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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ギター好きは必見, 2009/6/15
ギターマニアを唸らせた前号に勝るとも劣らない逸品。 巻頭の斉藤和義のロングインタビューに始まって、松尾宗仁、バリー・フラナガン、tamukore、SHIME等のギターに対する拘り、愛情みたいなものがびんびん伝わってくる秀逸な記事が多数掲載されています。 ボーナスで付いてくるDVDには、山内雄喜によるスラック・キー・ギター講座やバリー・フラナガンの「オリンダ・ロード」、各種ヴィンテージギターを駆使した演奏、響きの微妙な違いをテイク別に収録する等といったギターファンにはたまらない映像が楽しめます。 ギターに対する愛情がひしひしと伝わってくる素晴らしい内容です。
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73 人中、69人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最新ベスト, 2007/12/13
突然リリースされた最新2枚組ベスト盤。 内訳はソニー時代にリリースされた6枚のアルバムから37曲を収録したもの。 38カラットコレクションという同じ2枚組のベストが過去にリリースされているので、曲目も被るのでは?と思われがちですが、それら避ける為なのかは判りませんが、1stアルバムの「Swoon」やデモ集である「Protest Songs」から若干多く選出されているのが目に付きます。普通だったらこの手のベストには欠かせない「Jordan:The Comeback」からは少なめであったり、独特のセンスが窺える選曲となっております。 そして、レアトラックが3曲入っているのもポイント。 Disc 1の10「Yearning Loins」、15「Nero The Zero」、Disc 2の13「Donna Summer」は元々はシングルのB面曲だったもので、きちんとした形でリリースされるのは恐らくコレが初めてのはず(「Yearning Loins」のみ、アルバム「Steve Mcqueen」の米盤CDである「Two Wheels Good」にボーナストラックとして収録されていた事がある)。 ファンの間でも探している人の多い貴重な音源であるので、コレは嬉しいプレゼントだと思う。 それから、何処にもクレジットはありませんがきちんとリマスタリングされていて、音もかなり良くなっています。特に初期の「Swoon」「Protest Songs」辺りはかなりクオリティが向上しています。 これで3作目となるベスト盤ですが、侮れない魅力を持つ一作に仕上がっていると思われます。
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5つ星のうち 5.0
初期の名作, 2007/3/28
記念すべきメジャー・デビュー作で、ヨシミとATRも加わってよりパワーアップした3枚目。 ポップと銘打ってるだけあって、初期よりは若干聞きやすくなってる気がするけど、そこはボアダムズ。単なるポップではござんせん。ファンクとダブとジャーマンロックとノイズとハードコアをミキサーにかけてグジャグジャにしたような、超絶ミクスチャーロックは今回も絶好調。初期ボアダムズの代名詞的一枚。 アイちゃんのネイキッドシティでの暴れん坊将軍振りが徐々にニューヨーク界隈で知れ渡るようになって、ジョン・ゾーンがサーストン・ムーアに彼等を紹介、その又紹介でニルヴァーナの前座をやったりと雪だるま式に知名度を上げ始めた(この音でですよ!)のもこの頃。67分間もの間繰り広げられる発狂スカムエレクトロノイズパンクパーティー。。。ああ暑苦しい。 3「Molecicco」はコレまでからは考えられない程、割と明快なギターリフとサビを持つ曲(といっても、ボア語で歌ってるから意味は不明)だし、原始人と電波人の交信(!?)6とか17はいかにもな感じ。吉川、アイ、ヨシミによる強力トリプルヴォーカルが冴えわたる曲が目白押し。