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1945年度アカデミー賞作品 / 監督 / 脚本 / 主演男優賞を受賞。名匠ビリー・ワイルダー監督が、アルコール依存症に陥った男の不安心理をシリアスに描いた秀作である。売れない小説家のドン(レイ・ミランド)は、自分の恋人と兄を音楽会に行かせ、その隙に外に出て酒をのんだことから兄を怒らせ、週末をひとりで過ごすはめに。それでも懲りずに酒を求めて再び街に出てさまよう彼は、ふと気が付くとアル中収容所の中におり、恐怖のあまり脱出して家に帰るが、今度は幻覚を見るようになり…。
当時としてはあまりの衝撃的内容に、300人の試写会が終わったら50人になるほど不評だったという。持ち前のコミカル色を一切排したワイルダー監督の意図が伝わるには少々時間がかかったようだが、結果としてはオスカーをもたらした。それまで大根役者と呼ばれていたレイ・ミランドは本作で認められるが、以後、アル中や精神異常、情緒不安定な役柄はオスカーを獲りやすいというジンクスも生まれた。(的田也寸志)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
"『情婦』のビリー・ワイルダー監督がアルコール依存症作家の苦悩を描いた人間ドラマ。兄や恋人の制止を振り切って酒場で酒を飲むドンは、街を彷徨っているうちに気を失ってしまう。“どれでも1,000YEN!!”キャンペーン。"