内容紹介
北支戦線を舞台に、最前線に投じられた型破りな曹長が率いる、少年軍楽隊と紅一点の慰安婦が織り成すアナーキズムに満ちたアクション作。
《原作》伊藤桂一
《監督》岡本喜八
《脚本》佐治乾/岡本喜八
《音楽》佐藤勝
《出演》三船敏郎/仲代達矢/佐藤允/団令子/ほか
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昭和20年夏の北支戦線で、歴戦の勇者・小杉曹長(三船敏郎)は佐久間大尉(仲代達矢)の命により、八路軍の猛攻によって全滅したヤキバ砦の奪還に向かった。従えるは、何と軍楽隊の少年兵たち。今まで楽器しか持ったことのない彼らを叱咤激励しながら、小杉は砦の奪取に成功するが…。
『独立愚連隊』などで戦後日本の娯楽映画に新機軸を打ち立てた岡本喜八監督が、戦争と音楽をモチーフに繰り広げる異色戦争アクション映画。そもそも戦争ミュージカル映画を撮ることを宿願としていた岡本監督は、ここでその前哨戦として、リズミカルなテンポと軍楽隊が奏でるジャズの調べを巧みに融合させ、ダイナミックかつ悲壮なアクション描写とともに「おもしろうて、やがて哀しき」人の世を追求していく。また、岡本映画を語る上で絶対に外せない「昭和20年8月15日」のモチーフも、ここではラストで本格的に表れている。名優・三船と少年兵たちとのさわやかな交流、少年たちを男にしてあげる慰安婦役・団令子の哀しみなど特筆すべき点も多々ある傑作である。(増當竜也)
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