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シンセによる美しいメロディ・ライン、執拗(しつよう)にたたみかけるギター・リフ、近年のロック・バンド(スミス、エコー&ザ・バニーメン、ザ・キュアー、ニュー・オーダー、レディオヘッド、U2、カメレオンズ)からの影響もあらわな正統派ぶり、お約束の朗々とした甘いテノールを持つセクシーなシンガー。モントリオール出身のスティルスは、セールス・ポイントには事欠かないが、下手をすればインターポールの安っぽいコピー・バンドになりかねない。だが彼らは、単なる物まねに終始することなく、2003年最高のデビュー・アルバムのひとつを作り上げた。
彼らが本格派のバンドであることは、曲作りのうまさからも明らかだ。快い「Lola Stars and Stripes」を一度聴いてみるといい。もう一回聴きたくなるはずだ。そしてもう一度聴けば、1日中頭から離れなくなるだろう。次は歌詞をチェックしてみよう――「僕らはみんな安心感なしではいられない、中流意識にどっぷり浸っているから/でも僕は今も待っている、来週にも化学工場で爆発が起きるのを」(We all need to feel secure, we're so middle class/ But I'm still waiting for next week's chemical blast)――本作が時事的な問題を扱ったアルバムだと分かるはずだ。9月11日以降の状況についても取り上げているが、偽善的ではなく、芝居がかったところもない。
もちろん、皮肉っぽさが皆無というわけではない――たとえば陰うつな「Let's Roll」は、物議をかもし出したニール・ヤングの同名チューンからタイトルを頂戴しているという具合だ。それでも本作は、気高く有意義なポップ・ミュージックとなっている。(Mike McGonigal, Amazon.com)
Album Description
This Montreal four-piece creates a majestic wall of sound through ghostly, swirling pop with haunting melodies, artfully crafted songwriting, and sonic guitar explorations. Featured in Rolling Stone and MTV's Ten Artists To Watch In 2003.