内容紹介
<解説>家族と平穏な生活を送っていたはずの平凡な男。しかしその男には誰にも知られていない血塗られた過去が潜んでいた…。アカデミー賞をはじめ、世界中の主要映画賞を席巻した、驚愕のバイオレンス・アクションが遂に登場!
トム・ストールと妻エディは2人の子供たちと静かで幸せな生活を送っていた。だがある夜、トムの営むダイナーが強盗に襲われる。突然銃を突きつけられたトムは一瞬の隙をつき強盗を射殺。一夜にしてヒーローとしてメディアにとりあげられた。そんなある日、フォガティと名乗る男が出現。トムを"ジョーイ"と呼び、その日から一家を執拗につけまわす。フォガティの不気味な言動により、不安に駆られる妻のエディ。そして家族に危険が迫った時、見事なまでの殺人テクニックを繰り広げるトムの正体がついに明らかになっていく。 <仕様>片面2層/カラー/本編96分/16:9LBビスタ・サイズ/音声1:オリジナル<英語>5.1ch 音声2:日本語吹替2.0ch/字幕1:日本語字幕 字幕2:吹替用字幕 ヴィゴ・モーテンセン『ロード・オブ・ウォー』、マリア・ベロ『アサルト13/要塞警察』、エド・ハリス『アポロ13』、ウィリアム・ハート『蜘蛛女のキス』 監督:デイヴィッド・クローネンバーグ『ザ・フライ』、音楽:ハワード・ショア『ロード・オブ・ザ・リング』
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デイヴィッド・クローネンバーグ監督が、グラフィック・ノベル(コミック)を原作に描くバイオレンス・サスペンス。ダイナーを営むトムは、店の客に銃で脅されるが、相手の隙をついて銃を奪い、殺してしまう。正当防衛で町のヒーローになったトムだが、彼の過去を知っているという謎の男が現れ…。妻と2人の子どもと幸せに暮らしていたトムの過去が、ゆっくり明らかになっていく。
クローネンバーグは、それまでの奇怪なテイストを極力抑え、要所の暴力描写のみにグロさを凝縮させる。本筋以外にもタイトルの「バイオレンス」を追求したシーンが多く、たとえば階段での夫婦の殴り合いがセックスへ発展し、いじめられっ子の長男が逆ギレして相手を倒すなど、暴力が人間の本能に深く絡みついていることがあぶり出される。暴力シーンによっては、妙にスカッとしてしまう部分もあり、観る者の暴力への欲求を試しているのかもしれない。キャストはそろって好演。とくに静かな狂気を微妙な表情でみせるヴィゴ・モーテンセンは、高く評価されるべき。(斉藤博昭)