内容紹介
人生は予測困難な天気予報と同じ。風向きひとつで全てが変わる・・・。シカゴのお天気キャスター、デイヴ・スプリッツ(ニコラス・ケイジ)は1日2時間勤務で24万ドルを稼ぎ出す男。さらに彼には全国ネットの仕事への誘いも。だがそんな誰もが憧れるようなビジネスの成功も、私生活での失敗を前に輝きを失っている。離婚。自分から離れていく子供たち。そしてピューリッツァー賞受賞者である父親(マイケル・ケイン)からの信頼も得られない…。「アメリカン・ビューティー」、「アバウト・シュミット」に続く問題作。ファーストフードのように手軽に物が手に入るこの世の中で、“価値ある人生”の意味を問う。
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ニコラス・ケイジはコメディがよく似合う。見くびられてちょっとヤケになっているこの『ニコラス・ケイジの ウェザーマン』も最高だ。ケイジが演じるデーヴィッド・スプリッツはシカゴのTV気象キャスター。天気を予測するということの不確実さを実感していた。キー局の朝番組にオファーがあったにも関わらず、生活は混沌としていた。子どもたちと恐妻(ホープ・デイヴィス)とは疎遠になっており、離れて暮らす父親(マイケル・ケイン)とは長い間反目し合っていて、最近では路上で人から食べものを投げつけられるようになっていた。ゴア・ヴァービンスキー監督(『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』)が撮ると、こうしたメランコリックなコメディは重くなり過ぎるかもしれないが、脚本のスティーヴ・コンラッドは劇作家マミットのように「会話を書く」のがうまく、タルタルソースのエピソードや店に入っていくシーンなどでのケイジのボイスオーバーのしゃべりは、実に面白い。ケイジは何度となくこのようなキャラクターを演じているが、やはりはまり役で、作り笑いを浮かべた陰鬱な表情は映画の雰囲気にぴったりだ。ほとんどのハリウッド映画のヒーローと違って、デーヴィッド・スプリッツはいつも(もしくはしばしば)正しいことをしているわけではないが、ケイジはこの情けない男を見ごたえあるものにしている。(Robert Horton, Amazon.com)