出版社/著者からの内容紹介 【今号の特集】
特集 新しいダイヤモンド、cBN工具とその加工事例
ダイヤモンド工具は、超精密加工をはじめとして、多くの加工に無くてはならない工具です。さらに、ダイヤモンドに次ぐ硬さを誇るcBN工具は、化学的に安定という長所を併せ持つため、ダイヤモンド工具が使用できない用途にも幅広く活用されています。この特集では、ダイヤモンド工具,cBN工具、またDLCコーティングの動向およびそれによる最新の加工事例を解説しています。
まず、超精密加工研究に実績を持つ大阪電気通信大学の島田尚一氏が、超精密加工のためのダイヤモンド工具の動向を解説します。さらに、切削工具研究の第一人者である金沢工業大学の新谷一博氏にcBN工具の開発動向に加え、医療面への応用といった新しい活用技術の動向についても解説します。また、現在めまぐるしく技術革新しているコーティングでは、日本コーティングセンターの川名淳雄氏が、新しいDLCコーティング技術の紹介、さらにその切削工具への応用を解説します。レーザ光をウォータジェットによって導き、加工するというユニークな加工法があります。シノヴァ・ジャパンの神月靖氏がその技術、およびそれを使った焼結ダイヤモンド・cBN工具の加工を解説します。
工具の活用例では、アライドダイヤモンドの沢孝治等氏が焼結ダイヤモンド工具による自動車アルミ部品の加工を、スギノマシンの鈴木哲哉氏がダイヤチップ式バニシングツールによる加工を、住友電工ハードメタルの沖田泰彦氏等がブレーカ付きcBN工具による加工を、三菱マテリアル神戸ツールズの早浩氏がダイヤモンドコーティングドリルによる硬脆材の加工を、それぞれ解説します。
なお、この特集とは別に、Lab72の村木治一氏が、連載「ダイヤモンド結晶と超精密加工」において、今月では「ダイヤモンドの異常摩耗とその対策」を解説します。
出版社/編集部からのコメント
今月号では、独立した技術解説記事を多数掲載します。
シチズン精機の小松秀治郎氏が、同社の新機種である「K12/16」について詳しく解説します。サンドビックの小谷貞美氏等は、同社の新しい高性能ドリルの解説を行ないます。高山商事の高山一成氏は、ツーホルダで重要なバランスをとるためのバランシングリングについて解説します。
金型加工の総合展である「インターモールド2005」が、東京ビッグサイトで開催されました。今月号では、そこでの注目展示を写真で紹介します。
また、この4月末には2005年版の「中小企業白書」がまとめられました。これは、経済産業省、中小企業庁によって毎年まとめられているもので、日本経済を支える中小企業の置かれた状況、そこでの変化、将来へ向けてどのようなことが必要なのかなど、製造業を中心に興味深い内容となっています。今月号では、この白書から、中小企業を取り巻く環境(2004年)、中小企業の経営革新の動向などのポイントを紹介します。
そのほか連載は、日本工業大学名誉教授・鈴木昭氏による「日本の工作機械の変遷」、ナノテック研究所・宮下政和氏の「精密研削を見直そう」などが掲載されます。