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日本の名作怪談を現代気鋭のクリエイターがアーティスティックに競作していく恐怖TVアニメーション・シリーズの一編。輿入れを目前に惨殺された花嫁。これを化猫の仕業だと言う薬売り(櫻井孝宏)の言葉を裏打ちするかのように、その後も謎の惨殺事件が多発してゆく…。和紙に描かれた浮世絵のごとき色彩映像美、秀逸な推理劇を見ているかのような見事な構成。実験的でありながら娯楽要素に満ち溢れており、ひとたび画面に目を向けたが最後、その終わりまで観続けないと気がすまない。アニメーションにまだまだ無限の可能性があることをとくと知らしめてくれる秀作シリーズの中でも、特に名高い粋な名編。まるで京極夏彦の世界から抜け出てきたかのような薬売りのキャラクターも大いに魅力のひとつで、好評を受けて中村健治監督をはじめとするスタッフは、ここでの薬売りをスピンオフさせた怪奇譚『モノノ怪』を発表している。(増當竜也)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
日本を代表する古典ホラーをアニメ化、フジテレビ系“ノイタミナ”枠で放映された「化猫」をDVD化。孫娘の嫁入りが行われようとしていたとある武家屋敷で花嫁が惨殺される。以来、次々と怪死事件が起こり…。全3話を収録。