内容紹介
【ストーリー】
東京で小学校の教師をしていた隆之(大沢たかお)は、視力を徐々に失っていく病に冒され、職を辞し、母・聡子(富司純子)が住む故郷の長崎に帰った。懐かしい町を目に焼き付けようと日々歩く隆之のもとに、東京に残した恋人の陽子(石田ゆり子)がやってくる。陽子の将来を憂い、この先の人生を思い悩む隆之。そんな隆之を笑顔で支えようとする陽子。そして、2人を静かに見守る聡子。ある日2人は訪れた寺で林(松村達雄)という老人に出会う。林の暖かい人柄に触れ、自らの病気を告白した隆之に、林は 「解夏」 の話を始める…。
【映像特典】
●2つのメイキング
●キャストインタビュー(大沢たかお / 石田ゆり子 / 富司純子)
●スタッフインタビュー(監督・磯村一路 / 原作・さだまさし / 音楽・渡辺俊幸)
●舞台挨拶集(東京国際映画祭からNYプレミア試写会まで)
●長崎ロケ地MAP
●「解夏」 予告編・TVスポット集
●磯村一路監督作品 予告編集 ほか
【静止画特典】
●「解夏」 をめぐるキーワード
●キャストプロフィール
●スタッフプロフィール
●オールスタッフリスト
●舞台挨拶全記録
●フォトアルバム ほか
【ブックレット】
●原作・さだまさしコメント
●プロダクションノート
●“解夏的” 長崎の歩き方
●解夏 撮影日誌 ほか
《原作》 さだまさし(幻冬舎文庫)
《脚本・監督》 磯村一路
《音楽》 渡辺俊幸
《出演》 大沢たかお 石田ゆり子
富司純子 林隆三 田辺誠一 古田新太 鴻上尚史 石野真子 渡辺えり子 柄本明 松村達雄
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東京で小学校の教師をしていた隆之(大沢たかお)は次第に視力を失うベーチェット病に冒されていることを知り、職を辞して故郷の長崎に帰ってきた。やがて恋人の陽子(石田ゆり子)が後を追って長崎に現れ、隆之の家に留まることに。病状が徐々に悪くなっていく中、彼は聖福寺で出会った林老人(松村達雄)から仏教の“解夏”の話を聞かされる……。
さだまさしが記した同名小説を原作に、『がんばっていきまっしょい』などの俊英・磯村一路監督が手がけた透明感あふれるラブ・ストーリーの秀作。いわゆる難病ものにありがちなドラマティックな描写を避け、淡々とした日常の中から、やがて視界を失う運命にある男と、それを見守る女の、焦燥と無常観の果てに導き出される慈愛を描出していくあたりが秀逸。キリスト教的風土と仏教の教えも違和感なく同居し、またそこに説教臭さは微塵もなく、ごく自然に心に染み入る構成になっているのもすがすがしい。(的田也寸志)