原因だ。

アウトレイジ ビヨンド [Blu-ray]
アウトレイジ ビヨンド [Blu-ray]
DVD ~ ビートたけし
価格: ¥ 3,679

34 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 またワーナーだもんね。もういいんじゃね、こういう映画, 2013/4/21
東映が作らなくなったので、今やタケシ映画でしかヤ○○映画は作られないのかもしれないから今や希少価値か?
しかし、またしても配給がワーナーというのは爆笑もの。ここまでわかりやすくする必要ないじゃないかと思ったが、これはむしろ作者の意図的か?
一番笑えるのが韓国系フィクサーという登場人物。何と、パチンコ店経営している様子。でもお店の中でそんなことやっちゃダメでしょ。
せっかくパチンコ店会社が世界で初めて上場したのに(海外でだが)、そのタイミングに合わせてこんな出鱈目なことやったらいかんよ。市場規模30兆円になんなんとするパチンコ業界からは総スカン間違いなしだ。
まあ警察だって面白くないよな、こんな刑事を描かれたんじゃ。
もういいなじゃね、こういう映画は。
いいかげん、そちらの方面の方々をわざわざ金払って見せていただくのもうんざりですがな。
(結局、書店とか言ってもただの倉庫管理業だから税金払わんくせにみかじめ料だけは払ってるんですかねえ。だからあんまり批判されたくないのかと、そっち方面のことは、と見えるが)

絞死刑 [DVD]
絞死刑 [DVD]
DVD ~ 佐藤慶
価格: ¥ 3,626

4 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 頭の中でだけで作られた、空疎な議論をするための映画, 2013/4/19
レビュー対象商品: 絞死刑 [DVD] (DVD)
 大島渚監督作品は、相対的には好きな作品が多いのだが(2作を残して全作品を劇場で見ている。個人的にベスト5を挙げると『日本春歌考』『日本の夜と霧』『無理心中・日本の夏』『新宿泥棒日記』『悦楽』となる)、個人的には全くペケの作品も実は、驚くほど数多くある。本作はその最たる作品の1本で、但し好きな監督ではあるので、亡くなるまでは、ソフト化商品のレビューとはいえ、こき下ろし(と言っても正直に白状しているまで)は控えていた。
 この現実に絶対ありえないばかばかしいシチュエーションでどうやって感情移入させようと作者らは考えていたのかは、はなはだ疑問だ。
 何でこういう頭でっかちの作品が高く評価されるのか?と言うと、そういう議論をするにはもってこいの机上の空論映画だからだ。
 最初から面白いストーリーを描いていこうということに対してなどは恐らく、全くツユも努力しようとはさされておらず、もっぱら予め準備してあった頭でっかちな議論をどう組み立てていこうか、と頭の中でこねくり回されたものがそのまま組み立られていっただけだから、恐ろしく空疎でつかみどころのない映画にしかなっていない。
 この時代、議論好きの連中なんかには全くうってつけの題材だったのだろうが、そんなものは前衛演劇か何かでやってもらいたい、というのが2時間近くもつき合わされるまともな観客の反応だろう。
 
 この映見て「ああ、本当に面白かった。これから死ぬまで何度も見たい」なんて思っている人がいたら、その人とは永遠にお知り合いにもなりたくないない、とまで言っておこう。
 この映画見て、死刑制度には絶対反対だ、という感情は恐らく、少なくとも今の人は全くわかないだろう。それどころか「それ見たことか。在日の犯罪者などとっとと死刑にしてしまえ」といった感想のネトウヨなんかの方が圧倒的に多くなるハズだ(といってもそんな連中は見るワケないが)。それだけでもこの作品はもう、歴史の風雪には耐えられなかった、というとだ。
 (しかしまだまだ人気あるなこの映画。題材が面白「そう」な気がするだけだろ)

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