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katsuya30さんが書き込んだレビュー (横浜市)
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アイデアの直前 ---タグボート岡康道の昨日・今日・明日
アイデアの直前 ---タグボート岡康道の昨日・今日・明日
岡 康道著
エディション: 単行本
価格: ¥ 1,680

3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 岡康道氏の「思考の原点」がわかる本, 2013/4/30
広告業界に身を置く方なら必ず知っている岡康道氏。
TUGBORTを立ち上げた時も大きな話題になったが、著書にある
ように「雨後のタケノコのように」後続は続かなかった。
TUGBORTは未だにちゃんとしたWebPageがない。
最先端のクリエイティブエージェンシーが最先端のオウンメディアを使っていない。
それが岡康道たる所以だろう。

佐藤可士和氏は「洗練」だが、岡氏は「挑戦」「挑発」のイメージがある。
日本最大のテーマパークを「嫌い」と言い放つ姿勢は凄いし、何と言っても
著書の語り口がもう挑戦的だ。
広告屋は人の財布で商売をする。なのに広告に対する成否の責任は取らない。
フィーとコミッションのところはもう語りつくされているが、就活中の方が
読んでもタメになる個所はある。あるのだが、本書のターゲットはSNSに
追い立てられる「旧広告屋」の面々だと思う。

ブランディングだの派手目なイベントだの、1990年代前後を業界で
過ごした人たちは結構「訳はわからない」のだが「楽しい」商売をしていた。
それでも広告主からはたくさん予算が頂けた時代。岡氏は現在も良質な
ブランディングを手掛けているが、ますます販売促進やSNSが勢力を
増す中、今後どう進化していくのか楽しみである。

岡氏の生活感にも触れることが出来るので、特に広告マンには一読を
お勧めしたい。健康オタク振りや伝統の電通富士登山で救援チームに付いた
のに、高山病で救援されるなど、エピソードも面白い。星は5つです。

ミラーズ2(前作「ミラーズ (完全版)」付) (初回生産限定) [DVD]
ミラーズ2(前作「ミラーズ (完全版)」付) (初回生産限定) [DVD]
DVD ~ ニック・スタール
価格: ¥ 3,243

5つ星のうち 3.0 前作とは全く関係のない物語。ゆえにこれ単独でも観られます。, 2013/4/29
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
本作は日米ともにDVDスルーという厳しい感じになったが、出来栄え
は言われるほど悪くない。前作が良いホラーだったので、比べられる
面もあるのだろう。

とはいえ、この作品は20世紀フォックスが配給してアーノン・ミルチャン
がプロデュースしている以外は「ほぼ」関係が無い。
しかし日本でありがちな「本当は別物なのだが、関連する題名にしている」
パターンでもなく、アメリカ本国でも「ミラーズ2」である。
共通項はメイフラワー百貨店の廃墟と鏡だが、今回は正直鏡が無くても
何の問題もなかった(笑)。

これなら別の場所を舞台にした方が遥かに良かったと思う。
首が飛び、口が裂けるスプラッター振りは楽しいし、音のギミックも盛りだくさん。
ちゃんとホラー現象が起きる原因まで脚本になっているので、よけいに惜しい。

しかしN・スタールは「T3」の時も思ったが、どうして主役に座れるのか
不思議だ(笑)。掃いて捨てるほど俳優がいるハリウッドなのに、あの
フツーのお兄ちゃんタイプが、それも大作系に起用されるのはやはり何か
特別なチカラがあるのだろう。

本作は大人数で観ればより楽しいと思う。全米もTV放映前提じゃないので、
結構色々楽しめます(笑)。
また無理に「ミラーズ」前作を観なくても全く大丈夫だが、せっかくの2枚組
だし、1作目から楽しんだ方がいい。星は標準点の3つです。

アウトレイジ ビヨンド 【スペシャルエディション】 (初回限定版) [Blu-ray]
アウトレイジ ビヨンド 【スペシャルエディション】 (初回限定版) [Blu-ray]
DVD ~ ビートたけし
出品者:☆メディアハウス☆ コンビニ・ATM・ネットバンク・Edy払い可 ◆迅速発送◆
価格: ¥ 5,700