元祖ヒューマン・ビートボックスが登場する17「Okinawa Rasta Beef」とかもあって、愉快愉快。まぁ、どの曲も凄いんだけど、特に9「Cheeba」でのワウワウを駆使した山本のギター・カッティングに覆いかぶさるようにして聞こえてくる、スクラッチやサンプリングまでを導入した斬新な構成には驚かされた。ファンクからハードコア、演歌(!)、レゲエまでを完璧に弾き分ける山本氏のギターも圧巻の凄さ。サスガですねぇ〜。 ファンキーでポップでちょっとばかり(んなこたないか 笑)ノイジーな楽しいアルバム。もうこういうのはやらないんですかね。
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5つ星のうち 5.0
強靭なる狂人達の宴, 2007/3/28
これは88年にリリースされた記念すべきデビュー作で、メンバーはまだ4人しかいなかった。山塚アイ(vo)を筆頭に山本精一(g),ヒラ(b)そして、初期のボアを象徴するようなメンバーだった吉川豊人(dr,vo)。 絶叫、発狂、ゴチャゴチャ、アシッド、廃人、狂人、ハードコア的ノイズ、超ウルトラハイテンション、延々と垂れ流されるゲップ音。免疫無い人が聴いたらキ○ガイと感じたりするかもしれない世界観。こういうものが世の中に流通していて、しかもメジャーのワーナーからリリースされている・・・という恐怖。単にウルサイとかノイズがゴリゴリしていて凄いとか、そういう次元を超えてます。単なるスタジオ練習を録音しただけのとかもあるし。 正にスカム音楽のお手本のような一枚でしょう。山本精一のギターにしても、今みたいな透明感だとか、多種多様なギターワークは微塵もなく、単なるパンク小僧みたいな感じ。時々、民謡みたいなリフを弾いたり、フィードバックノイズを効果的に用いたりする部分に一瞬、後の姿を見ることはできるが、後はひたすらにノイズノイズノイズ。 んで、この時期の特徴である、EYEと吉川氏二人によるクソやかましいヴォーカル・・・というか、スクリーミングがもう暑苦しくてしょうがない。7「No Core Punk」とか、二人でどっちが狂った声だせるか狂騒、いや競争してるだけの曲だし。 こういうかけあい漫才的な魅力は初期ならではですね。日本版にはラストに、バンドの最初期に録音された貴重なボーナスが3曲入っていてお得。EYEと山本氏の前任者で、後に「ゼニゲバ」等に参加するギタリスト、田畑満(g)とのデュオが聞ける。これがもう本編以上にヒドイローファイ振りで、チープなドラムマシーンをバックに延々とアイのハチャメチャな雄叫びが鳴り響くありがた迷惑なシロモノ。フルヴォリュームで流したら、誰も寄り付かなくなりそう(笑) 今のトランス路線とは似ても似つかない音だけど、でも未だに聞く者を引きずり込むような、底なし沼的な魅力に溢れてます。嗚呼、原始人パンク。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
今は無きサラレーベルの代表バンド, 2007/3/28
疲れた夜のお供に最適な一枚。いかにもサラっぽいアコースティック・ポップス、というのが1st聴いた時の印象。しかしこの2ndにはちょっとびっくり。 ヴァイオリン2重奏から始まり切ないアコギにグッと来る叙情的なメロディーの1「So Catch Him」。そして、究極的な癒しを堪能できる3「Marble Arch」。 定番の男女ボーカルやインスト曲もすごく心地良く、ネオアコ系アルバムの中でも隠れた名盤の部類に入るのではなかろうか。 疾走感溢れる2「Cosmopolitan」みたいな曲もしっかりと用意されているけれど、どちらかというと、1曲目、3曲目、5「Fleetway」6「Also Ran」等、アコースティック・ギターの美しい響きを生かしたフォーク・ソングの方にこそ、このグループの真価が表われているような気がする。 女性ヴォーカルの声は、ヴァセリンズのフランシス・マッギーにそっくり。ありそうでないような、クラシカル・ネオアコースティック・ポップ。イギリスらしい、透き通るような美しいアンサンブルに酔いしれる事間違いなし。このアルバムが気に入った人はラフ・トレード出身の男女フォークデュオ「Shellyan Orphan」の作品もオススメです。
