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ボブ・ディラン、5年振り新作オリジナルアルバム、遂に登場!
前作『ラヴ・アンド・セフト』以来5年振りとなる新作登場タイトルは『Modern Times/モダン・タイムス。通算44枚目となるニューアルバムは10曲入り、現在のツアー・バンドとともにレコーディング。ディランはヴォーカル、キーボード、ギター、ハーモニカを担当している。ジャック・フロスト プロデュース。
'06年5月24日に65歳の誕生日を迎えたディラン。これまで43枚発表したアルバムの通算セールスは1億枚、キャリア中で実に1000回以上のライヴを行ってきた。活動歴45年を数えた今もなお歌い続けるロック界最重要アーティスト&生き続ける歴史ボブ・ディラン。05年は三部作自伝の第一部「ボブ・ディラン自伝(The Cronicles)」が日本でも発売となった。同11月にはマーティン・スコセッシ監督による、ドキュメンタリー映画「NO DIRECTION HOME」(6月23日DVD発売)の公開により、世界が「ディラン再評価ムーブメント」で加熱され、新作の世界同時発売を受けて沸点を迎える!
ライナー:菅野ヘッケル、対訳:中川五郎
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自分と同世代のほとんどの男達が65歳を過ぎた引退者となっている今も、ボブ・ディランは彼の44枚のキャリアの中で最も輝かしい3枚のレコードの成功という絶頂にいる。Time Out of MindやLove and Theftと同じように、このModern Timesは、ブルースにひたりきり、商業化されることないもっともピュアなアメリカーナ百科事典であって、彼のツアーバンドの目立たないバックからモダンなおまけを取り除いている。ディランの声はつぶれ、きしみ、このポップシンガーは説教壇からうめき声を上げる。こんなリッチで感情的なディランは1976年のDesire以来だ。歌詞はいつもの断固たる言い回しを引き上げて、更なるパワーと不死の命とを彼にあたえ、こみあげてくるディランの喜びを感じさせる。アルバム最初の曲は、ポップ・クイーンのアリシア・キーズをHell's Kitchen からTennesseeまで追いかけたThunder on the Mountainであり、Someday BabyやRollin' and Tumblin(ディランが間違えて自作としている)などとともにこのアルバムでの最も情熱的な曲となっている。また、Nettie Mooreで奴隷を愛する主人を歌い、The Levee's Gonna Breakでは、ニューオーリンズをフロント・バーナーに引っ張りだし、雄弁なラウンジ・シンガーとしてSpirit on the WaterやWhen the Deal Goes DownそしてBeyond the Horizonを歌っている。Modern Timesというわりには、old timesに聞こえるじゃないか。