6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 女優たった1名!相変わらず野郎祭りの続編。, 2013/4/29
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
アウトレイジの面白さは「面倒くさいことを一切排除した野郎祭り
映画」ということだ。
メイキングで俳優たちも語っているが、それぞれの家族なり日常生活
なりを1秒も見せないので、本当にいいオヤジたちの罵り合いと
銃撃戦の嵐。このスタイルの好き嫌いはあると思う。

個人的には大好きな作風だし、艶っぽいシーンが入るとそれなりに
場面転換してしまうからね。本作でも唯一の女優である月船さららが
刺青を見せるために全裸になる場面があるが、ストーリー的には何の
繋がりもない。というよりも月船さららを1分間使うだけ、という
もったいなさがまたいいのだろう。

もったいないと言えばメイキングでナレーターを務めた高橋克典など
初見ではどこに出ているのか絶対にわからない(笑)。
この役者は大物だから早く殺されないだろう、というような「お約束」
もなしで、観客もハラハラできるのが一番の勝因だろう。

本来ならばワーナーブラザースじゃなくて、東映あたりが手掛けて
欲しい作品だ。特典ディスクはDVDで、アメリカではオールHD発売の
ワーナーにしては残念な作り。まあ現在まで「ワーナー邦画」のソフトは
みな同じスタイルだが、次回くらいからは特典もHDにして欲しい。
前作もそうだったが、このシリーズはメイキングが面白い。
普段は善良な役が多い俳優たちのキレッぷりの裏舞台は、結構楽しい。
またヴェネチアでの満員&スタンディングオベーションも日本人として
嬉しいものだ。星は4つです。

あなたへ Blu-ray(2枚組)
あなたへ Blu-ray(2枚組)
DVD ~ 高倉健
価格: ¥ 4,604

5つ星のうち 5.0 日本が誇る高倉健の主演作。撮影は木村大作で観たかった!, 2013/4/28
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: あなたへ Blu-ray(2枚組) (Blu-ray)
本作の評価はマスコミでも二分しているイメージだが、そもそも
この作品は日本が誇る俳優・高倉健じゃなければ成立しない
「日本映画の寓話」なのだと思う。
富山から長崎までのロードムーヴィーで、かつ出演俳優たちが
尊敬の念で高倉健に対峙するので、若い人から観れば「何だ?この映画」
と思う向きもあるかも知れない。

でも本作は紛れもない日本映画の傑作だと断言してしまおう。
それは降旗組じゃないと作れない「活動写真」の雰囲気を味わえる
だけでもう満点である。どことなく「鉄道員」のムードに似ているしね。
最初は妻に先立たれた夫のロードムーヴィーと思いきや、ラストでは
主役さえ変わってしまう凄い脚本。あまりに偶然性が続くストーリー。
でも高倉健の映画だから万事OKだ(笑)。日本人で日本映画ファンならば
当然のことだ。

唯一残念なのはカメラが木村大作ではないことだ。
日本各地の風情をカメラに収めるという、まさに木村撮影監督のためにある
ようなシャシンなのに・・・。中田組常連の林淳一郎のカメラも申し分
ないが、木村大作が同じ絵を撮ったらVFXいらずの更に凄い作品になったと思う。

特典ディスクもHDだが、とにかく高倉健と惜しくも亡くなられた大滝秀治
の芝居&メイキングが最上だ。これだけでも日本人に生まれて良かったと
感じる。義を重んじる高倉健の人間性も良く出ている。かつて降旗組に出るために
黒澤監督+G・ルーカス製作の「乱」を断ってしまった(!)高倉健。
自分もこういう「男」になりたい。
星の数などもはやどうでもよいが(笑)、とにかく5つ星です。