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5つ星のうち 5.0
期待の新人, 2007/3/28
故ローウェル・ジョージの娘がヴォーカルを務めるニューカマーのデビュー作。 どうやら、かなり売れているようですね。ラジオ局を中心にエアプレイがガンガン成されているらしい。サウンド的には、カンタベリー派が持つ独特の浮遊感にビーチ・ボーイズのポップセンスを混ぜたような、単純にソフトロックと言い切ってしまう事のできない個性的なセンスを持っていて、かなり面白い。 サウンド的に面白いだけでなく、楽曲自体も一曲一曲が本当に良く出来ているし、Again & Again &・・・のようなどキャッチーとさえ呼べるものから、内省的なペットサウンズ風バラードまで、幅広い。Stewart & Gaskinに似てるのはなるほど確かに、通じる部分がかなりありますね(個人的にはHatfieldsやSoftsにはあまり似てないと思うけど)。唯一残念なのは収録時間が短い事ぐらいかな(全体で40分程度)。 とりあえず、最近デビューした新人ユニットの中ではセンス、曲の良さで2歩ぐらいリードの感あり。これからが楽しみな逸材ですね。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
叙情派プログレの傑作, 2007/3/23
ドイツきっての叙情派プログレの雄、エニワンズ・ドーターの81 年発表の第三作。 ヘッセの小説をテーマにドイツ語の朗読を交えたライヴ録音。スタジオ・テイクと見まがうばかりの正確なテクニックに、ライヴ独特の迫力が加わった傑作である。 あくまでも穏やかに、ゆったりと盛り上がっていくその演奏スタイルは、英国のプログレッシヴ・ロックバンド「キャメル」に通じるものがある。あくまでもメロディアスに、淡々とメロディを紡いでゆく所は正にワビサビの世界そのもの。最後に観客の歓声が聴こえるまでは、ライヴとは気がつかないだろう。それぐらい完成度が高い。ドライヴ感あふれる明快なシンフォニック・サウンドと厳かなモノローグが静かな感動を呼ぶ。ギターとキーボード(華麗なシンセサイザーに加えてハモンド・オルガンがうれしい)のかけあいには、ジャズロック的なスリルもあり。文芸に主題を求めたトータル作としては、オーケストラの共演こそないがキャメルの「Snow Goose」に匹敵する内容ではないだろうか。 ジャケットも内容にふさわしい傑作。(プログレ系のジャケの中でもかなり上位に入ると個人的には思う)
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5つ星のうち 5.0
早く新譜を聴きたい!, 2007/3/23
似たような存在が中々思いつかない、非常にユニークな日本の音楽集団。 これは2003年にリリースされた5枚目に当たるアルバム。過去の作品は全て自主制作で、300〜500枚程度しかプレスされていないため入手困難。これが初のメジャー流通による作品。個々にシンガー・ソングライター、フリージャズ・インプロヴァイザー、音響ノイズ系、現代音楽家、歌モノポップ、民族音楽等、様々なジャンルで活躍する人たちで構成されたグループで、内容も実に多彩かつ、自由。架空のサウンド・トラックというか、ロード・ムーヴィーでも見ているような感覚に陥る。 日本の雅楽にも通じるドローンサウンドを延々と奏で続ける1「Noon Nap Nude」。クラシックピアノの爪弾きから、徐々に中国民謡のようなサウンドへと穏やかに変化していく2「明日も変わらない」。管楽器と電子音の反復によるミニマル・ミュージックそのものと言ってもいい3「Octopus Hold」。アジアの民族音楽ぽい響き(具体的にどこかは判らないけれど・・・)が印象的な何ともステキなヴォーカル・ナンバー4「紅い橋」。1曲目で聞かせた雅楽のような持続音をバックに詩の朗読をかぶせたシュールな5「MD to MD」。