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ハウルの動く城 [DVD]
 
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ハウルの動く城 [DVD]

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商品の説明

内容紹介

本編DVD1枚+絵コンテ映像、原作者のインタビューなどを収録した特典ディスク1枚の計DVD2枚組。
【ディスクの詳細】
DISC1:本編
●音声:日本語6.1ch サラウンド ドルビーデジタルEX
英語5.1ch サラウンド ドルビーデジタル
フランス語2.0chステレオ ドルビーデジタル
●字幕:日本語/英語/フランス語
●画面:16:9ビスタサイズ(1.85:1)
●ピクチャーディスク仕様
●カラー

DISC2:映像特典
絵コンテ映像/劇場予告編集/世界のハウル/原作者ダイアナ・ウィン・ジョーンズ インタビュー/英語吹き替え版監督ピート・ドクターインタビュー/お知らせ


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【『ハウルの動く城』ストーリー】
 愛国主義全盛の時代。王国の兵士たちが今まさに、戦地に赴こうとしている。銃には花が飾られ、歓呼の中を行進する兵士たち。荒地には、美女の心臓をとって喰らうという魔法使いハウルの、動く城まで現れた。
 そんな町から離れて歩く、ひとりの少女がいた。主人公ソフィーは18才。荒地の裾野に広がる町で生まれ育ち、亡き父の残した帽子屋を切り盛りしている。
 ソフィーはある日、町で美貌の青年と出会う。何かに追われているらしい青年はソフィーと共に天へ舞い上がったかと思うと、束の間の空中散歩にいざなう。夢のような出来事に心奪われるソフィー。しかしその夜、ソフィーは、荒地の魔女と名乗る魔女に呪いを掛けられ、90才のお婆ちゃんに姿を変えられてしまう。このままでは家にいられない!
 ソフィーは荷物をまとめ、ハウルの棲む城があるという、人里離れた荒地を目指すのだった。

【『ハウルの動く城』受賞情報】
●第61回ベネチア国際映画祭 オゼッラ賞
●平成16年度文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 優秀賞
●シッチェス国際映画祭(スペイン)観客賞、特別審査員賞(宮崎駿)
●『東京アニメアワード』2005 アニメーションオブザイヤー、監督賞(宮崎駿)、声優賞(倍賞千恵子)、音楽賞(久石譲)
●第62回ベネチア国際映画祭 栄誉金獅子賞(宮崎駿)



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   国内はもちろん海外でも高い評価を受けた『千と千尋の神隠し』から3年を経て、宮崎駿監督が発表した長編アニメーション(2004年公開)。魔女の呪いで90歳の老婆に変えられてしまった少女ソフィーと、人々に恐れられているが実は臆病者の美青年魔法使いハウルが、王国の争いに巻き込まれながら心を通わせていく。ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「魔法使いハウルと火の悪魔」を原作としたファンタジーだ。
   ハウルの城がもやの中にその姿を現すファースト・シーンだけで観客を別世界に引き込む手腕からして、やはり圧倒的。エピソードの因果関係などが若干わかりにくいきらいはあるものの、晴れた日の海の輝き、静謐に佇む湖が与える安らぎ、日常の中に訪れる平和な時間といった、何気ない一瞬の素晴らしさに心を奪われずにおれない。「千と千尋〜」同様に、大筋と言うよりは細部にこそ味がある作品と言えそうだ。(安川正吾)

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5つ星のうち 4.0 「自問自答」, 2007/12/13
By 木霊真 (広島県福山市) - レビューをすべて見る
『魂にとって何が大切か』

私にとってこの作品は、この命題を鑑賞しながら「自問自答」する映画だ。

明確な「答え」をこの映画に求めてはならない。
なぜならその「答え」は「自己の魂の中にしかない」のだから。

ソフィーの「呪い」と「容姿」の関係性を考える時、私は知らず知らずにその「2つの関係性」を解き明かそうと思ってしまう。

いったいどんな時にソフィーは「生き生き」とし、
いったいどんな時にソフィーは「老生」するのか。と。

その「自問自答」こそが「魂にとって何が大切か」を想っている瞬間なのだ。

分かりやすい「何か」を求めてこの映画を鑑賞すると、喉を突いて
「何が言いたい映画なんだ!!」と、叫んでしまう。

しかし残念ながらこの映画は「何かが言いたいから創った映画」ではないと考える。
強いて言うなれば宮崎駿が「魂にとって何が大切か」を自問自答しながら創った映画なんだと感じるのだ。

その自問自答の旅に、鑑賞者が付き合い、追体験することで、初めて「魂の探究映画」が完成する。としか言いようがない。

そういう意味では、非常に宮崎駿の私的な作品には、なっている。
「紅の豚」が『自分の趣味や道楽を生かした作品』であるならば、
差し詰め今作は『自分の問題を生かした作品』と、言えるのではないだろうか。