レッド・コマンダー [DVD]
レッド・コマンダー [DVD]
DVD ~ ドルフ・ラングレン
価格: ¥ 3,126

5つ星のうち 3.0 D・ラングレン監督&脚本&主演作品!けっこう面白いです。, 2013/4/28
レビュー対象商品: レッド・コマンダー [DVD] (DVD)
S・セガールやヴァン・ダム、そしてこのD・ラングレンの作品は
世の中にもの凄い数が出回っている(笑)。
それも原題がほとんどわからないままに、セガールは「沈黙」ラングレン
は「レッド」が頭に付く。これはそれぞれの出世作「沈黙の戦艦」と
「レッドスコルピオン」を指すのだが、そもそもこの作品を観た人は
どれくらいいるのだろうか・・・

ゆえに鑑賞前は普通の映画以上に「大きな賭け」をする覚悟がいる。
90分〜120分という貴重な時間、面白いか異常につまらないかが
わからないからだ。

その点本作はロシアを舞台にした「ダイハード」というべき良作だった。
まあ本家「ダイハード」も5作目の舞台はモスクワな訳だが、製作は
こちらのほうが先だ。
シュワの「レッドブル」では申し訳程度にしかロケ出来なかった赤の広場
も、今じゃラングレンがバイクをカッ飛ばす撮影が出来るとは驚き。

ドルフはいつもの軍人役ではなく、ロックスターだ。ロックスターである(笑)。
本人が監督&脚本も手がけているので、誰かに役を付けられた訳ではない。
自分でロックスターを選んだのである。にしては、あまりに強すぎる嫌いが
あるのだが(笑)、それでもまあ面白い。

ロシアの大統領を救うというストーリーも、時代背景をきちんと押さえて
あるので、絵空事ではない。このレベルで仕上げられるのなら、監督としての
次回作も期待できるかも知れない。星は標準の3つです。

007/スカイフォール 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]
007/スカイフォール 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]
DVD ~ ダニエル・クレイグ
価格: ¥ 3,054

8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 事実上Mが主役の007。人間的なボンドが良い。, 2013/4/28
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
本作はついにユナイトのロゴタイプが完全に消えてしまった。
007=UAだったので、これに関しては寂しい限り。ただしUAを
買収した名門MGMも、大不振により製作が1年延期された経緯がある。
難産の上登場した「スカイフォール」は、ゆえに前作よりも製作費が
20%以上カットされているそうだ。
まあUAもMGMも現在はソニー資本なので、実際はソニーの懐勘定によるもの
だろうが。

それでも出来栄えは圧倒的で、冒頭のトルコや上海での大チェイスは
やっぱり007!という思いを新たにさせるド迫力。
しかしメイキングで語られているように、終盤は西部劇のような「最新鋭兵器ゼロ」
の戦いになる。これは製作費削減のため…ではなく、本作の主人公Mも
バトルに加わるからだろう。

D・クレイグ×J・バルデムの人間臭い対決は007史上でも久し振りの
感覚だし、最後にキーを握るR・ファインズもカッコいい。
でも本作の主役は事実上D・デンチ演じるMなのであった。
本作を50年の総決算と捉えるべきかも知れないが、原点回帰を遂げた
007、見応えがある。

本当は軍艦島でのロケも予定されていたらしいが、黒澤でさえ自由に撮れなかった
日本国だ、恐らく規制がたくさんあって断念したのだろう。
何せ共同脚本家に「ラストサムライ」のJ・ローガンが入っているからね(笑)。

次回作はソニー=コロンビアだけで製作される可能性もあるが、この作風
ならばあとしばらくは安泰じゃなかろうか。
特典映像はたっぷりのメイキング映像とワールドプレミアの様子が収録されて
いる。星は4つです。

マンイーター アンレイテッド・バージョン [Blu-ray]
マンイーター アンレイテッド・バージョン [Blu-ray]
DVD ~ ラダ・ミッチェル
価格: ¥ 3,654

