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じっちゃんさんが書き込んだレビュー (東京都三多摩地区)

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ロゼッタストーン解読 (新潮文庫)
ロゼッタストーン解読 (新潮文庫)
レスリー・アドキンズ著
エディション: 文庫
価格: ¥ 780
在庫状況: 在庫あり

 
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 期待はずれ, 2008/7/20
科学者が何かを探求する話は大好きなので大いに期待してこの本を手に取りま
した。私がこの本に期待したのは、@古代文字の解読という謎解きのスリル、
A困難な問題に立ち向かう科学者の執念と苦闘、その先に待つ感動の物語。
そのいずれも満たされることはありませんでした。

@については、この文字はこういうことを表していることがわかったという結
果だけで、シャンポリオンがどういう思考、どういうロジックでそういう結論
にいたったかという肝心の部分が不十分です。

Aについては確かに描かれていますが、シャンポリオンの奮闘ぶりがいかにも
説明的、解説的で心に迫ってきません。何か教科書を読まされている気分。

読み終えた後に残ったのは失望だけでした。


百年の誤読 海外文学編
百年の誤読 海外文学編
岡野 宏文著
エディション: 単行本
価格: ¥ 1,680
在庫状況: 在庫あり

 
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 食い足りない, 2008/6/21
名だたる名作に対する二人の毒舌を楽しみつつも、大いなる物足りなさも感じた。
第一に、二人の評価に差がなさ過ぎる。どちらかが褒めればもう一方も褒める。
どちらかがけなせばもう一方もけなす。しかも、たまに評価が違っても、
丁々発止のやりとりには発展しない。たいてい評価しない側が大声で罵倒し、
もう一方が苦笑してそれを受け流すという展開になってしまう。
これでは二人の対談形式にした意味がまったくない。
北上次郎と大森望という稀代の読み手が、相手の評価をリスペクトしつつも
丁々発止のやりとりを繰り広げる『読むのが怖い!』を見習ってほしい。

さらに言えば、大衆受けしてベストセラーになった作品
(たとえば『ダ・ヴィンチ・コード』など)に対して
評価が低いのは二人の見方だからしかたないとして、
それを支持した読者をも見下すような言質には腹が立った。

日本語の奇跡―「アイウエオ」と「いろは」の発明 (新潮新書)
日本語の奇跡―「アイウエオ」と「いろは」の発明 (新潮新書)
山口 謠司著
エディション: 新書
価格: ¥ 714
在庫状況: 在庫あり

 
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 やや食い足りない, 2008/3/6
「書き足りない・・・・・・。稿を終えての思いはそれに尽きる」・・・と著者は「あとがき」で
書いています。では、「物足りない・・・・・・。読み終えての思いはそれに尽きる」・・・そう
私は書きましょう。

世界に冠たるカタカナとひらがなの誕生物語ということで、とても期待してわくわくしなが
ら読みました。ところが。

カタカナとひらがなが「なぜ」誕生せねばならなかったのか、そこのところはある程度書き
込まれていてまずまず納得がいったのですが、もうひとつの、より大きな興味であるところ
の「どのように」誕生したのかということについての記述がいかにも不足しています。

また興味津々の「いろは」の誕生についても、「あれ?」と思うくらいさらっとした記述で
肩透かしをくらいました。

唯一面白かったのは、五十音の配列が完成するまでの物語。私たちには当たり前と思われて
いる「"い""え""お"があ行で、"ゐ""ゑ""を"がわ行」ということが全然当たり前ではなく、
長いこと国語学上の謎であり、それを解決したのがあの本居宣長であるという事実には「へ
え〜」となりました。さらには、その本居宣長の解決法の見事さにうならされました。やは
り宣長は天才なのだなあ。宣長の伝記が読みたくなりました。

英語力世界初 熟語が分かる英語教科書
英語力世界初 熟語が分かる英語教科書
西巻 尚樹著
エディション: 単行本
価格: ¥ 1,575
在庫状況: 通常3~5週間以内に発送

 
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 評価が分かれる本, 2008/3/1
この本に対する評価は私の中で真っ二つに分かれています。最初読み出したときは「こりゃすごい!★5つの画期的な英語本だ」と思ったのですが、読み進めるうちに「ありゃりゃ」と首を傾げる部分がぼちぼちと出始め、最終的にどう評価していいかわからなくなってしまいました。★4つでもいいように思える一方で★2つしかあげられないような。

著者は英語を苦手にさせる最大の原因は「現在の5文型に基づく英文法だ」といいます。動詞(V)の後に来るものが品詞によってOになったり、Cになったり、Mになったりする・・・これはおかしい、ヘンだと。このあたりの著者の主張(=5文型の異様さ)はすごく納得できます。

