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23歳の高級靴店の店員、49歳の娼家のオーナー、43歳のタクシー・ドライバー、25歳の知的障害者、45歳の高級官僚夫人の5人の女性が「靴」をキーワードに、それぞれの人生を振り返り、真実の愛を求めて前進する様を描く。一見すると軽い印象を抱かれがちな作品だが、内容はかなりディープに女性たちの心理、人生に対する考察に満ちている。ただし必ずしもストーリーがスムーズに進行する作品ではなく、もどかしさを感じるシーンも少なくないのだが、それもまた登場する女性たちと同様、不器用ながら真面目さを感じさせるという良さでもある。
出演する女優たちのうち、知名度の高い女優は見られないが、彼女たちが人生をリセットし、希望に満ちた生活を取り戻すべく努力するくだりの表現を、よりリアルに見せている。スペイン映画の佳作。(斉藤守彦)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
新鋭監督、ラモン・サラサールが描くラブロマンスドラマ。スペイン・マドリッドを舞台に、それぞれが面識もなく環境も異なる5人の現代女性が、現状に不満を抱きながらも真実の愛に向かって疾走する姿が“靴”を通してリアルに綴られていく。