特集 5軸制御加工機とその使い方
5軸加工機への関心が急速に高まっています。これまでの航空機部品などを対象とする限定された加工から、一般の部品加工、金型加工へとその対象を拡大しています。それは、一般の加工においても、5軸制御加工が大きなメリットをもたらすことが認識され出したからです。ここでは、5軸加工がもたらす利点は何か、また5軸加工機がどのような設計思想のもとに作られ、その特徴は何か、などを解説します。
まず、多軸加工の第一人者である大阪大学の竹内芳美教授に、「多軸加工機の課題と将来性」を解説いただき、続いてファナックの宮田光人氏らにCNC制御技術の側面から5軸加工を論じていただきます。また、5軸加工用CAMで世界的に定評のあるデルキャムジャパンの太田典生氏にCAMソフトウェアに求められる機能について解説いただきます。さらに、
<各社の5軸加工機をみる>と題し、ヤマザキマザック、オークマ、森精機製作所、牧野フライス製作所、三井精機工業、キタムラ機械、大阪機工、新日本工機、ユーロテクノ、愛知産業の各社が、自社の、もしくは自社で扱っている5軸加工機(パラレルリンク加工機を含む)の具体的な解説を行ないます。
出版社/編集部からのコメント
今月号では、特集に多くのページを割きました。5軸加工についての最新の技術解説に加えて、現在注目される有力な機種を持つ10社が、個々のマシンについて具体的な解説を行なっています。さらに、「カメラルポ」では、特集に関連して、三井精機工業の工場を訪れ、5軸加工機を作る現場から、5軸加工機設計の思想、問題点、課題、それへの対応策、具体的な作り方などをレポートしています。3軸のマシニングセンタに、2軸のテーブルを加えると、5軸のマシニングセンタは作ることができると言われています。NC装置メーカーは、5軸対応の制御装置を供給していますから。ただ、3軸に、2軸をプラスしたのでは、誤差がそれだけ大きくなることは十分に想像できます。その誤差をいかに少なくしてやるかが、各工作機械メーカーの力の見せ所等です。各工作機械メーカーでは、それぞれに5軸工作機械を作る上での“思想”を持っています。それを念頭に各社の工作機械をみるのも興味深いものです。
単独記事では、ツーリングの面からみた、コストの低減化策を解説しています。