1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ワインスタイン兄弟はこんな作品まで作る(笑)。特典含めて面白いです。, 2013/4/27
ミラマックスを創業したワインスタイン兄弟は、退社後も様々なジャンルの
作品を精力的にプロデュースしている。
ハリウッドにこだわらず、欧米各国の映画人と組んでいるのが凄いが、
今回はオーストラリアでの撮影だ。配給がディメンションなので立派なアメリカ
映画ではあるが、俳優もスタッフもほぼオーストラリア映画。

以前「クロコダイルダンディ」という大ヒット作があったが、やはり
オーストラリア=ワニなのだろうか(笑)。
本作はお笑いシーン無しのバトルホラーというべき作品だが、でもどことなく
可笑しいのはワニの動きが「おおー!」と思わせるくらいにシャープだから
だと思う。

もちろん本物とワニと俳優が対峙する訳にもいかず、メイキングではゴム製
のワニと苦闘する俳優たちの姿が映し出される。
シュワやスタみたいなヒーローは登場せず、戦うのは観光客たちというのも
変わっている。こういう映画は例外なくメイキングも面白い。

R・ミッチェルとS・ワーシントン共演!といえば凄い大作感があるが
製作は2006年であり、まだふたりともA級スター「前夜」。
S・ワーシントンもオーディションでこの役を勝ち取ったようだ。
にしてはかなり軽い役柄だったが・・・(詳細は本編を参照)。

ノーザンテリトリーの大自然はまさしくHDがふさわしく、本作の鑑賞
には100%ブルーレイをお勧めする。
アボリジニが特に撮影を許可した奥地らしいので、普通の観光じゃ絶対
行かないポイントだ。こういう景観も見どころである。

特典映像は先のメイキングが本編と同じくらい(笑)収録されていて
楽しく舞台裏を観ることができる。星は4つです。

利益や売上げばかり考える人は、なぜ失敗してしまうのか
利益や売上げばかり考える人は、なぜ失敗してしまうのか
紺野 登著
エディション: 単行本(ソフトカバー)
価格: ¥ 1,680

4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 壮大な話からGoogleまで登場するが、タイトルの課題にはリンクしていない・・・, 2013/4/24
Amazon Vine 先取りプログラム™ メンバーによるカスタマーレビュー (詳しくはこちら)
意気消沈している日本経済の中で、目標と目的を仕分けしよう、という
著者の志向には賛成である。
しかしそこからストーリーは壮大なものになり、ソニーからエジソン、
果てはアポロ計画まで事例としてはデカすぎるのではないか(笑)。

利益や売上は確かに目標だが、それを「やらされて」達成しても
モチベーションは上がらない。企業としての「目的」を語ることで
成功するヒントをもう少し具体的に企業名で示して欲しかった。

「オズの魔法使い」のモデルがエジソンだというのは初めて知ったが、
一番印象に残ったのはGoogleとエジソンの話だ。
今や日本はアメリカのプラットフォームの「下請け」で動いている。
マイクロソフト、Google、アップルがなければコトが進まない
状況になったのは忸怩たる思いだ。ソニーはウォークマンまで世界最先端
だったのに、なぜあれを世界標準のプラットフォームに乗せられなかったか。
そうすれば「ソニーフォン」が席巻していたはずだ。

AMAZONも今後配送網を自社運営にすれば向かうところ敵なしだし、
日本企業が目指す「目的」をどこに置くのかも大問題だろう。
読み物としては面白いと思うが、タイトルの課題には直結していない
ので、星は3つです。

甦える大地 [Blu-ray]
甦える大地 [Blu-ray]
DVD ~ 石原裕次郎
価格: ¥ 3,815

5つ星のうち 4.0 今までの石原プロ大作とは装いが違う「最後の企業もの」映画, 2013/4/21
レビュー対象商品: 甦える大地 [Blu-ray] (Blu-ray)
石原プロは三船プロとの邦画史上最大の作品「黒部の太陽」以降、
続々と企業もの作品を世に送り出した。
しかし「ある兵士の賭け」の興行的失敗で赤字に陥り、本作が事実上
最後の石原プロ「企業もの」大作になった。

HD化された映像は素晴らしいもので、まるで昨年撮られたような鮮明
さには改めて驚かされる。
石原裕次郎にも三船敏郎にも、あるいは早川雪洲にもぜひ観て頂きたかった!