著者はさらに論を進めて、英語の文型はSVOPのひとつに集約できるといいます( ここでいうS・V・Oは通常の定義とは違っています。詳細は本に当たってください)。ちょっと強引かなあと思いつつも、ここも納得できます。この論に対してアマゾンのレビューでは「それほど独創的な考えではない。英語の思考方法を説明しているだけだ」という批判があり、それももっともな部分があるのですが、英語の思考方法を「SVOP」という体系にまとめあげ、5文型の対案として提示しているのはそれはそれで大したものだと私は思います。

その他にも、「動詞よりも副詞が英語の理解の決め手」「英語はSVOPになるように(抽象から具体へとなるように)語順を調節する」「単語の働きは品詞ではなく位置で決まる」などなど斬新かつうなづける論が展開されて、私は「目から鱗」の状態を味わうことができました。

ただ、はっきり言ってこの著者は説明が下手です。折角の斬新な理論なのに、説明が下手なためによく飲み込めないところが多いのです。著者はしきりに「これはなかなか受け入れられない難しい内容かと思われますが・・・」などと弁解していますが、理論が難しいのではなく説明が下手なのです。たとえ理論が難しいとしても、それをわかりやすく説明するのがプロというものではないでしょうか。

さらにいけないのは、首をひねらざるを得ない珍説(としか私には思えないもの)が散見されること。例えば、「beに存在の意味はない」「SVやSVOだけでは文になっていない」「英語は動詞と名詞の区別がほとんどない言葉」等など。

ということで評価は中庸を取って星3つとしました。

ラットマン
ラットマン
道尾 秀介著
エディション: 単行本
価格: ¥ 1,680
在庫状況: 在庫あり

 
23 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 こんな騙し方があったのか!, 2008/2/10
いきなり言ってしまいますが、この作品、私は作者のこれまでのところの
最高傑作だと思います。

作者のストーリーテリングのうまさにはいつも舌を巻きます。この作品も
例外ではありません。それだけで一個のミニミステリを構成するような、
遊び心満載の導入部分。それでまずがっちりとハートをわしづかみにされ、
あとは現在と過去を行きつ戻りつするミステリアスでサスペンスフルな
展開にページを繰るのが止まらなくなります。事件が起きるまでの前半部、
ゆっくりじわじわと腹の下の方から不安と恐怖を掻き立てていく作者の
手腕も見事です。

やがて事件が起き、そこから物語のスピードが増し、心地よいリズムで
結末へとなだれ込んでいきます。そして、すべての真相が明らかになった時、
私は愕然・驚嘆・呆然となりました。こういう騙し方があったのかと。
だからラットマンなんだと。

スゴイのは、そのラットマンが二層にも三層にも仕掛けられていること。
事件の真相、物語の構図、過去と現在、登場人物と読者・・・。

他の作品にはまま見られた無理や破綻もこの作品には全くない上に
物語の面白さ、ミステリとしての仕掛けも申し分なく、
冒頭にも書いたように、これまでのところの作者の最高傑作といっていい
仕上がりになっています。

唯一の不満は冒頭のミニミステリのその後の扱いくらいでしょうか。

「感謝の習慣」で人生はすべてうまくいく! (PHP文庫 さ 41-1)
「感謝の習慣」で人生はすべてうまくいく! (PHP文庫 さ 41-1)
佐藤 伝著
エディション: 文庫
価格: ¥ 500
在庫状況: 在庫あり

 
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 いいことも言っているけれど・・・, 2008/1/26
「自分にも他人にもありがとうを言おう。それが幸せを呼ぶ」など、とっても
納得・共感のできることが書いてあって「今すぐ実践しよう!」と思わされる
けれど、その一方で「明日のために今日を我慢してはいけない」とか、「お札
は種類によって財布のポケットを分け、また二つ折りにしない。そうするとお
金がどんどん入ってくる」とか、ちょっとついていけないことが書いてあった
りもします。しかも、なぜそうなのかが書いてないので戸惑うばかり。「いい
から黙って信じよ」ではついていけません。厳密に科学的な説明でなくてもい
いから、そうなる説明が欲しかった。

新編 英和活用大辞典―英語を書くための38万例
新編 英和活用大辞典―英語を書くための38万例
市川 繁治郎著
エディション: 大型本
価格: ¥ 16,800
在庫状況: 在庫あり

 
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 英語勉強者には必携!, 2007/8/31
単語の用例をこれでもかというくらい多数集めた用例集ですが、用例が豊富なだけでなく、
各々の単語がどの前置詞や形容詞と相性がいいか(いわゆるコロケーション)を
教えてくれるスグレモノで、特に英語のライティングをする際には強い味方となってくれます。
英語を勉強する方、特に中上級者は必携だと思います。必ずやあなたのライティングの
レベルを何段階もアップしてくれるでしょう。

