内容(「CDジャーナル」データベースより)
ビョーク自身の作曲による、マシュー・バーニーの映画『拘束のドローイング 9』のサウンドトラック・アルバム。演奏には日本人ミュージシャンも数名参加しており、そちらも話題だ。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
ビョークの音楽を想うとき、憧憬と同時に畏怖が沸き起こる。永遠が鎮座しているような、シャーマニックな歌声のせいだろうか。彼女が作曲を手がけた、映画『拘束のドローイング9』の音楽 でも、その揺るぎない神秘性は健在だ。彼女の夫で、ヴィジュアル・アーティストのマシュー・バーニーが監督し、日本を舞台に描いた作品のための音楽は、前作『メダラ』で採用したヒューマン・ビートボックスにも通じる、声そのものを楽器のように扱った曲が多い。そのさまざまな声が、ガムランを思わせるベルによるミニマルな合奏、金管楽器をメインにした重厚なオーケストラ、ハープシコードやチェレステなどの弦楽器の繊細な共鳴や、笙の音色、能楽といった和の古典的要素と結びつき、祝祭的でいて不穏さを孕みながら展開する。まるで、太古から大地の奥深くに存在する普遍的な力を讚えるかのように。この、重く響きわたる音楽が、たまらなく郷愁を誘うのは、失われた日本への鎮魂歌のように聴こえるからかもしれない。 (長屋美保) --- 2005年08月号
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