アコースティック・ギターソロとシャンソンぽい男女ヴォーカルによるノスタルジックなサウンドからキューバ音楽へと、映画の場面転換そのもののような鮮やかな展開を聞かせる6「スミレ」。日本、中国、韓国等の様々民族音楽の響きを実に優雅に溶け合わせたヴォーカル・ナンバー8「虎」(ヴォーカルがちょっと矢野顕子に似ている)等、実にユニーク。 そして、何よりも個々の楽曲がどうのこうのという以前に、そこに流れる「空気感」そのものをとても大事にしている人達だなぁ〜という印象を受ける。この曲では楽器がどのように鳴り響き、又、どのようなシチュエーションでもって聞かれるべきなのか?という意識が徹底している。ヴォーカル一つとってみても、どの曲も全く異なった感触をしているし、演奏ひとつとってみても、単調さとは全くかけ離れた自由な発想、イキイキとした表情をしている。古典現代音楽からワールド・ミュージック、ポップスからジャズまでを自由に横断するその姿勢は、ジャンルは違えど、ロック、ジャズ、現代音楽、ポップス等を自由自在に行き来していたミュージシャンを多数生んだ、カンタベリー・ロック・シーン(ソフト・マシーンやキャラヴァン、ハットフィールド & ザ・ノースといった素晴らしいグループ達)に通じるものがあると思う。 こんな自由な視点で音楽をクリエイトしている人達がいるなんて・・・日本の宝です。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
無間地獄, 2007/3/23
ヘタに触ると大やけどを負う、ジャーマン・ロック屈指のサイケデリック・ロックアルバム。元々はコミューン的な共同生活を行っていたヒッピー達が集まって出来たグループで、1968年に行った3日間のレコーディング・セッションを、編集して一枚のアルバムにまとめたもの。これほどまでに「地獄絵図」 という言葉がピッタリ来るようなアルバムも稀である。 ほとんどノイズの塊にしか聴こえない強烈なエフェクトが加えられたアコースティック楽器。狂ったように執拗に打ち鳴らされるパーカッション群。頭がイッてしまっている人たち(メンバー+その子供含む)による謎のうめき声や叫び声。不気味さを一層際立たせる奇妙なコラージュ。とりわけ、1曲目の17分を超える大曲は、熱をともなって重なり合い、もつれ合いながら昇り詰めていくようなサイケデリック且つノイジーな演奏が圧巻の一言。正に阿鼻叫喚の地獄絵図と呼ぶのにふさわしい光景。どこかの宗教団体の祭りを実況録音しているかのような、不気味なムードを醸し出している。 という訳で誰でもお勧めできる内容ではもちろんないですが、ありきたりな音楽にウンザリされた方、冒険してみたい方、ここではない何処かに旅立ちたい、という何らかの野心を持った方にのみ全力を持ってお勧めします。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
地味ながら良いアルバム。, 2007/3/23
伝説の(?)ネオアコ・シンガー、アンディ・ポーラック唯一の作。89年リリース。 一人プリファブ(笑)と言われてるらしいけど、どちらかというとダニーウィルソンとスタイル・カウンシルを足して、プリファブのエッセンスを少々ふりかけたような感じ・・・とでもいいましょうか。ややハスキーなヴォーカルはダニー・ウィルソンのゲイリー・クラークに似ている。ヒンヤリとしたピアノとシンセに彩られた、いかにも80年代の英国のサウンド・・・といった感じで、懐かしい香りがぷんぷんする。 もろにスタカンみたいな快活なポップソング'B「Mermaids」、'E「Mother's Day」といった曲が素晴らしいのは勿論、スローなバラード'A「You & Me」、キラキラした美しいシンセとギターがたまらない'G「Eskimo Kissing」がとりわけ最高。バイブルとかダニー・ウィルソン、ディーコン・ブルー、そしてプリファブ(ラングレーパークあたりの)といったちょい職人的な香りが漂う、落ち着いたムードが印象的な大人のネオアコ・アルバム。隠れた名作。ジャケットも素晴らしいですね。
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