だから怖い! 悪質ウィルス何も悪いことしてないはずなのに、いつの間にか感染してしまうウィルス。一度感染してしまうと取り返しのつかないことにもなりかねないが、具体的にはどんな被害を受けるのだろうか。ここで主なウィルスの特徴をみてみよう。
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ワーム:
ネットワークの中で自分を複製しながら増殖するタイプのウィルスで、主にメールを媒介として感染していく。このウィルスに感染したときに受ける主な被害は、不特定多数の人にウィルス付きメールを勝手に送信されてしまうこと。なかにはパソコンに保存しておいたファイルをウィルスと一緒に送るタイプも存在し、個人情報の漏洩につながることもある。
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トロイの木馬:自力で増殖、感染することができないので、ワームに運ばせたり、ネットで配信される画像やソフトになりすまして潜入してくる。潜入時はおとなしくしており、一定条件が満たされると悪意ある活動を始めるのが特徴。活動を開始すると、ファイルの破壊、パスワードなどの個人情報漏洩、不正アクセスをするための穴をあけられるなどの被害を受ける。
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複合型「高機能」ウィルス:
以前は「メールの添付ファイルを開かなければ大丈夫」といわれたウィルス防御法も、最近では通用しなくなっている。受信メールを開いただけで感染したり、サイトを閲覧しただけで感染するタイプが登場したからだ。こういったウィルスは、ワームとトロイの木馬の性質を併せ持つ場合が多く、感染すると両方を複合したような被害を受けることがある。
なぜセキュリティソフトが必要?インターネットにつながれたコンピュータは常にさまざまな脅威にさらされている。ウィルス、不正侵入、個人情報漏洩(ろうえい)、データの改ざんや破壊…。これらが恐ろしいのは、個人・企業にかかわらず、どのパソコンでも被害を受ける可能性があるということだ。しかも、被害に遭ったパソコンが次の瞬間には加害者となり、所有者が気づかないうちに被害を拡大していく恐れもある。パソコンが動かなくなるのは序の口で、ウィルスをまき散らしたり、他のパソコンを攻撃することもあるからだ。最悪の場合、どこかの企業のサーバを攻撃して損害賠償を請求されたり、盗まれたカード番号で覚えのない買い物をされてしまうこともある。インターネットセキュリティソフトは、そういった危険からパソコンを守り、安全にインターネットを楽しめるように作られたソフトなのだ。
メールを安全に使うコンピュータウィルスの侵入経路はいくつかあるが、メールに添付されてくるというパターンが大半。メールからのウィルス感染を防ぐには、ソースネクストのMcAfee.com ウイルススキャンオンラインのようなウィルス対策ソフトを使うとよいだろう。この製品は、パソコンにインストールしておくだけで、特別な操作をしなくても常にシステムを監視し、自動的にウィルスを検査・駆除してくれるウィルス対策ソフト。メールの受信時にメールを開くことなく添付ファイルを検査・駆除するので、ウィルス付きメールが届いても感染することがなく安心だ。同ソフトはWindows用であるが、Macintosh用としてはマカフィー ウイルススキャン for Macintosh
が同じくソースネクストから発売されている。基本的機能はWindows用と同じだ。
不正侵入からパソコンを守るインターネットにつないだパソコンにとって脅威なのはウィルスだけではない。外から不正にパソコン内に侵入され、データが壊されたり、個人情報を盗まれたり、遠隔操作されたりする危険性もある。悪意あるサイトにアクセスしたとたん、接続設定が強制的にQ2ダイヤルに変更されたり、パスワードや暗証番号が盗み出されたりするのだ。こういった危険からパソコンを守るには、シマンテックのNorton Internet Security 2002など、ファイアウォール機能がついたインターネットセキュリティソフトを使うのが便利。このソフトはこれ1本でウィルス駆除、広告のブロック、不正侵入やプライバシー漏洩の防止を自動的にやってくれる。初心者でもすぐに導入できる設計になっており、特別な設定をしなくてもインストールしておくだけでパソコンを守ってくれるのだ。
セキュリティソフトを効果的に使うには最近のセキュリティソフトは非常に便利で、初心者でも簡単に導入できるよう、自動的にパソコンを守ってくれる機能が付いているものも多い。しかし、ほったらかしではセキュリティソフトの威力は弱くなってくる。というのもウィルスや不正侵入の方法は日々進化するからだ。効果的にセキュリティを施すには、プログラムやウイルスを発見するための「辞書」ファイルを更新して、防御ソフトも進化させなければならない。このアップデート作業は、ユーザーがこまめに「更新ボタン」を押して、メーカーのサーバーから最新データをダウンロードするのが一般的。しかし、中にはトレンドマイクロのウイルスバスター2002などのように、ボタンを押さなくても自動更新したり、あらかじめ更新スケジュールを設定して自動更新させるという、手間のかからないセキュリティソフトもある。
ソフトウェアを使う際のチェックポイント導入が簡単で便利なセキュリティソフトだが、使う際にはいくつかの注意が必要だ。 まず、セキュリティソフトは万能ではなく、万が一、ウィルスが発症すると、ウィルスは駆除できても壊れたデータは戻せない。また、アップデートできる期間はどのメーカーのソフトも1年間が一般的。この期間内であれば何度アップデートしても無料。それ以降もサービスを受けたい場合は、有料で1年間の継続手続きをする必要がある。ソフトを新しく購入するよりは安いので、継続を一考する価値はあるだろう。また、複数会社のセキュリティソフトを同時にインストールできないことも要注意だ。ADSLやCATVの一部のプロバイダーで、セキュリティソフトを導入すると正常に接続できなくなることもある。ソフトを導入する前に、プロバイダーのサイトでそのようなニュースや報告がないか調べておいた方がいいだろう。(秋月昭彦)