内容紹介
自分の中に存在する<悪>に気づいたとき・・・
<悪>と戦い続けられるのか。
【ストーリー】
ブラック・スパイダ-マンとなったピーターは、その黒いスーツがもたらすパワーに酔いしれ怒りを制御する事ができない。彼に何が起こったのかー。慕っていた叔父を殺した犯人への復讐。スパイダ-マンを父の仇と信じ込む親友ハリ-・オズボーンとの決闘。未来を誓いあった恋人メリー・ジェーンとの心のすれ違い。そこに現れるグウェンとの微妙な恋愛関係。悲しき運命の連鎖が、彼を究極の戦いへと導く。さらに新たなる脅威ヴェノムがスパイダ-マンに襲い掛かる。戦いは、ニュー・ゴブリン、サンドマンを巻き込み、熾烈さを増して行く。最後に生き残るのは、そして恋の行方は・・・3部作最終章、いよいよクライマックスへ。
DISC1
●音声解説集
・サム・ライミ監督とキャストによる音声解説
・製作スタッフによる音声解説
●フォト・ギャラリー集(3種)
●ミュージック・ビデオ
●NGシーン集
DISC2
●TVスポット&オリジナル予告編集
・世界のTVスポット集(8種)
・『スパイダーマンTM3』予告編集
●メイキング・ドキュメンタリー集
・砂の粒:サンドマンができるまで
・新たなゴブリンの誕生
・黒の物体:ヴェノムの誕生
・ぶら下がる!グウェン・ステーシーと崩壊するフロア
・戦う、跳ぶ、乗る:スタントの裏側
・もつれる糸:『スパイダーマンTM3』の三角関係
・水の壁・編集の舞台裏
・音の科学~最高の音楽とともに
・ニューヨークロケ:屋上から路地裏まで
・クリーブランドロケ:ユークリッド通りのカー・スタント
【スタッフ&キャスト】
《製作》 ローラ・ジスキン/アビ・アラド
《監督》サム・ライミ
《脚本》サム・ライミ
《出演》トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、トーマス・ヘイデン・チャーチ
【CopyRight】(C) 2007 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED. MARVEL, AND ALL MARVEL CHARACTERS INCLUDING THE SPIDER-MAN, SANDMAN AND VENOM CHARACTERS TM & (C) 2007 MARVEL CHARACTERS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
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ついにスパイダーマンシリーズ3部作が本作で完結。まさに今回は1作目、2作目の流れを楽しんでこそ帰結できる作品になっている。ちなみに製作費が史上最高の3億ドル(約357億円)に達したそうだが、それだけお金を賭けたのも納得の素晴らしい仕上がりだ。国民からヒーローと慕われ、少しテングになっていたピーターは、うっかり恋人メリー・ジェーンへの配慮に欠けるような言動をしてしまい彼女を怒らせてしまう。そんなところへ、叔父のベンを殺した真犯人が現われたり、親友だったハリーから襲撃されたりさまざまな出来事が。しかもスパイダーマンスーツに謎の黒い液状生命体が取り憑き、それが負の感情を助長させたために、復讐と憎しみの感情に支配されたブラック・スパイダーマンになってしまうのだった…。
テーマとなるのは“許すことの大切さ”。憎まれるのにもそれぞれ事情があり、一口に悪人といってもそれには理由があるもの。だから誰もが“悪”に支配されないとも限らない。それゆえに自分の心の底を見つめること、負の感情とも向き合うことの大切さを本作は声高ではなく教えてくれる。加えて本作はサム・ライミが想いのたけを遺憾なく発揮。かつて『死霊のはらわた』シリーズで主演に起用した友人ブルース・キャンベルをフランス人役に使ったり、コミックでは1番人気の悪役ヴェノムよりサンドマンを思い入れたっぷりに描いたり(ライミ自身、ヴェノムに興味ないと語っている)、ライミ節が炸裂。そういうおたく観点でも楽しめる。(横森 文)