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20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
10年後の自由, 2009/3/15
前作から約2年ぶりのアルバム。
であると、同時にドラゴンアッシュをスターダムへ押し上げた「Viva la revolution」から10年が過ぎて出されたアルバムでもある。
今回は近年押し上げてきたラテンやサンバの要素を軸に彼らが3rdや4Thで展開してきたミクスチャーロックやラウドロック的な展開やギターサウンドが聴かれる。
特に7曲目のミクスチャーなどはその典型ともいえるような楽曲だ。
一方で、6曲目のベルベット・タッチのように1st、2NDで展開していたようなオーセンティックなオルタナティブ・ロックを機軸にした曲もあり多様性やふり幅も大きい。
8曲目の繋がりSUNSETなどは歌詞やサウンドからしても現在のドラゴンアッシュによる「陽はまた昇り繰り返す」と言ってもいいだろう。
近年はダイレクトに聴き手に直結しない歌詞が多かった中で、詩だけで聴き手の心を掴む楽曲だと個人的には思う。
そして、このアルバムは13曲目の運命共同体で終わりを迎える。
この楽曲も繋がりSUNSETと同じ位相に近い楽曲である。言うなれば現在のドラゴンアッシュによる「Viva la revolution」という感じである。
多彩な打楽器やリズムが複合的に融合しながら、みんなでシンガロングできるようなメロディが響く楽曲である。
そして、今回からドラゴンアッシュのアルバムでは恒例だったシークレットトラックがなくなった。
少し残念ではあるが、新しい自分たちを迎える上で必要な変化だったのかもしれない。
少し余談になるが
思えば、彼らも10代でデビューしてから早10年以上が経ち、30代になった。
かつてのオルタナティブ、AIRJAM、ラウドロックブームの時代を乗り越え最前線でやっているのは、あれほど多くのロックバンドが居た中では解散せずにやっているのはトライセラトップス、ブラフマン、くるり、ドラゴンアッシュとほぼ数えるぐらいになってしまった。
この時代に多感な10代を送った世代としては隔世の感があるが、10年前と変わらず、今もフレッシュに聴き手に音楽を届けようとする彼らに励まされる。
日本の音楽を変えようと躍起になっていた者も居れば、安心な僕らは旅に出ればいいと無気力さを謳歌していた者も居る。
もう多くの者や心が高揚していた時代は去ってしまったが、VIVA la revolutionという言葉ではなくFREEDOMという言葉で新しい10年を迎えようとする彼らの姿勢に10年前の子どもだった自分と同じように今の自分もまた感動させてもらった。
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4 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
夜のサウンドトラック, 2009/3/1
晴れて日本盤が発売され、日本でもじわじわ知名度あげつつあるエレクトロ・ポップバンド、メトロノミー。
2008年はMGMTやティンティンズなどエレクトロ・ポップやダンスミュージックをクロスオバーさせた新人させたバンドが活躍した年でした。
メトロノミーもそうした流れのバンドと捉えられることが多いと思います。
が、もともとはフロントマンのジョセフ・マウントのソロ・プロジェクトでした。
実際、1stはインストが中心のエレクトロ色の強いアルバムでした。
しかし、世界中で絶賛された今作はバンドの演奏と歌を中心に据えたエレクトロ・ポップアルバムです。
また、ナイツ・アウトというアルバムタイトルにもあるように「夜」に生きる若者をテーマに据えた、12曲からなるアルバムでもあります。
楽曲の特徴としては他の新人エレクトロ・バンド同様にトーキング・ヘッズ、ソフト・セルなどの影響を感じさせます。
が、やはり一番の特徴はリズムがミニマルであるのに、メロディが非常にポップなこと。
この辺りの成果は「ハートブレイカー」「レディオ・レディオ」辺りに感じられます。
一方で「ホリデイ」「マイ・ハート・レート・ラピッド」のようにダークでリズムをミニマルに刻みまくるナンバーもあります。
彼らの良い所はこのように先鋭的な部分とポップでとっつきやすい部分が巧く融合していることでしょう。
最初は「ハートブレイカー」や「レディオ・レディオ」のようなポップなナンバーが馴染みますが、聞きなれてくると「ホリデイ」のようなダークなナンバーにずぶずぶハマリます。
