このCDの仕様
芳香を放つ、円熟のトリオ美学。
結成20年を越えてもなお前進を続ける現代最高のピアノ・トリオ、ECMの本拠地における風格のライヴ。
キース・ジャレット率いる現代ピアノ・トリオの最高峰“スタンダーズ・トリオ”の最新ライヴ・アルバム。 1983年の衝撃の結成から現在に至るまで、他の追従を許さないその実力でジャズ界の頂点に君臨し続けてきたトリオ。昨年発表した結成20周年記念アルバム『アップ・フォー・イット』は、スイングジャーナル主催ジャズ・ディスク大賞<金賞>を受賞。先日の来日ツアーでも、風格を感じさせるパフォーマンスで観客を大いに魅了しました。 ECMカタログ番号#1900という節目の作品となる本作は、ECMの本拠地であるミュンヘンで行われたコンサートを収録。おなじみのスタンダードをメインに、近年トリオが挑んでいるフリー・インプロヴィゼーション演奏(4)や、美しいキースのソロ・ピアノ・チューン(6)も収録。まさに、1枚でキースの多彩な魅力が楽しめる充実作。 全曲アルバム初収録曲という嬉しい選曲です。
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ベーシストのゲイリー・ピーコック、ドラマーのジャック・ディジョネットから成るキース・ジャレットの“スタンダーズ・トリオ”は、これほど長きにわたって活動してきただけあってもうそれが当たり前のようにも感じられるが、この2001年のミュンヘンのオペラハウスでのショウでは、彼らのコンビネーションの深みと自然さにあらためて驚かされる。ジャレットには、なじみのあるレパートリーで自らの歩みを明らかにするという才覚がある。生き生きとした遊び心ある「I Can't Believe That You're in Love with Me』(邦題「アイ・キャント・ビリーヴ・ザット・ユーアー・イン・ラヴ・ウィズ・ミー」)をこのセットのオープニングとして、内省的なソロ・バージョンの「It's All in the Game」(「イッツ・オール・イン・ザ・ゲーム」)でしめくくる。その間では、このグループのよくまとまった相互作用が、落ち着いた美しさのあるバージョンの「You've Changed」(ユーヴ・チェンジド)、コール・ポーターの「I Love You」(邦題「アイ・ラヴ・ユー」)のアップテンポでハーモニックな探索、ジェリー・マリガンの「Five Brothers」(邦題「ファイヴ・ブラザーズ」)のハードスイング版を引き立たせている。しかし、ハイライトはやはりタイトル曲で、ファンキーな20分間の名演がこのブルースを根っこから枝先まで掘り下げている。(Stuart Broomer, Amazon.com)
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