作品的には観客動員を図るには厳しいレベルかも知れない。
冒頭、いきなり時代劇から始まるので「こりゃ何だ?」と思うが、それが
鹿島灘開拓の歴史的一歩であったことが説明される。
しかしそこに臨場感が乏しいため、のちの現代篇(といっても1964年頃)
にうまく繋がっていないのだ。
名匠・中村登監督もこういうジャンルは苦手だったのかもしれない。

ただし素晴らしい企業発展を描いた作品ではないことから、新日鉄なども
登場はするがクレジットでの協賛表示が付かない。社名さえもセリフでは明かされ
ないのも異質だ。

それもそのはず、物語は「理想郷」を作り上げるはずの鹿島が離農を進め、
パチンコ店や飲食業に姿を変えていき「理想とは違う鹿島」を描いているからだろう。
「黒部」でも同じような確執は描かれたが、本作では絶望がテーマではないかと
思えるくらいに「重い」感覚だ。これは石原プロデューサーの当時の心情とリンク
していたのかも知れない。

いまインターネットやSNSにマス媒体が浸食されているのと同じように、当時はTVという
怪物が映画を呑み込んでいた。借金返済のために「太陽にほえろ」を製作し、本当に
渋々出演したのもこの時期のことだ。
石原プロの分岐点として重要な作品であり、日本映画ファンは必見の作品だと思う。
星は甘めの4つです。

ある兵士の賭け [Blu-ray]
ある兵士の賭け [Blu-ray]
DVD ~ 石原裕次郎
価格: ¥ 3,815

2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 石原プロ渾身の作品だったが、大赤字に陥ったいわくつき映画。, 2013/4/7
レビュー対象商品: ある兵士の賭け [Blu-ray] (Blu-ray)
本作には日本映画っぽさが微塵もない。クレジットが英語
だからとかそういうことではなく、徹頭徹尾D・ロバートソン演じる
アレン大佐の視点からアメリカ人監督が描いたことでそうなった
のだろう。今回は裕次郎も脇役でしかない。

この作品も永らく観ることの出来なかったものだが、完璧なレストア
を経てブルーレイで甦った。
座間キャンプから東海道、名古屋、京都、大分まで40年以上前の風景が
昨日のニュースのように鮮明に表現される。やはりHDは凄いものだ。
四条大橋の風景なんてあまり変わっていないしね。

「黒部の太陽」「栄光への5000キロ」「富士山頂」といずれも
ヒットを飛ばして来た石原プロだが、しかし本作は興行的にも当たらず
また出演予定だったF・シナトラも最終的にはNGとなり、全米公開も
叶わなかった。中井景プロデューサーはこの失敗を悲観して世を去った
と言われる。

D・ロバートソンも監督もTV畑であり、当初からアメリカでのメジャー
公開は壁が厚かった。ディナ・メリルは現在でこそRKOの役員に
なっているが、当時はやはり一介のTV女優だった。

裕次郎が「アメリカは偉大な慈善家だ」と言うセリフがあるが、これは
結構的を得ている。本作は実話であり、ジョン・O・アーン少佐の
行動を映画化したものだが、ジョンは朝鮮戦争で民間人を殺傷はして
いない。要はあそこを大東亜戦争中の米軍の蛮行にしたかったのだろう。
ヴェトナムで命を落としたのは実話である。
もちろんサントリー京都工場でミュージカルさながらに歌うF・シナトラJr
も実在しない(笑)。
デールは2013年2月27日に天国に旅立っている。ソフト化には僅かに
間にあわなかった・・・。

それにしてもやはりこういうインターナショナルな作品に三船は似合う!
登場シーンは少ないが、圧倒的存在感で魅せてくれた。石原プロはこれで
大赤字になり、止むを得ずテレビ製作にシフトしていった。作品は3つ星
だが、まあソフト化されたこと自体で5つ星でしょう(笑)。

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