内容紹介
ブラッド・ピットが主演・製作を熱望した、緊迫の心理サスペンス。 -Thelma Adams, US WEEKLY
憧れを殺意へと変えた7ヶ月―
最大の崇拝者は、最も卑劣な暗殺者となった。
ジェシー・ジェームズ。1880年代のアメリカでその名を轟かせた、合衆国史上最も有名なアウトロー。10もの州で法の番人たちにその首を狙われながら、ロビン・フッドのように民衆から愛された男。ロバート・フォード。
当時、誰にもその名を知られていなかった19歳の臆病な野心家。ジェシーを心から崇拝する彼は、ジェシーの仲間となり、やがて友人となっていく。そして、アメリカで最も卑劣な男として記憶される、あの事件へと向かっていくのだった…。
英雄ジェシー・ジェームズと卑劣なる暗殺者として名を残すロバート・フォード。友情がライバル心へと変わり、名声へのあくなき野心が運命を狂わせていく。
製作リドリー・スコット。作品に惚れ込んだブラッド・ピットが主演・製作を兼任し、鬼気迫る演技でベネチア国際映画祭最優秀男優賞を受賞。共演のケイシー・アフレックはロバート・フォードの心の機微を丁寧に演じあげた。
臆病な若者が、憧れの英雄の背中に向かって引き金を引くまでを描いた、緊迫の心理劇。
特典映像(ディスク2)
ドキュメンタリー:アウトローの死
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ブラッド・ピットがプロデュースし、自ら伝説の大泥棒ジェシー・ジェームズを演じて、ベネチア国際映画祭で男優賞を受賞した一作。冷血な瞳をたたえ、殺しも辞さないブラピの不気味な名演は、彼自身にとっても久しぶりの存在感を示すことになった。犯罪一味のリーダー格であるジェシーにあこがれる、ロバート・フォード。臆病だった彼が、一味に加わったことから犯罪者としてのシビアな心を身につける。ドラマは、ロバートの視点を中心に描かれていく。
最初の1時間は、はっきり言って冗長な展開である。物語をどの方向へ進めるのか、作り手側の迷いが感じられないこともない。しかし、中盤からは、このゆったりとした流れが、ジェシー、ロバート、双方の心境に寄り添うようで、俄然、物語に引き込まれてしまう。ブラピがこだわった小道具や映像によって19世紀末のアメリカ社会がビビッドに伝わり、とくに名カメラマン、ロジャー・ディーキンズがとらえた大自然の映像が圧倒的。ブラピに負けない印象を残すのが、ロバート役のケイシー・アフレックで、アメリカ人にとっての“英雄”を暗殺した後の、ロバートの悲哀がにじんだ演技は高く評価されていい。(斉藤博昭)
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