分かりやすく、なのに先鋭性もあり、世界観が精巧に作られているアルバムだと思います。
2008年を代表する傑作です。
最後に、国内盤はボーナストラックが入っているため、ナイツ・アウトで始まり、ナイツ・アウトロで終わるというアルバムの流れを壊しています。
最初聞くなら、輸入版をオススメします。
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80年代生まれから見たYMO, 2009/2/17
最初に断っておきますと、僕自身YMOにさほど思いいれはありません。
現在、23歳の若造にとって、YMOは一種の歴史上の出来事です。
リアムタイムどころか生まれる前に散開されてましたから・・・・
で、今回のライブアルバムなんですが、後発世代からすると非常に聞きやすい。
というか音そのものに芯があるなぁと。
音数は多いのに、演奏自体はポップですっきりというか。
ポストロック的な表現やらテクノポップやらアンビエイトをやる若いバンドやミュージシャンに言えることなんですけど、基本的に後発世代の音楽家が線が細いバンドが多いです。
だから、ライブで聴くとけっこうがっかりってなことが多いです。
音数は多くても、曲にフックがない。(ここをクリアしてるのは最近の若手だとトクマルシューゴ。中堅だとレイハラカミ、コーネリアス。)
でも、このライブアルバムは飽きが来なかった。
多分、演奏が非常にオーセンティックでYMO世代の方だけでなく今のポストロック、アンビエイト的な表現のテクノになれてきた若い世代にもリンクする音だからだと個人的には感じました。
今の若い世代から見てもYMOは単純にポップでクールです。
こういう普遍性のあるグループが年代問わず幅広く聞かれると日本の音楽も良くなるのになぁと心の底から思います。
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トゥナイト
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| 価格: ¥ 2,269 |
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| 在庫状況: 在庫あり |
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デカダンスで妖しく、踊る世界, 2009/2/8
前作から3年ぶりということで今年の新譜の中でも期待の大きかったフランツ。
やはり、3年も経つと彼ら自体の嗜好や音楽に対する姿勢の変化もあり、1stや2NDとはかなり異質な出来です。
彼らの良さというとTake me outやDo you want toのように聴き手を一発でノックアウトする踊れるロックナンバーを書けるところでしたが、今回はほぼそういった要素は排除されています。
基本的に彼らの曲のBPMは前作までは大体120程度ぐらいでした。この辺の速さだと結構踊りやすい。
でも、今回は先行になったユリシーズを聞けば、分かるようにかなりテンポダウンしています。
アルバム全体としてもBPM100ぐらい、これって結構ミドルテンポなんです。
でも今作のTurn it outやNo you girlといった曲には絶妙なリズムアプローチや展開は確実にダンスフロアーを沸かせられるだけのグルーブ感がある。
ここに今回のアルバムの肝がある。
正直、メロディにポップさはないです、結構ビターだと思います。
一度聞いただけでは、このアルバムの良さを感じるのは難しいかもしれません。
ただ、今回のアルバムは今までで一番、音楽的に強度があるアルバムなのではないかと。
曲自体は今回、プロデューサーで起用したダン・キャリーのキャリアから分かるようにCSSやサントゴールドといったダンス/ロック・ミュージシャンと共振する所が多いです。
ただ、彼らが偉かったのはそうしたトレンドに乗りながらも自分たちの個性をきちんと残してる所だと思います。
彼らなりの野心作であると同時に、現在のイギリスのトレンドを感じさせるアルバムです。
ファンよりもむしろ、フランツなんて今までポップすぎて聞けなかったという人にお勧めの作品。
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19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
16年たってもやることが変わらない強さ, 2009/1/25
ユニコーン16年ぶりの復活ってことで当時、青春だった方々を中心に盛り上がりを見せるリユニオン・ブームですが、今までの同窓会的な再結成ブームと違って、彼らには現役感があります。
