出版社/著者からの内容紹介 【今号の特集】
特集 自動車の最新技術とそれを支える加工技術
日本製自動車の売れ行きが好調です。それを支える自動車部品加工の現場には、精度、効率、コスト、さらに環境など、さまざまな要求が突きつけられています。この特集では、進展する自動車技術と、そこで部品に要求される技術、さらにそれに応える加工技術を解説します。まず、デンソーの永田雅亨等が、セミドライ加工の取り組みについて解説しています。韓国の大手超硬工具メーカーのテグテックのPark氏等は、注目のCGI鋳鉄の高速ミーリング技術を解説しています。その他、ブラザー工業のタッピングセンタ、スター精密のスイス形自動旋盤、シギヤ精機製作所の円筒研削盤、グリーソン社の歯車加工機、オーエスジーのロングドリルによる自動車部品加工の解説が行なわれています。
特別企画 航空機部品の最新加工技術
特別企画では、まず、富士エアロスペーステクノロジーの半田邦夫氏に、航空機部品加工技術の現状を解説いただいています。続いて、石川島播磨重工と三菱電機が共同で開発し、航空機部品のみならず、広い応用が期待されるまったく新しいコーティング技術についての解説があります。さらに、NTNからは、ジェットエンジン用軸受の加工・製造技術の解説論文が寄せられています。
出版社/編集部からのコメント
今月号は、「特集 自動車の最新技術とそれを支える加工技術」と、「特別企画 航空機部品の最新加工技術」を組んでいます。日本経済の牽引車となっている自動車、その自動車部品の加工は、技術的に見て、常に一番厳しいレベルを求められています。また、航空機は、信頼性の面から、特に高い技術レベルを要求されています。これら、今注目の加工技術分野を取り上げました。自動車に比べると、まだまだ事例が少ない航空機部品加工ですが、ボーイング社、エアバス社の2社の新機種開発に際し、日本へも多くの加工が発注されています。今、一番に注目すべき加工技術です。
単独記事では、知能ロボットによるバリ取り技術をファナックの渡邊淳氏等が解説しています。これまでのようなティーチングではなく、知能ロボットによる自立的なバリ取りが可能となります。また、レニショーの佐藤清志氏は、ボールバー測定についての解説記事を寄稿されています。この技術により、工作機械の精度は格段に向上したと言われています。また、UGSからは、多機能工作機械におけるプログラミングでの課題に関する解説が寄稿されました。多機能工作機械の使いこなしは、どうしてもプログラミングが重要になります。
そのほか、今月号から連載「ダイヤモンド結晶と超精密加工」(Lab72 村木治一氏)が始まりました。今月は、ダイヤモンド結晶についてわかりやすく解説いただいています。次回から、ダイヤモンドを活用した超精密加工に入ります。