このCDについて
人気スタンダード 「リメンバー」 で幕を開ける “ザ・テナーマン” の代表作! アート・ブレイキーが参加したウィントン・ケリー・トリオを従えたワン・ホーンによるハンク・モブレーの魅力を最大限に引き出した傑作。
ハンク・モブレー(ts) / ウィントン・ケリー(p) / ポール・チェンバース(b) / アート・ブレイキー(ds)
1960年2月7日録音
Amazon.co.jp
この1960年のセッションは、ブルーノート・レーベルにおけるクインテットの定番を打ち破った。モブレーのテナーサックスを引き立てているのは、図らずも当時最高の組み合わせとなったリズムセクションだ。そのピアノのウィントン・ケリーとベースのポール・チェンバースとはマイルス・デイヴィス・バンドの常連として共演していたし、爆発的なドラミングを見せるアート・ブレイキーとは創設時のジャズ・メッセンジャーズで組んだことがあり、本作でも息の合ったところを見せている。
ブルーノートは「基本に忠実な」ジャズを生みだすことで名高いが、そのコンセプトにモブレー以上にぴったりのアーティストはいないだろう。モブレーは、ほとんど人目を引くことのないその職人肌の集中力と堅実さでもくもくと音楽を作りだした。そして、とびきりロマンチックなアーティスト、彼の世代で最も才能豊かなサックス奏者のひとりとして、独創的な美しいメロディーとひたむきで緊張感に満ちたリズムを溶け合わせた。なかでも、タイトル曲の流れるようブルースはモブレーの芸術性をしめす絶好の見本だ。このセッションは、称賛に値すると言うほめ言葉だけではまだまだたりない。(Stuart Broomer, From Amazon.com)