つまり、今の10代も相手にできるぐらい現役感バリバリの音です。
僕自身、1985年生まれの23歳なので、正直、彼らをリアルタイムで知ったわけではありません。
最初はどっちかというと奥田民生が元々居たバンドという認識だったと思います。
でも、自分の周りだとユニコーンを知ってるという若者はかなり多いです。
それは髭、モノブライト、フジファブリック、ビークル、トライセラトップス、ポリシックスと今の若者に人気のバンドのほとんどに大きな影響を与えたのが彼らだったからです。
つまり、後追いでファンになった若者が多いんですね。
決して古くならないかっこよさと普遍性がある。
これほど、影響力の高いバンドは彼らの同時期だとブルーハ−ツやボウイぐらいでしょう。
でシングルなんですが、阿部さんがボーカルという変化球(ここで民生さんを使わないのが彼らしい)
音自体は古いというより、今のシーンど真ん中の音です。
イントロの渇いたザックリしたギターリフ、ブリッジのニューウェーブなシンセとテッシーさんのハードロックなソロ、そして阿部さんのボーカルがぶっ壊れていくエンディングまでどこをどう切ってもユニコーン。
今のロックバンドのトレンド自体がニューウェーブやエレクトロ・ポップなのでこの音はクールでしょう。
歌詞も相変わらず(なんか人生は上々だを思い出させます笑)。
正直、再結成ブームの他のバンドは個人的には当時の青春だった人だけが盛り上がってるだけって印象でしたが(ジュンスカとかのファンの方、すいません)
ユニコーンは違います。
今の若手や中堅と比べても遜色のない現役感とパワーがあります。
というか、彼らの方が若い連中よりずっと気合が入ってる!!!
ユニコーンは色褪せていません。
これを30代だけに独占させるのはもったいない!
さあ、ケータイの10代も不惑の20代も疲れてきた30代もユニコーンを聴いてぶっとびましょう!!
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
いわゆる一つの過渡期, 2008/12/27
前作でのコンセプチュアルな作風から、一気にモード変化した今作。
彼らの場合、ただでさえ変化が早いのに、一気にここまで変化したのでかなり面を食らいました。
先行になったマーキュリーを聞けば分かるように、ダンスミュージックやエレクトロニカにかなり接近しています。
リリックそのものもかなり韻を踏んでいる辺り、リズムに相当凝った感じ。
正直、前作のあの世界観とはまったく異質です。
あれは一つのコンセプトに基づいたアルバムでしたが、今回はいい意味でも悪い意味でもバラバラです。
これ自体はメンバーが語ってるように、いろんな視点から聞いてほしいという以降を反映したものだそうです。
これが先行ダウンロード販売になったのもそういう理由もあってだとか。
ただ、前作とは違ってTalons,mercury,sign,fluxなど新機軸ながらもポップな楽曲がある意味このバンドの底力を感じさせます。
大傑作ではありませんが、彼らの新しい方向性や挑戦が反映されたアルバムです。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
いまやスタジアムが似合う音に, 2008/12/27
今や、世界クラスの人気バンドの彼らですが、今作も非常に質の高い音楽を展開しています。
前作はかなりアメリカン・ロックに傾倒し、ギターを前面に押し出した作風だったのに対して
今作ではシングルにもなったヒューマンでも分かるようにかなりシンセや打ち込むが多用されています。
1stが好きだった人にかなりアジャストでしょう。
しかし、一方でスペースマンのように展開がめぐるましく変わる壮大な曲を入れている辺りはバンドとしてでかくなってきた証拠のような気がします。
全体として、1stの路線をよりニューウェーブに寄り添い、さらにそこでクィーンのような壮大な楽曲を展開してる感じ。
個人的には今までで一番好きです。
インディー好きからも普通のリスナーからも支持される作品だと思います。
ヒューマンが気に入ったなら買いです。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ある意味正統派、日本語ガレージロックかも, 2008/12/11
最近、巷で話題の長崎出身の3人組バンド嘘つきバービー。
もう、この名前だけでめちゃくちゃインパクトがありますが・・・
一度聞いたら忘れられないバンド名ってゆらゆら帝国と彼らぐらいだと思います。
で、その肝心の音なんですが、歌謡曲+GS+ガレージ+音頭という感じです。
まあ、無理やり形容するならオカルトさがないゆらゆら帝国?
