内容(「CDジャーナル」データベースより)
日本の次世代ジャズを牽引する注目のアーティスト、TOKU、日野賢二、小沼ようすけによるスペシャル・ユニット。世界都市TOKYOを連想させる、冒険心に富むアグレッシヴなジャズを展開。各自のソロ活動とは異なる表情を引き出している点も興味深い。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
これでは受けるのも当然だ。TOKUと小沼のソニー・ジャズ人気コンビに、父親のDNAを音楽でも語り口調でもはずませる日野賢二。見るだけでもわくわくしてきそうなドリーム編成の現代チームだ。が、言うまでもなく、その音楽は目に飛び込んでくるのではなく、全身の皮膚を震わせ右脳と左脳を行き来し、次に足腰にずしりと来る。その訳は、スタジオ録音にもかかわらず、サウンドの99%がライヴでできているためだ。13分超の長尺で3人のソロが炸裂する(2)と(6)その好例。生身の人間が等身大で繰り広げるジャズの響になっているのがいい。と同時に、TOKUは歌も唄える。小沼も、即興家と表現者の両面にしっかり示しをつけ、日野はボトムをシャープに縁取る。つまりこれって一粒で二度美味しい何とかと一緒。味の構造が薄っぺらじゃないのだ。まさかと思った“肉体派で行こう”のPRコピーも、これなら納得。もちろん、目から受け止めるにも、この顔ぶれならいい涙を流せるかもしれない。 (成田正) --- 2005年03月号