Amazon.co.jp
フィオナ・アップルはふさぎがちで、賢い女性、そして第1級のアーティストで、禁断の深みまで分け入ることのできる歌手だが、ゴシップを終わりにした3枚目のCDを、浮かれ騒ぎで始めている。アルバム・タイトル曲はジョン・ブリオンがプロデュースした2曲のうちのひとつ。ヒップホップのプロデューサー、マイク・エリゾンド(50セント、エミネム)を無理に参加させたレーベルの争い前の曲で、ジュディ・ガーランドの曲に皮肉を加えたような、ルーファス・ウェインライトが手を貸したような雰囲気であり、ストリングスが鳴り、移り気なビートが響き、梯子が必要な曲となっている。だが、遊び心満載でありながら、コーラスが突入してくる頃には、何故世界がフィオナ・アップルの不在を寂しがっていたかが明確に理解できる。
彼女が逃げだした6年前以来、若い女性アーティストが次々とスポットライトを浴びてきて、ネリー・マッケイ、ジョス・ストーンが知性と熱気をそれぞれに運んできたが、フィオナと匹敵するところはわずかのようだ。実際に『Extraordinary Machine』ではどの曲も、リスナーの予想に近いものはない。1999年の『When the Pawn』以降に現れたアーティストはすべて穴埋めに過ぎなかった。ファンたちは特に「O'Sailor」に鋭い悲嘆を、タイトなピアノ・ナンバーでヒップホップ風味もある「Tymps」に共感するだろう。だが、くっきりとした眺めを妨げる“汚れた窓ガラス”の歌詞がある「Window」が、このCDのベストな曲となるだろう。“私は窓を割らなければならなかった”とフィオナはこれまでにないほどスモーキーな声で歌う。“とにかく、割るしかなかった”と。彼女はすでに高みに達していたと考えていたリスナーの予想を、『Extraordinary Machine』で砕いているのだ。(Tammy La Gorce, Amazon.com)
Album Description
CD AUDIO SIDE: Entire Album
DVD SIDE * Entire album in Enhanced LPCM Stereo * Brand-new videos for "Not About Love" and "Parting Gift" (live), never before released * Live performances of 5 songs filmed at the club Largo in Los Angeles, including "Fast As You Can" and "Paper Bag" * Behind-the-scenes footage