ちょっとリズムが三拍子な50回転ズ?ってな感じです。
ただ、この手のバンドにしては、ボーカルがすっきりしてます。
ゆらゆら帝国は歌声にゆらぎがあるせいか、聞きおわった後、なんとも言えない寂寥感みたいなものが残りますが
彼らの場合、音も声も作りの割りにはすっきりしてるので、けっこう楽しく聞けます。
(ギターウルフみたいに空っぽにして聞ける楽しさもあるってことです。
音も個人的にはゆらゆら帝国よりも外道の方が近いと思います。)
ただ、一方で歌詞が分裂症気味なので、飛んでるロックが聞きたい人にもおすすめです。
虫こない、やわらかヘンリー、どろろどっきんぐ辺りはガレージに必須なかっこいいリフがなりまくる楽曲。
日本語でかっこいいロックが聞きたい人、ちょっとヘンテコな世界に足を踏み入れたいあなたにおすすめの新人です。
2009年の台風の目になると思います。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
不思議なポップ感, 2008/11/6
前回のシングルがエレクトリックだったので、次に来るのは多分、もっと変化球なんだろうなぁと思っていたら、すごい分かりやすい曲だったので驚いた。
「夢でさよなら」はいい意味で髭らしくないシングルだと思う。
むしろ「髭よさらば」の方がシニカルでサウンドも従来の髭らしい。
須藤さんは「夢でさよなら」を歌謡曲とギターポップの中間と表現していたけど、確かにそんな感じ。
でも、不思議と安っぽさを感じない。
へたすりゃベタベタになりそうなメロディなのに、普遍性を感じる。
いわゆるグッドメロディってことなんだろうな。
ありきたりなのに、なんか新しさを感じる。
そんな髭の現在のモードが感じられるシングルです。
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The vines get back!!!, 2008/11/5
前回のヴィジョン・ヴァリーで正直、ヴァインズはもう無理だろうと感じていた。
曲の出来はよかったが、グレイグが病気から立ち直って、以前のパワフルさを取り戻せるとは到底思えなかった。
だが、彼らは戻ってきた。
シングルになったヒー・イズ・ロッカーは以前のようなヴァインズ印のロックチューン。
歌詞もロックンロールで生きていくしかないというグレイグな決意がなかなか泣かせる。
また冒頭のゲット・アウトやブレインデッドではガレージとグランジをかき混ぜた、へヴィなロックを聞かせてくれる。
そしてオータムシェイドはついに三作目だ笑。
美しいコーラスワークと儚いメロディが重なり合って、アルバムのカラーを伝えている。
全体的に三分程度の曲がならび、収録時間も40分に満たないアルバムだが、今までのヴァインズの中では最もカラフルでポップなアルバムだと言えるだろう。
グレイグ曰く、アルバムジャケットが派手なのもアルバム全体が明るいからだと言う。
個人的にはグレイグの明るい表情が伝わってきただけでも安心した。
ちなみに今回のアルバムは英米ではプレスリリースされなかったようだが、グレイグ自身は次のアルバムでまた世界に出て行きたいと話していた。
ヴァインズのアルバムとしてはベストではないが、ヴァインズ・ファンならきっと気に入るアルバムだと思う。
次のアルバムに期待が持てる作品。
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