内容紹介
【映像特典】
●オリジナル劇場予告編
●松本俊夫監督インタビュー映像
●フォト・ギャラリー
●スタッフ&キャスト・プロフィール
《監督》 松本俊夫
《出演》 桂枝雀、室田日出男、松田洋治
1988年 / 本編109分+特典映像 / カラー / 片面1層 / LBスコープサイズ
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ある日、一郎(松田洋治)は精神病院のベッドで目を覚ました。記憶を失っている彼の前に現れた正木博士(桂枝雀)らは、彼が殺人犯であるという。また、隣の部屋からは、彼が殺したと思しき妹(三沢恵里)の声が聞えてくる。何が夢で何が真実なのか、一郎の精神は混乱していく……。
映画化などとても不可能と思われていた夢野久作の同名幻想文学に、実験映画の鬼才・松本俊夫監督が果敢に挑戦した意欲作。かねてより前衛的作風で知られる松本作品ではあるが、ここではドラマの脈絡をたどるのも困難な原作を徹底的に分析解体し、論理的ストーリーを再構築することで、彼の作品群の中でもっともわかりやすい作品に仕上がっているのが驚きではあるが、実はそれこそが彼にとって本作における最大の実験でもあったのだろう。映画初出演の落語家・桂枝雀が、作品の怪奇性を増幅させる素晴らしい怪演を見せてくれている。(的田也寸志)