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昔気質のヤクザ組長・大名大作(伊藤雄之助)が3年ぶりに出所し、自分のシマに戻ってみると、そこは新興ヤクザの矢東(中谷一郎)に乗っ取られていた。怒りに燃える大作は、子分志願者の太郎(砂塚秀夫)に万年筆型の爆弾を作らせ、矢東を殺す計画を立てるのだが…。
コーネル・ウールリッチの『万年筆』を原作に、岡本喜八監督がミュージカル・コメディ・タッチで描いたカルト映画。岡本映画全体にみなぎる旺盛な実験精神とその真髄を知る上で、絶対に外せない作品である。主人公ヤクザ側には和楽、対する新興ヤクザ側はジャズといった区分けで、岡本映画常連の名優たちが活き活きと画面の中で蠢く快感たるや。30本以上も岡本映画の音楽を担当した佐藤勝とのコンビネーションの妙も讃えるべきだろう。劇場公開時は、あまりの大胆不敵な作りに批評家も観客も尻込みしてしまったものの、その後の名画座上映で再評価された逸品である。(増當竜也)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
浪曲やジャズを用いたミュージカルシーンが全編を彩る痛快サスペンスアクション。刑務所から3年ぶりに出所したヤクザの親分・大作cw、組が市会議員に立候補する矢東に乗っ取られていることを知る。憤った彼は万年筆爆弾で矢東を抹殺する計画を立てる。
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