Amazon.co.jp
『ロード・オブ・ザ・リング』以前のピーター・ジャクソン監督が、1994年にメガホンを取った衝撃的な名作。妄想を共有するほど心を通じ合わせた多感な14歳の少女ふたりが、殺人の凶行に駆り立てられていく心理を丹念に追った異色ドラマ。
少女たちは粘土人形を中世の騎士に見立てて幻想世界に浸るのだが、この粘土人形が等身大になって踊るなど、P・ジャクソン・テイストのファンタジックかつ不気味な描写が少女たちの幻想世界を彩っていく。思春期特有の熱狂を、P・ジャクソンの妻でもある脚本家のフランシス・ウォルシュが絶妙にすくい取り、胸がヒリヒリするようなダイアログが心に残る。
劇中の出来事は、50年代のニュージーランドで起きた実話がもとになっているというから驚き。映画公開後、米ミステリー作家のアン・ペリーが「少女のうちのひとりは自分である」と名乗りでて衝撃を受けた人も多かった。『タイタニック』以前のケイト・ウィンスレットの強烈な演技も見どころ。(茂木直美)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
「ロード・オブ・ザ・リング」3部作のP・ジャクソンが監督を務め、実在の事件を元に描いた青春ドラマ。多感な女子高生ふたりが夢に溺れ、自分たちの領域を侵す者を抹殺しようとする。“SHV●得キャンペーン第2弾”。