私はなまじっか英語がある程度理解出来るので、戸田字幕は鑑賞の妨げにすることが多いです。特に外人特有のジョークを日本のお笑いの言葉にすり替えたりして、笑を提供してくれるのは蛇足以下ですね。国民性が違うのだから、分からなければムリして笑わせる必要はないと思う。個人の仕事以上の依頼をこなす場合、ミスがあるのは仕方ないのですけど、余計な字幕は要らないと思います。私も業界にリンクする仕事をしているので今の戸田の業界のニーズの秘密は分かりますよ。昔、ハリウッド・スターは日本のマーケットをバカにして、来日プロモなどとんでもない時代もあったのですが、状況が一転してT様のようにスターが毎回来日するようになりました。よって、記者会見で通訳が必要になってきます。彼女はそこで常に業界関係者の前に出るので、バカなマスコミの一部が人気者と勘違いしたのです。確かに「女ヨドガワ」的なキャラはあるので映画の内容に興味のないバカには目立つんですね。彼女の翻訳が認められたわけではなく、なんとなく人気者のような気がしたんですね。人気がなくても、事務所の力でCMとか出ていると、人気者と勘違いする人、日本には多いでしょ。昔、ロバート・レッドフォード(だったと思う)の来日記者会見で、小森和子が色々自己PRを含む質問をしたところ、通訳の彼女はDo you remember me?で片付けたので、おばちゃまも周囲もびっくりしたことがありました。その程度なんです。だから、通訳としても困るんですよね、あの人がいると。だからといって、彼女がどんな仕事もとっているとは思いません。むしろ、作品に合った優秀な通訳や翻訳家を使わない映画会社の問題を危惧すべきだと思います。
英語で「Just send one of the jugheads from the Academy. They'd be happy to pick this kid up.」(かなり酔っぱらった状態の警察学校生でも1人、送ればいいじゃないか。彼ら(=警察学校)もこのガキ(身柄確保対象者)を連行できるなら、と喜ぶだろう。)という台詞があるのですが(早口のためDVDの英語字幕では短縮した表現で表示)、字幕訳では
さて、一方の吹替え版の訳(悦田春介)では「警察学校の新卒で十分だろう。奴ら喜んでやる。」と字幕と同じノリであると同時に「新卒」という概念がアメリカ社会でも日本同様に存在するかのような前提が気になります。また「奴ら」は原語の "They" から来てるとは思いますが、それは the Academy(警察学校のこと)の代名詞であって、マクレーンが送れと言ってるのは見習い警察官1人だけ。単数です。吹替え訳だと、まるで新卒が何人も出動するようなイメージになっている点では誤訳であり、不適切。