しかしながら、「魂にとって何が大切か」という命題は、人間に心がある以上「永久不変のテーマ」であろうから結果的に「宮崎駿の自問自答」は「生きる者全ての自問自答」と、スライドして考えることも同意義ではないだろうか。

と、言った部分というのは「心が縺れた人間」のテーマであって、「心が縺れていない人間」にはなんの関係もない。

「巨大な城が動き」「火の精霊に笑い」「カカシに同情し」「荒地の魔女に脅え」「見習魔法使いの変化の術に微笑し」「美しい湖畔、美しい花園にうっとりし」「どこでもドアーか!とツッコミ」「階段競争で苦笑し」「怠けた犬に爆笑し」「ハッピーエンドに拍手」すればそれだけでも充分「エンターテイメント」として成立している。

そういった意味では今作も、「視線変化による作品の多重構造化」が発生するだけの許容量は備えていると、言えるのではないだろうか。

「感動」や「カタルシス」を求める鑑賞者には、あまりお勧めできない。
と、付け加えておきたい。
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56 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 私にとっては、いい映画でした。, 2006/8/4
 確かに難点は多かったと思います。
多くの方が批判される点も当然だと思わざるを得ません。
しかし、私はそんな事気にならない程ソフィーに共感を覚えてしまいました。

 やっぱりこの世は美しい者に優しいものです。
ソフィーの母親や妹は美しく、沢山の男性にちやほやされ、人生を謳歌しています。
でも、美しくないソフィーは自分を押し殺して生きていくしかない。
長女だから、お父さんの店だから、と理由をつけて、自分の素直な心から目を背けるしかないんです。

 でも、おばあさんになってしまって開き直ったソフィーは輝き始めます。
美しさだけが全て、みたいな言い方(ソフィーにはひどく傷つく言葉だったはず)をするハウルに素直に怒りを爆発させ大声で泣いて、愛する人に素直に愛していると言い、彼を信じていると堂々としています。
コンプレックスを抱いていた今までのソフィーには、きっとどれも不可能だったと思います。
(歳に関係なく輝いている方も大勢いらっしゃるので語弊はありますが悪しからず)おばあちゃんだったソフィーがどんどん若返って美しくなる様は、人の美しさは外見ではなく、心の美しさが滲み出たものだと、すがすがしく感動しました。
そしてソフィーの心の美しさが、独りよがりのハウルまで変えたのだと思います。

 指摘された難点の多くは皆様仰せの通りなんですが、“なぜソフィーがおばあさんになったのか”という理由は、ソフィーが開き直って抱いていたコンプレックスから解き放たれ、生き生きと生きるためには、そうでなければならなかったんだと思います。

 確かにこの作品では「??」と思う場面もあり、多くを詰め込みすぎて難解になってしまっている雰囲気は否めません。
戦争を取り入れたのも、別になくてもよいのでは、と思いますが…。
それでも「人の本当の美しさとは何か」という観点から観ると、非常に良い映画だったのかな、という感想を持ちます。
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54 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 不器用な人のための映画, 2008/7/7
まず、これまでマトモに生きてきたと自負している人には理解不能です。
マトモに生きれない不器用な人の心理をうまく表現していると思いました。

自信がなくて、年寄りみたいな生活を送るソフィーがおばあちゃんにされるとか、心を失ったハウルは心臓がないとか、現実世界で病んでいる人達が頭で感じている『今の自分ってこんな状態なんだ!』っていうイメージがこの映画では実際に起こっています。

極度に見た目を気にしてしまうハウル、自分を美しくする魔法、これは美容整形や過剰なダイエットを繰り返す心情に似ています。ソフィーのお風呂掃除によって、髪が黒くなってしまう。これによって彼はヒステリーに陥ります。闇の精霊を呼び出し、身体が溶けだしてしまう。このヒステリーの描き方が凄いと感じました。ヒステリーに陥っている人は意識的にか無意識的にかこれに似た感覚を持っていると思います。その割に正義感が強い。正義感というよりは心が敏感になり、世の中の負の部分が見えすぎるために怒りをもっているのです。世の中は戦争の時代。殺しあう人々がイヤでイヤでしかたがないのです。これはニートと言われる人々の一部が資本主義社会を嫌う感情にも似ています。彼はそれに怪物になって戦います。彼は自分の負の部分を武器に戦っている闇のヒーローなのです。

そんなハウルを癒すソフィーは自信がない女の子。始めのソフィーは心がすでに年寄りだった、だからおばあちゃんになったことを一時的に戸惑うものの、かなり早く受け入れます。ソフィーはこれでいいと思ったのです。呪いをかけたのは荒地の魔女ではなくソフィー自身だったのかもしれません。映画が進むにつれて呪いがいつのまにか解けていきます。これに戸惑う人も多いと思いますが(笑)これはソフィー自身が自分にかかっていた呪いを恋によって解いたのです。

これは心に傷を抱えている人のための映画でした。
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