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世界的に有名な日本工業デザインの第一人者、柳宗理が作ったステンレス製ケトル。清潔で丈夫なこのケトルは、使いやすさを徹底的に追求して作られている。熱まわりをよくし、すぐに沸くように底面がとても広くなっている。見た目にもどっしりとした安定感がある。また、ムリな負担を腕にかけなくてもラクにお湯を注げるように、ハンドルの形が工夫されている。毎日使うのに飽きのこない、シンプルで暖かみのあるデザインが人気。グッドデザイン賞を受賞。
従来のケトルと大幅に違うのは、フタの部分の大きさ。フタの直径が大きくラクに給水できる。また内部に手を入れやすく、洗うのがとても簡単。毎日使うものだけに手入れのしやすさは重要。独特の曲線を描いたハンドルは手になじみやすく注ぎやすい。重量は815g。容量は2.5リットル。電磁調理器(IH)使用可能なので、熱源を選ばない。(中村真紀子)
メーカーについて
日本インダストリアル・デザイナーの巨匠、柳宗理(Sori Yanagi)。オリンピックの聖火台や家具、食器、カトラリーなど、作品広範囲に及ぶ。1952年、柳工業デザイン研究会を設立。以来、一貫して「使いよさ」を追及し続ける。その思想には、父であり日本民芸運動の中心的存在であった柳宗悦の影響も少なくない。鍋の持ち手、キッチンツールのカーブ。それら一つ一つが、立体模型により実際に使い勝手を検証しながら生み出されていく。ストイックなまでに贅をそぎ落とし、フォルム、使いやすさ、美しさ、すべてにおいて洗練されたものだけが残る。
日本発、世界のモダン・デザイン。使うことの美しさがここにある。