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金星に前線基地を置く第三惑星人が、巨大な宇宙大魔艦を駆って地球侵略を開始。対する地球軍は宇宙防衛艦“轟天号”を完成させ、これに立ち向かう。
1977年夏に全米公開された『スター・ウォーズ』の日本公開が78年夏ということで、日本特撮映画のメッカ東宝がブームに便乗すべく急遽製作し、77年の暮れに正月映画として公開したSF映画。旧態めいた美術やドラマ展開など、やはり粗製濫造の感は免れないものの、ベースとなっているのが同社の名作『海底軍艦』で、その宇宙版として興味深かったり、火薬を使わせたらピカ一という中野昭慶特技監督ならではの持ち味を堪能できたり、またヒロインに扮した若き日の浅野ゆう子のSFルックが明るくセクシーに決まっていることなど、津島利章の大らかな音楽とも相まって妙に憎めない作品に仕上がっているのも確か。少なくともこの時期、イタリア映画よろしく日本映画界も本家ブームをパクってでも頑張ろうという意気込みはあったのだ(東映も78年GWに『宇宙からのメッセージ』を公開)。東宝アクション映画の雄であり、「ゴジラ」シリーズにも貢献した福田純監督は、これが結果として最後の劇映画になった。(的田也寸志)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『ゴジラ対メカゴジラ』や『ゴジラ対メガロ』などの特撮作品で知られる福田純監督によるSFアクション。地球へと襲撃してきた謎のUFO群。自らを銀河帝国と名乗る侵略者の地球を征服から、人類を救うべく、国連宇宙防衛艦・轟天が出動する。
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