内容紹介
マトゥコは間抜けな密輸商。そんな彼が計画した起死回生の石油列車20両の強奪。だが、父親に見限られたマトゥコには資金がない。そこで父親の親友 ”ゴッドファーザー” グルガに 「父親が死んだ」 と嘘をつき援助を取り付けるのだが…。
【映像特典】
●インターナショナル版予告編
●作品予告
《監督》 エミール・クストリッツァ
《脚本》 ゴルダン・ミヒッチ
《出演》 バイラム・セヴェルジャン、スルジャン・トドロヴィッチ、ブランカ・カティチ、リュビッツァ・アジョヴィッチ
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一旦は引退を宣言したエミール・クストリッツァが、早々に前言撤回して撮り上げた音楽と喧騒とペーソスの人間賛歌『黒猫・白猫』。ドナウ川のほとりで生活するマトゥコとザーレの親子。石油を買ったつもりがだまされて水をつかまされ、挽回とばかりに一攫千金を狙って列車強盗を企てるマトゥコだったが、さらにヘマを重ねたせいで、ザーレは新興マフィア・ダダンの妹と結婚させられる羽目に…。
天井は貫けるは、ダイナマイトはボンボン爆発するは、ヤギは飛んでくるはの大わらわ。結婚式の前日に死んだ父親を屋根裏に隠そうとする悪戦苦闘や、1メートルに満たない花嫁が、その体の小ささを生かしてさまざまな方法で結婚式から逃げ出そうとする脱出劇などなど、ドサクサ紛れにいろんなことが起こり続ける展開に振り落とされずについていけるか。ひたすら躁状態であり続けるこのバイタリティ、そして奇想天外の末に生まれるミラクルは、もはやクストリッツァ以外の誰に求められないものである。(麻生結一)