Amazon.co.jp
事故ですべての記憶をなくした博史(浅野忠信)は、なぜか医学書に興味を示すようになり、医学部に入学。その解剖実習で彼の班に若い女性の遺体が割り当てられた。博史は実習にのめりこみながら失われた記憶を取り戻しつつ、いつしか現実とは異なる世界を生き始めるようになる。そこには、涼子という女性がいた…。
世界的に注目を集める塚本晋也監督が、肉体の内部を映しだしながら精神の内部とリンクさせるという、人間の肉体やその痛みにこだわり続けてきた彼ならではの卓抜した感覚で見せこむ究極の愛のドラマ。解剖という設定も、ここでは単にショッキングなだけではなく、いつしか神聖な愛の営みの行為として映えていくシュールな美学には、主人公さながら観ている側もいつしかのめりこんでしまう。なお、主人公のモデルはレオナルド・ダ・ビンチなのだそうだ。(増當竜也)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『六月の蛇』の塚本晋也が監督、脚本、製作、編集などあらゆる作業に携わって創り上げた謎と幻想に満ちた愛の物語。記憶喪失の男・高麻鰍ヘ、ある女性の遺体解剖作業を通して記憶を取り戻していくが…。出演は『茶の味』の浅野忠信、ダンサーの柄本奈美。