出版社/著者からの内容紹介 【今号の特集】
実験室のシャーレで育てた細胞から、思い通りに臓器や組織をつくり出して患者の治療に役立てる――そんなSF小説のような世界が、案外すぐそこまで来ているのかもしれません。7月号のメイン特集は「医療革命の扉を開く 夢の細胞」。私たちの体は、驚くほどさまざまな種類の細胞からできています。ところが細胞の中には、どんな細胞にもなれる“万能細胞”があるというのです。この「幹細胞」は、小さな受精卵や新生児のへその緒、骨髄などに存在します。すでに白血病などの治療に使われていますが、研究がさらに進めば心臓病、せき髄や脳の障害、糖尿病などの治療にも、新たな光をもたらすでしょう。難病治療への期待が高まる半面、受精卵を研究に使うことから、生命倫理をめぐる議論も続いています。世界各地の研究現場から、生命科学の最先端の動向をお届けします。
中国4000年の歴史に残る大艦隊を率い、遠くアフリカにまで達した「明の鄭和(ていわ)の大遠征」を取り上げた特集も、お勧めです。600年も前に、文字通り世界の海をまたにかけて活躍した鄭和の足跡を追って、東南アジア、インド、中東、アフリカへと壮大な旅路をたどってみませんか。
このほかに、NASAの火星探査車から送られた画像が明かす新事実を解説する「火星の水」、ミャンマー沖のアンダマン海で伝統的な暮らしを営む「海の民モーケン」、オーストラリアの「猛毒クラゲ」といった特集を掲載しています。どうぞ、お手にとってご覧ください。
出版社/編集部からのコメント
米国のナショナル ジオグラフィック協会が発行し、現在では世界約180カ国、920万人が購読する月刊誌「ナショナル ジオグラフィック」の日本版です。
「ナショナル ジオグラフィック」誌は、「未知の地球をわかりやすく伝える」との編集方針のもとに世界の一流写真家が撮影した美しい写真を中心に自然、探検、歴史、地球環境、科学、民族など地理(ジオグラフィック)の領域を超えた多彩な内容となっています。読み応え十分のビジュアルマガジンです。
●大自然の驚異、生物たちの不思議…決定的な一瞬をとらえた感動の写真が満載です。
●遺跡の発見、秘境の探検、宇宙の謎…人類の未知に挑む興奮を堪能できます。
●異国の文化、民族、歴史…変わりゆく世界各国のいまを旅する喜びがあります。
地球とそこに生きるすべての生き物の営みを、世界の一流写真家が撮りおろす美しく迫力に富んだオリジナル写真と、正確で臨場感あふれる記事で紹介しています。日本版は英語版の面白さと美しさを正確にわかりやすく日本語化すると同時に、日本の読者向けに独自の解説やコラムを加え、オールカラーで英語版と同月発行でお届けしています。英語以外の現地語版として初めて創刊され、現在24カ国語で翻訳発行されています。