私は2007年度第一回の英検1級に合格しましたが、その受験準備においても英作文や
スピーチの原稿を書く際に、自然でこなれた英文とするために大いに役立ちました。

Amazon オリジナル ブックマーカー(しおり) ブラック
Amazon オリジナル ブックマーカー(しおり) ブラック
価格: ¥ 278
在庫状況: 在庫あり

 
19 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 まだまだ改良の余地あり, 2007/6/12
前から「こーゆーの欲しい」と思ってたのでその一歩として大歓迎です。
「その一歩として」と書いたのはまだまだ改良の余地があるからです。

1)文庫本やペーパーバックではグリップ力が弱く、すぐ外れてしまう。
2)クリップが嵌めにくい。
3)栞部分が太すぎる。

これらの欠点はあるものの「最初の試みとして」評価します。
今後の改良を期待します。


ゴッホは欺く〈上〉 (新潮文庫)
ゴッホは欺く〈上〉 (新潮文庫)
ジェフリー アーチャー著
エディション: 文庫
価格: ¥ 660
在庫状況: 在庫あり

 
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 カッコいい日本人が登場, 2007/5/2
名画を巡るミステリというと『ダ・ヴィンチ・コード』を思い浮かべますが、
『ダ・ヴィンチ・コード』が絵画自身とその背景に潜む謎を核としたミステリだったのに
対し、こちらはゴッホの名画を巡る争奪戦がテーマです。

さすがアーチャーで、あの9・11も借景として取り入れながら、主人公にサザビーズを辞めた
ばかりの若き女性美術コンサルタントを、悪役に「こんなあくどい奴いる?」と思うくらい
の悪徳銀行家を、脇役に将来を嘱望される優秀なFBI捜査官を据え、ノンストップの
アクション・サスペンスに仕立て上げています。

・・・・と、通り一辺のほめ言葉になっているのは、最後まで面白く読めながら物足りなさも
残るから。

物足りなさの第一は悪役のリアリティのなさ。仮にも銀行家として名を成していながら
いくらなんでもここまでやるやつはいねえだろーと突っ込みたくなります。しかも、
それだけのワルでありながら意外に間抜けで簡単に主人公に出し抜かれるのはいかがな
ものでしょう。加えて、FBI捜査官も「優秀」という割には間抜けでそれも興ざめです。

『ダ・ヴィンチ・コード』と違い、せっかくのゴッホの名画が単なる道具にしかなって
いないのも物足りなく感じられます。これを他の名画、例えばドガの『踊り子』に
そのまま差し替えても何の違和感もないでしょう。

また、ミステリとしての「何だろ、何だろ?」という謎に乏しいのにもミステリファン
としては物足りなさを覚えます。

とはいえ、最初から最後までサスペンスが途切れることなく、さっくりと読み通せるのは、
さすがアーチャーでしょうか。

そして、日本人としは読みどころがもうひとつ。日本人が極めて重要な役で出てきます。
それも相当にカッコいい役回りで。『ラストサムライ』の渡辺謙にも負けないくらい
水際立った活躍をします。彼および日本に対するアーチャーの描写は、ステロタイプな
ところがないでもありませんが、昔の小説や映画のようなおかしな描写はほとんどなく、
登場する街や人物の描写も自然かつ正確、しかも好意的なので日本人としては好感度大です。

ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ ! (講談社ノベルス)
ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ ! (講談社ノベルス)
深水 黎一郎著
エディション: 新書
価格: ¥ 998
在庫状況: 在庫あり

 
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 究極のトリック?窮余のトリック?, 2007/4/15
タイトルにある「ウルチモ・トルッコ」はイタリア語で「究極のトリック」の
こと。「究極のトリック」とは大きく出たもんですが、タイトルで宣言してい
る通り読者を犯人に仕立て上げることができたら、あながち大ぼらでもありま
せん。

読者=犯人に挑戦したミステリは数こそ少ないですがこれまでにもないことは
ありませんでした。しかしながら、どれも読者が心底「自分が犯人だ」と思え
るようなものではありませんでした。本書はどうでしょうか。

確かにこれなら読者=犯人と言ってもおかしくはないかもしれません。でも、
これはなあ、あんまりだよなあ。過去にもこのトリックを考えついた作家はい
たはずです。でも、実際に使ってみようと思う勇気のある作家がいなかったに
過ぎない・・・・とそう愚考します。そういうたぐいのトリックだということです、
これは。

そのトリックを成立させるためのトリックがまたアンフェアなのも気になりま
す。そこのところがもう少し上手に出来ていたらメイントリックの不自然さも
気にならなかったかもと惜しまれます。


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